大府市社会福祉協議会総合ボランティアセンター設置35周年記念事業
おおぶ ボランティアフェスティバル
〜もう一歩もう一歩、輝き続けよう!〜
平成26年1月25日(土) 於;大府市勤労文化会館
高石ともや「陽気にゆこう」コンサート&ボランティアトーク コーディネーター:天野鎮雄(愛称あまちん)
左から天野鎮雄氏高石ともや氏、私
私のトークの概略内容
ボランティア活動の参加動機
就職でこの地に住みつき、退職するまで地域社会との繋がりは全くありませんでした。この地域社会にうまく溶け込むことが出来るのか不安でしたが、ボランティア活動に参加することで地域社会との繋がりを作ろうと考えました。当時は、ボランティア活動は楽しいものではないと思っていました。
大府市国際交流協会でボランティアを募集しているのを知り、勇気を出して恐る恐る申し込んだのがボランティア活動の始まりでした。
そこで知り合った仲間と勉強しながら協会のホームページを立ち上げましたが、ホームページ作成の面白さにのめり込み、趣味のひとつになりました。
その後ホームページ作成のボランティアグループが結成され参加しました。
会社を退職し、地域社会に繋がりを求める人たちへ
活動紹介
ホームページ作成サポーターは市内の公共団体、福祉施設、ボランティアグループのホームページ作成、更新のお手伝いをしています。活動は依頼されたホームページ作成毎に小グループを結成し、定期・不定期に集まり、意見を出しながら作成・更新作業を進めています。
現在女性7名、男性4名の11名。60歳代、70歳代が中心で、シニア世代が頑張っているパソコン大好きなメンバーです。
活動していて女性の元気がいいのに驚かされます。おしゃべり大好きで、すぐに新しい仲間が出来るようです。一緒に活動していると元気がもらえます。
スライドで紹介してあるのは、私たちの活動の写真と大府市社会福祉協議会ホームページの表紙です。
ボランティア活動の楽しさは
1. 自分の趣味、得意な事を活かす楽しみ
ホームページを作る面白さを知り、私の趣味の一つになりました。そしてそれを活動の中で活かせる楽しさを味わっています。
2. 仲間との交流を楽しむ
ボランティア仲間との交流そのものが楽しい。情報交換、食事会、時には悩み事相談まで、プライベートなお付き合いまでに進む仲間もいます。
3. 仲間と一緒に作り出す喜び
会社勤務時代にも経験しましたが、仲間と協力して一つのものを作り出す喜びを味あうことが出来ます。一人で作り出す喜びとは違う達成感が得られます。
4. 依頼先に喜んで頂ける時の満足感
完成した作品を依頼先の方々が喜んで頂ける時の満足感は何物にも代えがたいものです。
5. 新しい技術にチャレンジして、技術が向上する喜び
依頼先から「このような物が出来ないか」との要望や「このような物を作りたい」という課題に取り組み、仲間と勉強しながら完成させることにより、スキル向上が得られます。
6. 活動を通じて色々な人との出会いがあること
7. 結果として、自分自身の成長になっている
ボランティア活動を始める前は、ボランティア活動は楽しいものではないと思っていましたが、今は楽しさにのめり込んでしまいました。短くても10年は頑張ろうと思い活動に参加して13年が過ぎましたが、今は体力的、能力的に続く限り頑張りたいと言う思いになっています。
ボランティア活動への参加を!
退職しボランティア活動への参加を考えているが、もう一歩を踏み出せない方々に、私の経験からのアドバイスです。
第1ステップ 自分の趣味・特技を見つける。
大府市内に公民館、社会福祉協議会、コラビア等で色々な講習会、教室が開催されています。また公民館、石ヶ瀬会館、老人会等では色々な趣味の同好会があります。それに積極的に参加し、自分の趣味を見つけてください。
第2ステップ 趣味・特技を見つけたら、気の合う仲間を集めること。
大府市内に公民館、老人会等に色々な趣味の同好会、クラブがあります。そういう所に参加して気の合う仲間を見つけるのもいいでしょう。
第3ステップ 気の合う仲間と趣味・特技を活かせるボランティア活動を捜す。
すでに趣味や特技を活かしたボランティアグループがたくさんあります。そこに参加されるのも良いし、別のグループを結成するのも良いでしょう。
ボランティアセンターに相談して頂ければ、良いアドバイスがもらえます。
「自分が楽しんでやっていることが、誰かの役に立っている、誰かが喜んでくれる」これがボランティア活動を長続きさせるキーワードのようです。
最後に
ボランティアセンターに登録されている約1800人の人が、ボランティアメンバーとして活躍されています。活動後に「ありがとう」「また来てね」「ご苦労さん」という一言が嬉しくて活動を続けておられる方が大勢おられます。人は「誰かの役に立っている」「誰かに感謝されている」「誰かに喜んでもらえる」という実感を持てることが、やりがい、生きがいに繋がっているようです。
感謝の気持ちをぜひ言葉で表して頂けると嬉しいです。この地域にボランティア活動の輪が広がる土壌が出来ればと思います。
大役を終えて・・・
パネラーとして出演依頼があった時は私でいいのかと迷いましたが、私の経験したことなら話せるであろうと受諾しました。司会の天野さんとは自己紹介がてら一度お会いしただけで、私の話が出来る内容のメモを渡しただけでした。高石さんもトークに加わることになっていましたが、天野さんも当日まで打ち合わせは一切ありませんでした。どうなることかと心配の日々が続きましたが、さすが天野さん高石さんともプロ、当日は天野さんに上手く乗せられて、あっという間に終了しました。終了後に皆さんから良かったという評価でほっとしました。

後日談
当日、来賓として来られた愛知県社会福祉協議会の方に乞われて、2月27日(木)愛知県社会福祉会館で開催された市町村社会福祉協議会ボランティアセンター担当者会議でのパネルディスカッションのパネラーとして参加しました。コーディネーターは金城学院大学の柴田謙治教授、パネリスト4人の内私はボランティア活動者としての体験を語りました。内容はボランティアフェスティバルの内容に加え、ボランティアセンターとの関わり合いについてでした。
午後のグループワークにも参加し、若い職員とのディスカッションも楽しいひとときで、刺激を受けました。
約50名の参加者のアンケートで、ボランティアをやっている方からの話が聞けて参考になったとのコメントがありました。