愛知県大府市(自宅)〜長野県中川村(ICV)
2泊3日チャリンコキャンプ

 

 2005年3月20日、ICVのスタッフ「ツナくん」が自転車でヨーロッパにむかって旅立った。
その日、一緒にICVに連れて行ってた中学生の甥っ子が、ツナくんの旅と夢の大きさ、素晴らしさに影響を受けてしまい、「俺も大府からここまでチャリンコで来ようっかな〜」などと言い出した。

 少年の心を持った僕(?)も当然それに軽〜〜いノリで反応するわけで、当初はほんとに軽〜い気持ちで考え、好き勝手に計画を練り、そうこうしているうちに段々と現実味を帯びてきて、後には引き下がれなくなり、、、

 そんなこんなで7月16日、3?才会社員と中学3年生 二人の少年の旅がスタートしたのであった〜。   ちなみに僕ら二人、自転車はド素人です(^-^;)

      今回のコース→
       大府から豊田、足助、稲武を抜けて平谷にて1泊。
       翌日、治部坂峠を越えて飯田から中川村へ・・・
       地図上の走行距離約170キロ。

2005年 7月16日(土)

朝、3時半に起床、4時10分に出発。
2日目はなるべく距離を短くしたい。だから今日はなるべく距離を稼ぎたいということで、治部坂の手前、平谷までの約100キロを予定。未知の旅なので早めに出発するのは当然なのだ〜。

←まだまだ元気です。だって出発前ですから〜(笑)

          出発から約1時間。まだまだ元気!

快調なペースで豊田市街を抜け、足助・香嵐渓へ。。。約45キロを休憩しながら3時間ほどで辿り着きました。なんだかいい感じ〜〜^^


    勘八峡にてちょっと休憩                   香嵐渓                       その近くのコンビニにて腹ごしらえ


・・・・・と、わりと余裕だったのはここまででした。ここから伊勢神トンネルに向かって一気に上り坂になってきます。僕はこの区間で何回も足がつりました。疲れたから自転車を降りようとする時、あるいは漕ぎだそうとする時、足の太ももが「ピキッ!!」とつって身動きが出来ず、叫び声を上げていました(>o<)
この時の二人に笑顔は一切無く、「引き返すならまだ間に合うぞ〜!」と半分冗談、しかしながら半分本気の言葉が・・・
唯一の救いは、途中sawatakuファミリーが後ろから応援にやってきて(本当はキャンプに行く途中なのだが)、差し入れにドリンクをくれたこと。ありがたかった〜
10時半頃、伊勢神ドライブインに到着!香嵐渓から15キロ弱。ってことは1時間で5キロペースでした。遅いっ!!

   半分以上、押してました                  「ふ〜〜〜〜ぅ」の一言です                ピースサインしか知らない甥っ子

そして今回の難関、「伊勢神トンネル」へ。
考えたルートは二つ。
一つは満足な歩道も無く長〜い新伊勢神トンネルをトラックにひかれる恐怖を味わいながら頑張って駆け抜ける。
二つ目は少し遠回りしてトラックの通る心配のない旧伊勢神トンネルをのんびりと抜ける。もちろん別の恐怖が付いてくるのですが・・・

選択したルートは当然後者。ちなみに甥っ子は超びびり屋さん。
だが強制的に記念撮影をしてあげました。

今回起こったホントの事。トンネルの中で甥っ子の自転車ライトが点灯しなくなりました。おまけに途中で2回もホルダーから落ちました。ありえません。もちろん抜けた後には正常に戻りました。ですがこのトンネルを抜けた後、ICVに着くまでの間、甥っ子は出会うすべての犬に吠えられ続けました。犬には何かが見えたのでしょうか?今だから話せる笑い話しです^^

トンネルを抜け、ちょっと下り坂もあり、伊勢神から約10キロ走った稲武の道の駅に到着そして休憩。たこ焼きや蕎麦、ソフトクリームをお腹に入れた。
13時、平谷に向かって出発!このあと約25キロ、地獄のような上り坂が続くのであった。。。

←二人とも少し進んではこの状態。カーブを曲がったら下ってるといいなぁ、、と期待すると
決まって必ずまた上り。


    

      

坂の途中でガラの悪いオッサンにからまれる・・・(-_-;)
      ・・・ってよく見たら、なんと紺家のパパだぁ〜〜
      ファミリーでわざわざ励ましに駆けつけてくれました。
本当に嬉しく、元気100倍って感じになった。

当初の予定では遅くとも4時には宿泊地である平谷に着く予定だったのだが、結局5時半になってしまった。
後半は写真すら撮る余裕もなく、坂道をひたすら前へ、、、一歩でも前へ、、、って感じでがむしゃらに進んだ。

宿泊地に着き、温泉施設「ひまわりの湯」に入り、近くのJAで食材を買い、ランタンを灯して食事。
メインディッシュはカレーうどん、つまみに焼豚。
疲れたので9時には就寝です。また明日頑張るど〜〜〜〜!

本日の走行距離約100キロ。所要時間(休憩含む)約13時間半。


2005年 7月17日(日)

朝5時半に起床。朝飯(カップ麺)食べて、テントを撤収して、7時ジャストに出発!!
と思いきや、甥っ子の財布が行方不明。道の駅の駐車場で念のためテントを広げてみると、、、中から財布が。良かった良かった。

しかし、足が痛い。膝が痛い。ケツ(お尻)が痛い!こんな状態で残り60キロ、行けるのだろうか??

←治部坂峠 標高1187メートル。見えているのはトンネルではなくて雪よけ用のシェルターみたいなもんです。

 出発していきなり坂が続く。それもかなりの勾配で。。。
 大ざっぱに言うと、恵那山の南側を旧三州街道(信州と三河をつなぐ道)として通っている国道の最高地点が治部坂峠。恵那山の北側を通るのは中央自動車道で、峠を越えるのは面倒なので長〜〜い恵那山トンネルを掘ったわけです。今回の最大の難所、治部坂峠。。。考えてみれば標高1200メートルの山に素人が自転車で登って行くのは結構大変なことですね。
 平谷から治部坂まで約5キロの坂道、大半を押しながらのぼって、それでも1時間以上かかってしまった。途中、軽快に追い越して行くライダー達の後ろ姿、かなり羨ましかった。 そして治部坂峠を越えて、スキー場前の売店付近で休憩していると・・・


見覚えのあるキャンカーから見覚えのある顔が・・・

そう、なんと日比さんちが応援&差し入れに来てくれました。
なんと昨夜は平谷の道の駅に夜中からP泊していたとのこと。僕らが近くのキャンプ場で就寝中だったことも知っていたようです。
いや〜、本当に日比家の行動力はすごい!!!

スポーツドリンクとオロナ○ンCを頂いて、「元気ハツラツ〜〜!」になりました。ありがとです!!


         紹介が遅れましたが、これが今回の僕達の装備&自転車→
 当初のママチャリで行く計画に比べるとかなり立派な自転車になりました。というのも、僕のHPを見ていてくれてたICVの常連さんの土本さんから「MTBを貸してあげるよ〜」、そしてしかも同じ日にICVに行ってるので「帰りも乗せてきてあげるよ〜」という有り難いお話しを頂き、遠慮なく甘えることにしたのです。 で、右側がその貸して頂いたウン十万円の自転車で今回僕が乗りました。左がもともと僕の自転車ですが甥っ子が乗りました。装備は必要最小限の着替え、雨カッパ、クッカーなどをバッグに入れお互い背中にしょって、そして僕の方のリヤにテント等を積んでます。 テントはいつも使っているユニフレームのAG-DUOでしたので、ツーリング用テントに比べると重く、これがかなりの負担になりました。旅館やバンガローに泊まればもっと楽だったのでしょうが、やはりテント泊が基本でしょ!

 

治部坂峠を越えたら基本的に阿智までず〜っと下り坂(長いところで7.5キロの下りがありました)、そこから飯田に入って、松川を通って中川村へ。多少のアップダウンはあるもののこれまでの道に比べたら大したことはありません。ただ疲労と暑さのせいで、平たんな道でも辛かったです。正直、写真を撮るのも忘れて必死に進んでました。
 で、中川村に入る。ちらっと見た案内看板に標高が480、490メートルと書いてあった。まてよ〜、ってことはたしかICVは標高900メートルくらいのとこにあるから、また400メートル位登るのかぁ?? 伊那谷特有の河岸段丘のせいなのか?坂がきついみたい。。。国道沿いのスーパーチャオに1時半過ぎに到着。しばらく休憩して2時に出発。ICVまで約10キロ。ほとんど上り坂。4時までには着けるかな?
でもここまで来たら後は気合いあるのみ! 坂の途中で、ICVから帰る途中のキャンパーらしき車と何台かすれ違ったが、きっと「変な二人組がおるなぁ」と思われていたであろう。

「ICVまであと100000cm」の看板が。
遠いようで近いぞ〜〜!

             

ついにICV入り口まで到着!偶然にも鈴木さん(オーナー)に遭遇したので記念写真を撮ってもらいました。
マジで涙が出てきそうになりました。

最後の場内の管理棟までの上り坂、気合いで上れ!の指示を受け、最後の最後の気力・体力をふりしぼり、上りきりました。

無事に完走! ゴ〜〜〜〜〜ル!!!(15時45分)


到着後、泡の出るコーラと泡の出るビールで乾杯!


なんとICVにドンキチさんからお祝FAXが届いてました。

僕らのサイト。バンガロー前のサイトです。

こちらは奥の方にある「S」サイト。

そこには りょうまなファミリーが。今回、食事や酒など大変お世話になりました。一緒に1時くらいまで呑んでたかなぁ。

そして自転車を貸してくれた土本さんち。この方に感謝はしてますが、、、絶対に買い物の仕方がおかしいです!(笑)

キャンプ場は連休とあって賑わっていました。
↑ICV恒例の玉ねぎ染めバンダナ作り

楽しいネイチャーゲーム

まなちゃん、「こどものかくれが」で ブランコ〜〜

3日目の朝、お天気良好、空が青い!・・・

緑も濃い!・・・

いつも車で来ている場所に自転車で来たなんて、、、
俺達ってすごいじゃん!!^^

 自転車を貸してくれた土本さん、食事をご馳走してくれたりょうまな家、ベ−プマットを提供してくれた?sawatakuさん、道中に応援や差し入れをしてくれた紺さんや日比さん、掲示板やメールにて励ましのメッセージをくれた方々、そして到着を出迎えてくれたICVの皆さん、本当にありがとうございました。おかげで生涯忘れられないであろう素晴らしい体験・チャレンジが出来、思い出が出来ました。
 皆さんも自転車での小旅行、たまにはいかがですか? けっこういいもんですよ〜。

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