せんかしの雑文

コンピュータゲーム

私は、人付き合いが苦手だ。
これは大人になるにつれて顕著になり、他人とのふれあいは減った。
そんな私の相手をしてくれたのは、コンピュータゲームだった。

今から二十数年前の秋の日、父親がファミコンを買って来た。
父親の暇つぶし用だったが、私の方がはまった。
ちょうどファミコンが最初のブームになって来た頃だった。

次々と目ぼしいゲームを買っては遊んでいた。
アクションゲームが苦手な私は、1つのゲームで長く遊べなかった。
これでは、コストパフォーマンスが良くないなと思った。
当時、ゲームカセットは、1個4千円から5千円位した。

そこで、本体は高いが、長く遊べそうなパソコンを買うことにした。
インターネットはおろか、パソコン通信も普及していない頃だった。
パソコンの用途は、ゲームぐらいしか思い浮かばなかった。

父親も興味を持ったので、年が明けてから、一緒に名古屋の大須に出かけた。
中古でも良いかと、最初にコメ兵を見てみた。
適当な物がなく、第1アメ横ビルへ行った。
見る物すべてが珍しく、何にしたら良いのか迷った。
結局、当時一番売れていた8ビットのパソコンとディスプレイを買った。
全部で22万円位だった。
画面は640×200ドットしかなかったが、すごく綺麗だと思った。

木製の棚を買って改造し、パソコンラックを作った。
初めてのゲームは、人気が出始めていたアクションRPGの『ザナドゥ』にした。
ここから、パソコンとの長い付き合いが始まった。