別府地獄めぐり ![]() 別府市内には多くの地獄が存在するが、その中でも地獄めぐりで有名な地獄組合に加入しているのは海地獄、鬼石坊主地獄、山地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄、血の池地獄、龍巻地獄の8つ。このうち血の池地獄、龍巻地獄はやや離れて柴石温泉にあるが、他の6つは鉄輪温泉に集中している。 8地獄共通観覧券料金 2000円 |
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1.山地獄 山地獄(やまじごく)は、他の地獄のように池に温泉を蕩々と湛えるのではなく、岩山の山裾付近の各所から水蒸気が吹き上げている。その水蒸気の熱を利用してミニ動物園が併設されている。 54年前の集合写真はこの場所と思われる。 |
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青春の頃 | 半世紀強の時を経て・・ | |||||||||||
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2.鬼石坊主地獄 鬼石坊主地獄(おにいしぼうずじごく)は、坊主地獄同様に熱泥がそこかしこで吹き上げている。閉鎖していたが、2002年(平成14年)12月16日に約 40年ぶりにリニューアルオープン。「別府地獄組合」に加盟した。本坊主の後に出た地獄ということで、新坊主という呼称も昭和30年代まではよく用いられた。鬼石とは、当地獄の最初の所有者の屋号である。坊主地獄よりも色が白みがかっており、熱泥のたぎり方もやや弱い。 54年前には本坊主を訪ねているが、現在の地獄めぐりコースにない。 |
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54年前の坊主地獄で・・ | 半世紀強の時を経て、鬼石坊主地獄で・・ | |||||||||||
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3.海地獄 海地獄(うみじごく)は、1200年ほど前に鶴見岳の爆発によって誕生したとされる。硫酸鉄によってコバルトブルーの一見涼しげな色をしているが、その温度は98度で、泉脈までの深さは200mにも達する。地獄に隣接した池では温泉水でオオオニバスが栽培されていて、お盆のシーズンには大きく育った葉の上に児童を乗せるイベントがある。卵を入れた竹籠を青い地獄の湯に浸けて茹でた温泉卵が名物である。なお、当地獄は別府の地獄の中で最も広大であり、群を抜いている。 |
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青春の頃 | 半世紀強の時を経て・・ | |||||||||||
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4.かまど地獄 かまど地獄(かまどじごく)は、竃門八幡宮(かまどはちまんぐう)の大祭でここの噴気を使って神前に供える御飯を炊くことからこの名が付いた。他の地獄をダイジェストにして集めたような雰囲気で、それぞれ「地獄の一丁目」から「六丁目」と名付けられている。昭和30年代前半までは柴石温泉の近くにあり、血の池地獄や龍巻地獄と同じく鉄輪の地獄地帯からは離れていたが、湧出量が減少したことから鉄輪に移転した。 |
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青春の頃 | 半世紀強の時を経て・・ | |||||||||||
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5.竜巻地獄 龍巻地獄(たつまきじごく)は、間欠泉として知られる地獄。20〜40分間隔で噴出する(降水量で変化するとされる)。アメリカ・イエローストーンなどの物と比べて噴出間隔が短いのが特徴である。気圧の高い地下深くで熱せられた湯は摂氏150度にも達するが、噴出直後に減圧によって気化し100度以下となる。以前は開放された環境であったが、観光客のいる場所まで飛び散ると非常に危険であるので、噴出孔には石の天井が設けられており、周囲も完全にコンクリートで固められており、いわゆる間欠泉のイメージからはかなり遠い外観となっている。別府市の天然記念物に指定されており、2009年(平成21年)には別府の地獄として国の名勝に指定された。 |
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54年前、噴出を見たのか? | 半世紀強の時を経て・・ 噴出は終わり近く(左写真) | |||||||||||
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6.鬼山地獄 鬼山地獄(おにやまじごく)では、緑白色の熱水をたたえた池を中心に、その熱を利用して広大なワニ園が整備されていてイリエワニ、シャムワニ、メガネカイマンなどの約100頭のワニが飼育されている。このため、別名ワニ地獄とも呼ばれる。ワニの飼育は1923年(大正12年)に始められたもので、1925年(大正14年)から1996年(平成8年)まで生きた世界最長寿記録を持つワニ「イチロウ」の剥製もある。シンボルとなっている建物はマレーシアのサラワク州から移築されたもの。54年前の写真はないが、訪ねたのか記憶にない。 |
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7.白池地獄 白池地獄(しらいけじごく)は、含ホウ酸食塩泉で、噴出するときは透明だが、外気に触れ温度が下がると白濁することからこの名が付いた。熱帯魚館が併設されている。2009年(平成21年)、別府の地獄として国の名勝に指定。 54年前の写真はないが、訪ねたのか記憶にない。 |
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8.血の池地獄 血の池地獄(ちのいけじごく)は、『豊後国風土記』や『万葉集』にも「赤湯泉」等としてその存在が見える歴史ある地獄。酸化鉄などによって朱色に染まっていることからこの名がある。1927年(昭和2年)には高さ220mにまで達する大爆発を起こしたという。別府八湯温泉道に加盟している足湯があり、地獄の湯を体感することもできる。また湯の沈殿物を利用した皮膚病薬「血ノ池軟膏」や入浴剤など、同地獄オリジナルの土産物も販売されている。2009年(平成21年)、別府の地獄として国の名勝に指定。54年前の写真はないが、赤い池を見たような記憶がある。 |
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場所不明 | 地獄間を歩く | この観光バスで移動 | ||||||||||
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地獄蒸し弁当を食べる | 花も綺麗 | |||||||||||
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別府 泉都とも呼ばれる別府市には、鶴見岳(1,375m)と約4km北にある伽藍岳(または硫黄山、1,045m)の二つの火山の東側に多数の温泉が湧き出ている。また、奇観を呈する自然湧出の源泉を観光名所化した別府地獄めぐりなど観光スポットも充実しており、毎年1,000万人を超える観光客が訪れる。豊かな温泉資源は観光や、市民生活だけでなく、古くは明礬の生産から、地熱発電、医療、花き栽培、養魚業、最近では温泉泥美容まで、様々な産業に幅広く利用されている。 54年前、「鶴の居ホテル」に宿泊との記録があるが、現存していない。当時、別府から船で瀬戸内海を神戸に向かった。 |
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別府タワー 別府タワー(べっぷタワー)は、大分県別府市にある観光塔である。旧名、観光センターテレビ塔(かんこうセンターテレビとう)。高さは90m。名古屋テレビ塔、通天閣に次ぎ、日本で3番目に建てられた高層タワーで、別府観光のシンボルとして親しまれ、国の登録有形文化財に登録されている。 |
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54年前のタワー | 周辺は変わったが、今も変わらぬタワー | |||||||||||
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その他 | ||||||||||||
竹瓦ゆうぐれ散策 北浜界隈に宿泊する人たちを、ボランティアの人が夕食までの時間、周辺を約1時間散策案内してくれる。毎日開催しているようで、今回は私たちを含め4名の参加者があった。湯の町・別府の古き良き時代の名残を残す路地裏や、数多くの共同湯や地元住民から愛されている老舗を訪ねる。これまで知らなかった別府温泉の魅力と出会える。 |
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竹瓦温泉 | 海門寺 | 天然記念物海門寺のクロマツ | ||||||||||
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路地裏の食事処 | 閑散としたアーケード内 | ん?木が座って一休み | ||||||||||
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高崎山自然動物園 ![]() 高崎山自然動物園(たかさきやましぜんどうぶつえん)は、大分県大分市の高崎山にある大分市立の自然公園である。 の麓にある万寿寺別院の境内に、高崎山の山中に生息する野生のニホンザルに餌付けを行う猿寄せ場が設けられており、観光客は檻を隔てずにニホンザルの姿を見ることができる。 |
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54年前 | 半世紀強の時を経て・・ | |||||||||||
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昭和35年の修学旅行客の写真が展示されていた。私が訪ねたのは昭和34年。 | ||||||||||||
国道にバスを駐車し歩く | 切符売り場下 | 切符売り場上 | ||||||||||
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野生の猿の大群、定時の餌撒きで集合 | ||||||||||||
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阿蘇山 ![]() 阿蘇山(あそさん)は、熊本県阿蘇地方に位置する活火山。なお「阿蘇山」は通称であり、正式には阿蘇五岳(あそごがく)という(現噴火口のある山は「阿蘇中岳」)。 世界でも有数の大型カルデラと雄大な外輪山を持ち、「火の国」熊本県のシンボル的な存在として親しまれている。火山活動が平穏な時期には火口に近づいて見学できるが、活動が活発化したり、有毒ガスが発生した場合は火口付近の立入りが規制される。外輪山の内側を中心として阿蘇くじゅう国立公園に指定されている。温泉や観光・レジャースポットが点在する有数の観光エリア。夏になると多くのライダーがツーリングで訪れる場所である。 54年前麓から歩いて簡単に火口まで行ったように思うが、今は観光客の有毒ガスによる死亡事故が起きてから入山規制が厳しくなった。私たちが訪ねた時も規制が発令されていて、いつ解除されるかも分からなかったが、しばらく待機していて運よく解除された。火口の立ち入り禁止柵も昔はなかった。雄大な噴火煙は昔と変わっていないが、周辺と私は大きく変わった。 |
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54年前 | 半世紀強の時を経て・・便利になったが、規制は厳しく | |||||||||||
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今回で、昭和34年(1959年)高校生時代の修学旅行の地を訪ねる旅を終えた。第1回が平成23年11月熊本の水前寺公園と熊本城、第2回目が長崎のグラバー園と平和公園、そして第3回目となる今回の3年越しの達成となった。ほぼ半世紀強の時を経て、変わらないものと、私を含め大きく変わったものと出会えた興味深い旅であった。 後日、3シリーズをまとめたい。 |
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