◆バギュームゲージの取り付け
用意する部品
1.大森のデュアルバキュームゲージ
自動車用ということで、1.8mのホース2本と三方ジョイント(オリフィス付き)が2個付属。
2.注射針
吸気脈動で負圧計の指針が踊るのを抑える為のオリフィスとして使用。
3.ジョイント
鑑賞魚用水槽にエアを送るホースに使うつなぎとして売られている樹脂製のつなぎ。
大森製負圧計セット |
注射針(使用するのは2本) |
ボール用エア注入針 |
ジョイント |
オリフィスの製作
1.注射針から注射器への接続部分を取り除き、針だけにする。
2.針をジョイントに通し樹脂で固める。
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注射針とジョイント |
針だけにする |
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針とジョイントを樹脂で固める |
使用したホットメルトと完成したオリフィス |
実車への取り付け
1.キャブレターの負圧取り出し口にホースを取り付ける。
STDのビング製キャブにはシリンダ側に取り出し口が付いているのでそれを利用する。
2.ゲージはカウルに付いている時計を外してそこに付ける。
3.キャブから時計の付いていた穴のところまでホースを取り回す。
4.ゲージにホースを繋いで時計のあった穴に収める。
φ52のゲージは時計と同じ外径なのできれいに収まります。
ちょっと見難いですが、キャブ側の負圧の取り出し口にホースを取り付けます。 |
青いのはメータ照明用電源の取り出し。 |
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時計を外した穴からホースを出します。 |
左右を間違えないようにクリップで固定。 |
きれいに収まりました。 |
オリフィスは、キャブから150mm位のところのホースを切って1個づつ付けました。
エンジンを始動すると針がプルプル振れだします。アイドル時は左右とも10cmHg位を指し、右側のブレがやや大きいものの左側は安定している。
配管・オリフィス等影響か、エンジン自体の差か、今のところ判りません。時間をみつけ左右を入れ替えてみる予定。
エンジン回転数を1500rpm〜2000rpmにすると左右とも15cmHg位まで上がる。が、これで正常かどうかは不明。
メータの取り説には「40〜60cmHg」という数値が載ってるが、これに比べると低すぎる。
東名・名神・東海北陸自動車道を350km位走った際には、走行中のエンブレ時に35cmHg付近を指していたが、やはり右気筒ががやや低め。
加速時は15cmHg位で、同じく右気筒ががやや低めを指していた。
と、こんな感じです。