泌尿器科情報局 N Pro

症例038

症例提示、UDS提示

76才 男性

主訴 尿閉

既往歴 特記事項なし

現病歴
飲酒後に尿閉となり救急外来受診。導尿で1,500ml流出。その後自排尿あり。
翌日泌尿器科受診。

検尿 異常なし

採血 Cre0.7 PSA3.8

前立腺エコー

経過 タムスロシン処方し経過観察とした。3ヶ月内服を継続し、自覚症状改善したため本人希望で内服中止となった。タムスロシン中止3ヶ月後に再度尿閉となり、他院で導尿うけ、翌日泌尿器科再診。

前立腺エコー

経過
手術を勧めたが拒否。タムスロシン処方。
さらに半年後(初診から1年後)に、3回目の尿閉となり来院。導尿で400ml流出。
UDSを予定した。

UDS

(クリックで拡大)

残尿はありませんでした。EMGはきれいに拾えていません。UDSを判断してください。
今回の症例は、病態はそれほど難しく考える必要はありませんが、UDS波形をよく見て欲しいと思います。