せんかしの雑文

懐かしい番組

ケーブルテレビで『海底大戦争 スティングレイ』という番組を見た。
50年も前にイギリスで作られたSF人形劇だ。

次作の『サンダーバード』は何度も再放送されたが、これは子供の時に見たきりだった。
主題歌や原子力潜水艦スティングレイが航行する姿とか、断片的な記憶しかなかった。

まず、デジタルリマスター版だという画面の綺麗さに驚いた。
最近の修正技術のおかげなのか、新しい作品にも見劣りしない。
昔、白黒テレビで見ていた時とは雲泥の差だ。

話の内容は、思っていたよりも派手ではなかった。
サンダーバードのようにメカ中心ではなく、人物のドラマ中心という印象だった。
子供の私の記憶に残らなかったのは、そのせいかもしれない。

マリンビル基地の外観など、細部にもこだわって丁寧に作られている。
だが、メインのスティングレイがおもちゃっぽいのが致命的だ。
全体的なリアリティは、サンダーバードよりも随分劣る。

トロイ艦長を巡る海底人の女性と基地指令の娘との三角関係は、今回初めて気づいた。
これを見ても、オリジナルの対象年齢は高目なのだろう。
日本語版は、トニー谷の余計なナレーションや敵の名前の翻訳など、殊更に低年齢層を意識していて、 このギャップも裏目に出ている。

懐かしい記憶は、ぼんやりとかすんでいる方が良いのかもしれない。