せんかしの雑文

一番最初の記憶

聞くところによると、人には2、3歳より前の記憶が無いのだそうだ。

本当にそうなのか、自分の一番古い記憶は何だろうかと考えていた。

幼稚園での出来事は覚えているから、5歳頃の記憶はたくさんある。
でも、それより以前の記憶は、なかなか出てこない。
何とか思い出そうとしていたら、古そうな記憶があった。

私が駄々をこねて、祖母の肩をたたいている場面だ。
座っている祖母の肩が、立っている私と同じくらいの高さだった。
おそらく幼稚園へ通い出すずっと前だ。

やっと出てきたのが、これだけだった。
これもたぶん、3歳頃の記憶で、それ以前のことは思い出せない。
記憶力は良い方だと思っていたが、極初期の記憶は無いようだ。

記憶をたどっていると、ずっと昔の事がつい最近の事のように思える時があり、不思議な気持ちになる。
頼りない記憶でも、私にとっては一番の宝物かもしれない。