◆ブレーキホースの交換
 以前から気になっていたフロントブレーキのブレーキホースとマスターシリンダピストンを交換した。

部品はすべて英国のmoto-binsから購入した。 
 moto-binsのウェブサイトを見ると、ホイ−ル側のホースは載っているがフレーム側のホースが載っていな
い。そこで問い合わせのメールを出した。

 拙い英語だが、以下が問い合わせのメール。
「hello
 I want two STAINLESS STEEL HOSES,UPPER and LOWER.
 My BMW is 1987 R100RS.
 Please tell me How order.」

 モトビンズからの回答メール。
「Hello
 Sorry these are not on our website so you will need to order either by e-mail or phone.
 The part numbers are 22110S upper @ 17.00gbp + VAT and 21100S lower @ 17.00gbp + VAT
 Regards from Damien」

やはり、ウェブサイトには載せてないようだ。

 メールで注文したところ、当然のようにバンジョー部の銅ワッシャが2枚付いて送られてきた。
費用は、ホースが各17ポンド、ワッシャが2枚で0.5ポンド、送料が4.5ポンドで合計39ポンドだった。
(因みに、ホースはグッドリッジ製かどうか不明。)

ほかに、マスターシリンダピストンキット、グロメットを注文した。
作業して判ったことだが、グロメットの穴径がSTDのゴムホース用でサスメッシュのホースには穴径が大きすぎ
た。

準備した部品

フレーム側ホースと銅ワッシャ
ホイール側ホース
マスターシリンダピストンキット
グロメット
 その他:ブレーキ液、シリコングリス 等

あると便利なツール
注射器またはスポイト
 その他:ビニールチューブ

作業内容
 まずは、タンク、シート、スクリーンを外して作業しやすい状態にした。
リザーバータンクにウェスを巻き付けてオイルが溢れても周りに広がらないようにした後、リザーバーカバー
を外してブレーキ液をスポイトで抜く。
タンク、シート。スクリーンを外す
リザーバータンクにウェスを巻く

 メインフレーム上部にホースジョイントを固定しているバンドを弛め、ブレーキ液がこぼれても良いように
ジョイントの下にウェスを咬ませた後、ホースジョイントを弛める。ジョイントを外した後マスターシリンダ
取り付けボルト(2カ所)を弛めて、ホースとマスターシリンダと繋がった状態で車体から抜き取った。
(これまで付いていた古いホースはかしめている金属部に錆が出ていた。)
メインフレーム部のホースジョイントを外す
マスターシリンダを外す

 サスメッシュのホースを取り回しをオリジナルと変わらないように配管し、取りあえずジョイントを仮止めし
ておく。

 外したマスターシリンダのパンジョーボルト側からホースを外し、反対側のサークリップを外してマスターシ
リンダを分解する。
 心配していたほどシリンダ内部・ピストンは傷んでいなかった。シリンダを洗浄して一時放置乾燥する。

 同様に、ジョイント部を弛める際にブレーキオイルがこぼれないように注意してホイール側のホースも外し、
サスメッシュのホースに交換した。

 サスメッシュのホースはジョイント部がオリジナルに比べて細いので、これまで付いていたゴムグロメットの
穴径が大きすぎた。
 取りあえずジョイントの外側にビニールホースを咬ませてぐらつかないようにした。

 マスターシリンダにシリコングリスを塗ってピストンを組み込み、サークリップで固定してハンドルに組み付
けてブレーキオイルをリザーバータンクに注入した。

 エア抜きは、レバーを指で「カタカタ、、、、」「ひと休み」「ギューギュー、、、」「ひと休み」「カタカ
タ、、、」を繰り返す。はじめのうちは手応えがないが次第に手応えが出てくる。

 気泡が出なくなったところで、改めて握ってみると、以前より固くなった感じであった。ひとまずこれで組み
上げた。(細かい気泡が残ってるかもしれないので、一日置いてもう一度エア抜きを行った。)

ホースジョイントは仮締め
ホースをひねりバンジョー面を合わせて締め付け
外したフレーム側ホースとマスターシリンダ
外したホイール側ホース
グロメット穴径が大きい為ビニールホースを咬ます
グロメット穴径が大きい為ビニールホースを咬ます
交換前
交換後

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