泌尿器科情報局 N Pro

症例004

症例提示、UDS提示

85才 女性

主訴 尿失禁

既往歴 特になし。

現病歴 知らない間に尿失禁があり近隣の泌尿器科を受診し、様々な薬物治療を受けるも無効であり、当院紹介受診となった。

ADL 自立

認知機能 年齢相応。

古い症例であり記録が残っていないため、検査前の評価が少なく申し訳ありません。
UDSが行われました。

UDS(PFS)

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尿失禁の精査目的でUDSが予定されていますので、注水を途中で止めて、ストレステストなどを行っています。短い時間で急に腹圧が上がっているのは咳テストです。やや低めの圧で10秒程度腹圧が上がっているのは腹圧をかけさせている所見です。失禁はQuraに記録されています。FDは記録されていますが他には患者さんは検査中に何も訴えることがあリませんでした。つまり尿失禁も全く気付いていません。

UDS所見を考えてください