そのことのために、そこことをつくす。只今のために、只今をつくす。

イメージ写真「蓮」

宇宙稲荷

宇宙稲荷大明神

宇宙稲荷大明神写真

様々に姿を変えながら、生きとし生けるものすべてを迷いや苦しみから救い出してくださる観世音菩薩。当山は、この観世音菩薩の「衆生済度」生きとし生けるものを救うことの御教えより発願し、観音堂「慈雲閣」を建立しました。本尊様は徳川家康の生母於大の方より寄進の千手観世音。 葬儀・法事・その他の法要等、多目的ホールとして、広く利用されることを期待している。また、毎月17日、一般信者参加の「観音講」を開き、住民の安泰を願って法話と読経を行っている。

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狐の嫁入り〜「ひがしうらの民謡」(東浦町発刊)より〜

乾坤院境内のお稲荷さんは、もと緒川城にまつられていたもの。徳川家康の母、於大は、緒川城で生まれこのお稲荷さんのもとで育ち、六歳の時刈谷城へ移り、そこから岡崎城主、松平広忠のもとへお嫁入りすることになった。

お嫁入り当日、両家の縁組に反対する者が途中の道で待ち伏せしていることを知り、お稲荷さんのおふだを持って、行列は少し回り道して安全な野道を行くことにした。

さて、こちらは岡崎に入る道。反対派の一団が花嫁行列を待ち伏せている。雲もなく晴れわたっているというのに急に雨が降り始めた。そこへ花嫁の行列が現れ、一団の侍が飛び出したところ、あら不思議。行列が消えてしまった。その騒ぎをよそに、野道を行った於大の行列は無事に岡崎城へ入ることができた。

このことから、天気がいいのに雨が降ると「狐の嫁入りがある」と人々はうわさするようになった。

狐の嫁入りイラスト

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