◆ウインカーランプのLED化
こちらは、空中配線で作ってみました。
黄色LEDは定電流ダイオード(CRD)1個につき5個接続できるので、これを一単位とします。
5単位を一組とし合計25個の黄色LEDをバルブのソケット部に組み付けました。
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5個のLEDを直列に半田付け |
+側にCRDをつけ中央の足を |
5単位を角度に注意して並べてホットボンドで |
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電球のガラスを除去します |
バルブソケットにセットし、ホットボンドで固めます |
使用したホットボンドガン |
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左が電球、右がLED |
点灯した状態 |
リヤ用は角度を広めに |
LED用リレー |
本来のバルブをそのままLEDに置き換えると、所謂ハイフラッシャーとなってしまうので、専用のウインカーリレーに変更する
必要がある。ここでは「http://www.scn-net.ne.jp/~tamotin/to-kou.htm」を参考に自作した。気になる明るさは、21W電球に
比べると幾分暗い感じだが、点滅は「パッ パッ パッ ・・・」と歯切れの良い点滅となる。
・作業する際の注意点
1.ガラスを割る際、バルブソケット部を変形させないようにする
2.バルブソケット部後ろの+端子の鉛を外す際、黒い絶縁体部を割らないようにする
3.ソケットは半田がのりにくいので、−線を半田付けする前に面を荒らしておく
4.ソケットの位置決め用突起とLEDの角度は取付状態を考えて位置合わせをする
その他、LEDランプの製作には参考になるHPはあちこちに数多くあるので取りかかる前に一読した方がよいでしょう。
さて、R100RSへの搭載です。
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このリレー、左右専用の発振回路を持っているので、本来はウインカースイッチの |
取付はいたって簡単、燃料タンクを外してウインカーリレーを抜き差しして交換するだけです。
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赤いレギュレータの右の緑色の箱がウインカーリレー |
リレーを引き抜き、端子49、49a、31を接続 |
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フィルムケースに入ったリレーを押し込む為スタータ |
リヤ側のLEDウインカーランプです。 |
結果
気にしていたタイムラグも無く、スイッチオンと同時に点滅を始めます。電圧計の針もまったく振れず、
省電力という面では良いことずくめです。
注意!! メーターパネル内のウインカーパイロットランプを外すこと!
さもないと、左右のウインカーが同時に点灯してバザードランプになってしまいます。
・・・が、黄色LEDの使用は失敗でした。直射日光が当たると、点いてるかどうかほとんど判らない状態です。
リヤ側はレンズ面が垂直になっているので、日光が入り難いのでまだましですが、フロント側はレンズ面が斜め
になっているので日光が直接入ると全く見えません。
LEDランプの色調について
デジカメでは実際の色調より色が鮮やかに映ってしまうが、果物で言えば黄色LEDはオレンジとか夏みかんの色に
近く、橙色LEDはその名の通り橙に近い色である。
太陽の下では黄色より橙色の方が良いように思われたので、フロント側のみ橙色にした。
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左:橙色LED 右:黄色LED |
インジケータランプについて
確かに点滅するが、左右のウインカーが同時に点灯し、所謂「ハザード」状態になってしまう原因は、RSの
インジケータランプ配線のせいである。
そこでメーターパネル内のインジケータランプを外して、別置きの左右独立インジケータを青色LEDで付けること
にする。また、同時にウインカーブザーも付けよう。
別置きの左右独立インジケータ
フロント側を青色LED、リヤ側をブザーとすることにする。本来なら各配線に直列に入れて、万一点灯していな
い場合には判るようにしたいところだが、その手の知識がないので並列に入れることにする。
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インジケータランプ用青色LED(2個) |
インジケータランプとしてメーターパネ |
5Vブザーと三端子レギュレータ |
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汎用のL型BRKTにのせホット |
シート下のレギュレータ、LED用ウイン |
ブザー用電源はリヤ側の左右 |
◇実際に走行してみて
やはり光量不足の感じです。
ウインカーレンズの色が濃すぎるのか、レンズカットが合っていないのか、それともLEDの光軸が合っていないのか。
今ふうの車のようにレンズがクリアなら良いのかもしれない。
ということで、当面安全上のことも考えてSTDの25W電球に戻すことにした。