# 名古屋CDショップ/徹底ガイド ♭

                       

  HMV



HMV近況
/ (2012.1)

 2011年6月に閉店後スカイル地下1階に移ったHMV栄店のクラシック売場は大幅に縮小し、イオンやアピタなど大型ショッピングモールにあると同様の、何の魅力もない店になってしまった。
 スカイルには名古屋最大級のBOOK-OFFがオープンするなど、このところテナントの移り変わりが目まぐるしい。
思えば旧・栄店のクラシック売場は、いつ行っても閑散としていた。長年同店のファンだった私も現在は専らネットショッピング中心で、店鋪で購入することは希になっていた。理由は簡単だ。価格が断然安いし、新譜予約の場合100円につき何と10〜15ポイントも付くのだから。
採算の合わない店鋪販売は今後ますます縮小して行き、若者向けミーハーのジャンルだけが残る (それもやがて朽ち果てるだろうが) のではないか。
 しかしいつも思うのだが、私たち長年のファンにとって「ネット・ショッピング」というのは、何とも味気なく虚しいものだ。
いろいろな店を足を棒にして巡り、魅力的なCDを見つけた時の「ヤッターー」という嬉しい思い!! ・・・ そんな往年の感動が、宅配CDには全く無い。
 東京ではHMV渋谷店が閉店になったと聞く。本屋業界と同様、CD業界もこれからどんどんどんどん縮小して行く事だろう。簡単にコピーCDが作れるだけでなく、近年はダウンロードした音源をi-podに入れて聴くのが主流になっているのだから。
しかしまあ便利な反面、何とも味気ない世の中になってしまったものだ。 

 以下は、HMVがまだ健在であった頃の「残滓」である。


 メジャー店はどちらかというとあまり応援したくないのが本音の小生ですが、大手のTOWER-RECORDとHMVについては、やはり無視する訳にはいきません。 この2店の進出によって名古屋の消費者のCD購買地図は大きく変わり、ヤマハ・カワイといった楽器店系の店舗が、CD販売からの撤退を余儀なくされたのは、もうふた昔も前のことになってしまいました。
  
 今回とりあげるHMV栄店はクラッシックが充実しており、店内のレイアウトも、中級以上のマニアにも充分楽しめるような工夫が凝らされています。 またこの店のもうひとつの魅力は、廉価盤コーナーでしょう。 店内には常にディスカウントされたCDのワゴンが常設されていて、一枚590〜980円のCDが置かれています。 私はこのコーナーでかつて、通常フル・プライスの英Lyrita盤の何枚かを890円で入手することができました。
 また店内にはバジェットプライスのコーナーが設けられており、NAXOS・ARTE-NOVAといった主要廉価盤はもちろん、EMIやBMG等メジャーレーベルの廉価盤もよく揃っています。
 またHMVでは「CLEAR OUT」と称するバーゲンが不定期に行なわれるのですが、これは絶対に見のがせません。デッドストック物と思われるCDが30〜70%OFFという内容で、私など「CLEAR OUT」セールが始まると、わざわざ全国各地のHMV廻りをするほど魅力的なセールです。 
(おことわり)
このページ記事は、すべて個人的な趣味として作成したもので、毎回取り上げている店とは何の特別なコンタクト等は取っていないことを、ここにお断りいたします。


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