せんかしの雑文

運動部

私は、小学校までは、自分の体力に疑問を持つことは無かった。
遊びや運動で周りの子供に劣ることは無かったし、運動神経も悪くは無かった。

中学生になると、筋力や体力の面で、他の生徒との差を自覚し始めた。
特に持久走が苦手で、タイム計測の日は憂鬱になった。

この頃から、運動部の練習に付いて行けなくなった。
やる気はあっても体が動かず、サボるなとなじられるのが悔しかった。
それに耐えられるだけの図太さも無く、部活から遠ざかった。

自分に無い物の価値を、高くは認めたくなかった。
運動で活躍出来ても大したことは無い、繊細な良さもあるのだと自分に言い聞かせた。

近頃は、全ての基本は体力だと、あらためて思う。
体力が無ければ、他人の役に立つことも出来ない。
運動部の部活で余裕を持って笑っていた人たちが、羨ましく思い返される。