◆フロントフォークのオイル交換
 今回使うオイルは、ヤマハのサスペンションオイルG10とG5。これを規定量の半分ずつ混ぜてG7.5
相当にします。オイルの規定量は「310〜320cc」です。
 標準のR100RSでは、ハンドルを移動する必要がありますが、ボクのRSはハンドルセットバックを付
けているので、用意する工具は、六角レンチ(5ミリ)と10ミリのスパナだけです。六角レンチはロングタ
イプが使いやすいでしょう。
 オイルを注入するには、オイルフィラーとオイルフィラーの先端に付けるビニールチューブがあると作業性
が良いでしょう。
 オイル量を計るメスシリンダも必要ですが、ボクの場合、数ccの違いが判るほどのライテクを持っている
わけではないので、オイルフィラーの目盛りで代用しました。(この辺はいい加減です。)
 下準備として、オイルが飛び散らないようにレジ袋をフォーク下部にガムテープで取り付けます。袋に穴が
開いているといけないので、その下にオイル受けを置きます。

オイルG5とG10、チューブ付きオイルフィラー
フォーク下部にガムテープで貼り付けたレジ袋
 まず、フォーク下部のドレンボルトを外します。チョロチョロとオイルが出てきます。次に、フォークトップ
のゴムキャップを外すと現れるボルトを六角レンチで緩めます。すると、オイルが勢いよく出ますので、飛び散
らないように注意しながら外します。
ドレンボルトを外すと真っ黒なオイルが出てきた。
フォークトップのボルト
下にオイル受けを置く
フォークトップからオイル注入(1)
フォークトップからオイル注入(2)
フォークトップからオイル注入(3)
 レジ袋を付けたまま、2〜3回ストロークさせ、残りのオイルを抜きます。今回は、出てきたオイルのあまり
の汚さに、一度フラッシングをすることにしました。
 ドレンボルトを取り付けて、左右にそれぞれ300cc位オイルを入れます。トップのボルトを仮止めし、メ
インスタンドを外して10回くらいストロークさせて、またドレンボルトを外してオイルを抜きました。
 今度はきれいなオイルが出てきました。(気安めだったかもしれません。)

 ドレン穴とドレンボルト、アルミワッシャをクリーナで洗浄し、しっかり締め付けます。できれば、アルミワ
ッシャを新品にした方が良いと思いますが、今回は洗浄だけですませた。
 ヤマハのサスペンションオイルG10を150ccをオイルフィラーの目盛りを目安に入れ、次にG5を入れ
て約320ccにした。
 ビニールチューブをフォークトップのボルト穴に突っ込んで注入し、最後にボルトを締め付けて完了です。フ
ォークトップのボルトにもアルミワッシャがありますので、忘れないように。

 フロントブレーキを握って、その場でストロークさせた感じでは、ナンカ良くなったような気(気分だけ?)
がします。

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