旅先スケッチ(四国巡り)

3日目 2012年5月5日(土)その1
宿毛〜愛南〜宇和島



4:50起床、道の駅「すくも」の朝(14℃)(5:07)
道の駅「すくも」の朝


R321を北上し宿毛市街へ
ファミレスのジョ○フルで朝食
モーニングメニューの幕の内朝食(499円)
ファミレスでの朝食は、一人旅では初めて(13℃、850km)(5:34)
幕の内朝食で腹ごしらえ


R56を西進し愛媛県に入る
路面には対空標示が
今日の行程ではずっと目に入ってきた標示である
「東南海・南海地震時発生等における道路の被災状況を迅速かつ的確に把握することを目的として
ヘリコプターから視認できるキロ程を車道路面に1km毎に標示するもの
交通事故発生等に際しても、速やかな地点把握や事故処理など、的確な交通事故処理等に役立つ」
平成23年度に設置されたばかりとのこと(6:16)
(以上、国交省四国地方整備局HPより)
R56起点の高知から157km


R56からr320→r34で、外泊石垣の里に到着(17℃、882km)
到着前からトイレに行きたくなって
案内看板にあった、石垣の里から少し歩いたところにあるトイレへ
が、ドアが開かない?
夜間施錠してあるのかとあきらめて去ろうとしたら
トイレ前の駐車場に車を停めて休憩している60代ご夫婦のうち旦那さんが
「ドアは重いだけで、開いてるよ。さっき入れたから」
トイレから出て改めてお礼を言った(本当に助かった)
車などの雰囲気から、ここで車中泊されたんだと思われる(6:48)
外泊石垣の里に到着


「外泊地区は、隣接する中泊地区の人口が増加した幕末、
当時の集落の指導者でもある当主が分家移住を発案し、
次男三男を対象に募集し興したといわれる」
(現地案内板より)(6:48)
集落におじゃまします


「家々の周囲に積み巡らされた石垣は
外洋からの強風や塩害から、家屋を守るため造られたもの」
(現地案内板より)(6:52)
海風から家屋を守る石垣


空いている区画を利用して
ひな祭りの展示会場としていた
(祭り期間は終わっていたが、展示は続けられていた)(6:53)
ひな祭り会場になっている区画


人形は石垣にも散りばめられていた(6:53)
人形は石垣にも


このくぼみは、遠見の窓
「家の中から海や風の様子を見るため
石垣にくぼみを作りその位置に窓を設けた
風や波の様子でその日の釣行の是非を決めたり
漁師の妻が夫の帰りを待って海を眺めていたのでしょう」
(現地案内板より)
という訳で、すぐ脇には「縁結びの遠見の窓」の看板も(6:55)
縁結びの「遠見の窓」


ひな壇の最下段には「西浦小学校一同」とあった
その学校はあとで登場することになる(6:55)
にぎやかな遠見の窓


散策を続ける
山の斜面に家々が並んでいるため
地区内はスロープや階段ばかりである(7:01)
家々の隙間を抜ける階段


遠見の窓を外側から見るとこのような形(7:02)
外から見た遠見の窓


外泊集落を出てすぐにあった表示板(7:12)
「地しんきた つなみもくるぞ さあにげろ」


学校と思われる建物を海沿いに発見
防波堤には「青い海 緑の山 よごさないで みんなのものです。来た時よりも美しく!!」
編集時に調べたら、石垣の里のひな壇に記してあった(旧)西浦小学校だった
これらメッセージは、閉校時に書かれたのだろうか…(7:15)
旧西浦小学校


平成23年3月に閉校し136年の歴史に幕を下ろしたこの小学校
平成24年度より、愛媛大学水産研究センター施設として利活用されるとのこと
(愛南町教育委員会HPより)(7:15)
研究施設として生まれ変わる


来た道を戻って、R56に復帰し道の駅「みしょうMIC」に寄る(18℃、894km)
R56を北へ向かう(7:57)
お遍路さんとともに


宇和島市に入ったところ、柿の浦付近にて
海が見渡せたのでちょっと停車
海の底が見えてきれい…
左手は由良半島(8:14)
宇和島市津島の柿の浦


鳥が飛んでると、つい撮ってしまう(8:15)
気持ちよさそうに飛んでいた


R56→r37→r345で遊子水荷浦(ゆすみずがうら)の段畑へ
まずは南側の対岸にある魚見の丘より段畑を望む(9:07)
南側から段畑の遠景


段畑のそばには観光客用駐車場と休憩所、みやげ屋が整備されている
車を停めて、いざ…(21℃、943km)(9:19)
駐車場より段畑を見上げる


案内看板には眺望ポイントがイラストで記されていたので
頭に焼き付け上り始める(9:23)
いざ段畑へ


スロープを上っていく(9:24)
ぐんぐんと高度が上がる


空に向かって伸びるレタス(9:24)
空に伸びるレタス


スロープの下もぎっしりと段畑が(9:25)
すぐ足元にも段畑が


葉の緑、石垣、土の色の組み合わせが美しい…(9:29)
葉の緑色が映える


段畑には無数のモノレールのレールが敷かれている
効率的な作業には必須の乗り物だろう(9:30)
段畑に必須の乗り物、モノレール


他に数組の観光客が段畑内を散策していた
海の眺めも良い(9:32)
畑の前面は海である


じゃがいも収穫中の区画
春先の4月に収穫される早掘り馬鈴薯は水荷浦名産とのこと
(休憩所にあった案内板より)(9:32)
じゃがいもがざくざく


写真ではそこまでわからないが
下を見下ろすとかなりの急傾斜を感じる(9:33)
急斜面を実感


「国指定 重要文化的景観 遊子水荷浦の段畑
…中略…岬の東南側の急斜面には、等高線に沿って小さな石を積み上げて形成された
壮大な雛壇状の畑地が展開し、水荷浦をはじめ宇和島市周辺では『段畑』と呼ばれている」
(休憩所にあった案内板より)(9:36)
段畑の中でも斜面が広い部分を望む


じゃがいもを収穫されている方々(9:36)
収穫作業中


観光遊覧船と、馬鈴薯地方発送の案内も…
海と山がこれだけ近いと、一度に案内できる
案内板にも「半農半漁の里」という言葉があった(9:38)
海と山のコラボレーション


散策も終盤に(9:44)
スロープは下りへ


畑は海側の民家いっぱいまである(9:47)
無駄のない土地利用


収穫物をたくさん積んで(9:50)
モノレールが大活躍


段畑の駐車場のそばから水荷浦を望む(9:57)
穏やかな水荷浦


段畑には1時間弱滞在
出発してちょっと走ったところから段畑を望む(10:11)
段畑の見納め

つづき(3日目その2へ)

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