クラッチ交換

XJR走行距離5.6万キロにてクラッチ死にました。
XJRオーナー各方から1200はクラッチ弱い(特にフルパワーキット装着時)と聞いており
そのままにしていたら案の定逝っちゃいました。
そこで今回修理にあたって強化を考えXJR1300’04以降の純正部品を導入しました。
噂ではFJRの145psに耐えられる装備になってるとのことで、早速XJR’04の部品番号
を検索したところクラッチスプリング、フリクションプレート(一部)の変更確認出来ました。
早速部品注文しました所スプリングの外見は全く同じですが、プレートは明らかに違いました。
とりあえずは、純正流用で様子見たいと思います。

交換行程

まずは部品発注ですね。
とにかく強化を考えておりましたが、財政事情もあり派手には出来ずいかにリーズナブルに
出来るかでした。ネット検索にてSP忠男のリーズナブルキット発見したのですが、残念!!
廃盤になってました。
そこでXJR1300’04以降の強化されてることを知り早速発注かけました。

左上:クラッチスプリング(品番変更品)

右上:フリクションプレート(クラッチプレート)
    一番手前と奥に入るやつ(変更無し)

下:フリクションプレート6枚
  その内左3枚が品番変更品です。
  一見して違いますね。

*その他にクラッチプレート(金属)が7枚

部品到着

拡大画像です。
上が新しい品番です。
下は1200の通常の補給品です。

では作業に架かりましょう

まずは、各フリクションプレートをオイルに
漬け込みます。全体にオイルが漬く程度にて
浅漬けかな。

エンジン右側のカバーを開けます。
この際サイドスタンドにて作業します。
そうすればE/Gオイル垂れてきませんよ。
私は駐車場の勾配を利用し気持ち傾け強くしました。
ボルトの長さが違う物有りますので注意して下さい。

左:カバー外れた所です。 上中:カバーの裏側。
右上:何か黒いつぶつぶが?
さらに開けた瞬間に変な臭いが・・・
昔整備士時代に嗅いだクラッチの焼けた臭いだ!

そんな不安に駆られながらとりあえずセンターにある
リングのボルト6本を緩めスプリングを外しました。

←隙間に何か
  黒い固まりが・・・

一番手前のプレッシャープレート     プレッシャープレートとフリクション
外したところ                  プレートと対の金属プレートの裏側。
                         何か焼き入ってない?

クラッチボスとプレートの隙間に大量の
黒いカスが溜まってる!!
まさかクラッチシューの成れの果て?

案の定フリクションプレート一枚づつ
外したら3枚目と4枚目のシューが
無くなりメタル剥き出しとなってました!!

先程隅っこに溜まってた  →
シューの残骸です。     →

今回のクラッチ滑りの原因がこれです。

左2枚と右上と比べれば解ると思いますが、
左は金属面剥き出しになってます。
右上はかなり焼けて炭化してます。

右下は各フリクションプレート間に入る
金属プレートですが焼きが入ってます。

クラッチボス内綺麗に掃除しました。
下にウエスを敷きE/G内にカスが
入らないように。

では、取り外した逆の順番で各プレートを
組み付けいていきます。
変更品の3枚のプレートは奥側に入れます。   

組み付け完了しました。
この後ケースカバー取り付けです。  
ガスケット交換も怠りなく・・・
その後はもちろんフラッシングしエレメント    
E/Gオイル各交換しました。

気持ち重くなった?感有りますが問題なし。
クラッチレバーのアジャストを交換前の2→1に変更。
とりあえずしばし慣らし運転を行い様子見ていきたいと思います。
気になる費用ですが、部品代約2.4万円でした。
現存する強化パーツよりは安上がりかな?

DYNOJET ベンチテスト結果

後記