トラブルの原因
インターネット接続で、ずっとトラブルを抱えていた。
6年前、ADSL接続に加入した。
電話口が1階に、パソコンが2階にあるので、無線LANルータを使うことにした。
以来、インターネットに接続している途中で突然不安定になったり、接続できなくなるというトラブルに悩まされるようになった。
1日に1度か2度くらい、この症状が出た。
モデムとルータを再起動すると、またつながるようになった。
症状を解消しようと、別のルータにしたり、パソコン側のアダプタを交換してみたが、不安定さはそのままだった。
メーカーの異なる2つのルータで同じ症状が出るので、原因はモデムにあるのではないかと思い、ADSL接続業者に問い合わせてみた。
返事は、ルータを介した接続には対応しないのでモデムに直接LANケーブルをつないでくれというものだった。
対応しないと言われては仕方がないので、1階から2階までLANケーブルを引くことにした。
薄いLANケーブルを使ってドアの隙間を通して、何とかつなぐことができた。
ケーブルを使った接続は、それまでとはまったく違って安定していた。
トラブルの原因は、モデムがルータに対応していないことだと思った。
ただ、その時のモデムには、LANの接続口は1つしかなかった。
2台のパソコンを同時にインターネットに接続したい時は、無線LANルータを経由するしかなかった。
そのときは、相変わらず不安定だった。
そして最近、接続業者をCATVに変更した。
そこは、ルータを介した複数台のパソコンの同時接続を認めている。
これならもう大丈夫だろうと、無線LANルータを使って接続してみたが、以前と同じトラブルが出た。
ということは、以前も今回も、モデムが原因ではなかったのか?
モデム、ルータ、アダプタに問題がないなら、一体何が悪いんだ?
ここで、見落としていたものがあることに気がついた。
それは、モデムとルータをつないでいるLANケーブルである。
これは、最初に設置した時、ケーブルが邪魔にならないようにと、わざわざ短いのを買ってきたものである。
まさかこれが原因なのかと、半信半疑で別のLANケーブルと交換してみた。
症状は、ピタリとおさまった。
6年に及ぶトラブルの原因は、たった一本のケーブルだった。
機材の買い換えにかかった費用と、不安定になるたびに無駄にした時間、小さなことを見落とした代償は決して小さくはなかった。
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