♯ 名古屋レコード・CDショップ/徹底ガイド

 Music First
 

(チラシ許諾 ン Music First)


  (Music First 新店舗レポート / 2017.2.6 )

 矢場町にオープンしたMusic First に行って来た。
新店舗はパルコのすぐ南、ハセガワパークの2階にあり、地下鉄矢場町駅出口から徒歩2分と、たいそう便利な場所だ。
新しいお店は旧店鋪の倍ぐらい広くなった感じで、レコードとCDとが実にバランスよく並べられていた。
久しぶりに行き付けのお店に来たような温かい雰囲気がとてもいい。
「金沢だったか、あるいは仙台にこんな感じのお店があったなあ」 旧店鋪で感じた懐かしさは、新店舗でも健在。
お店の清潔感も申し分ない。レジの方も紳士的で、トッテもいい感じだ。
それにしても最近はどのお店もきれいになったものだ・・・一昔前、狭い店内にCDやレコードが山積みにされ通路まで溢れ、一体どこにどんなアイテムがあるか分からない、というお店がよくあった。店主は全盛期の星勝 (知ってる?) 似の風体で無愛想の極み、こちらはお客なのに身体を縮めながらエサ箱を漁ったものだった。でも凄いレアな盤を発見出来たのも、こんなお店だったなあ・・・
(私は頭脳警察のLP二枚を600円で購入した時の喜びを、今でも忘れられない)

話がそれてしまった。
旧店鋪では入口の前のダンボール箱に1枚100円のバーゲン・レコードが置かれていて、駄盤ファンの私はいつもそれを楽しみにしていた。
新店舗ではそれらはレコード棚の下にまとめて置かれていた。ジャンル分けされていたり値段の違うもの(200〜300円) が一緒に入れられていたりと、ちょっと雰囲気が変わっている。
レギュラー品だが、私の好きなクラシックの数は豊富で、ひとまず一安心。値段も他店に比べるとリーズナブルなようだ。
ただ、目新しい品がやや少ない感じがしたのは、開店三日後ということもあったのだろうか。
「かなり出ましたから・・・」 お客と話すお店の方の言葉が、肩ごしに聞こえて来た。
中央カウンター前に空棚があったが、きっとピーカンのように、ここに新入荷CDを置くのだろう。
願わくば旧店鋪のようにジャンル分けをせず、すべて一緒に並べてほしい。
また旧店鋪にあったCDバーゲン・コーナー (100円、300円) が見当たらなかったが、是非復活させて欲しいと思う。

 これからはパルコのタワーに行くついでに、このMusic First に寄る楽しみが増えた。
(ひょっとしたらMusic First に行くついでにタワー、というパターンになるかも)
CD不況を吹き飛ばす、業界の話題の最先端を行くお店になってくれる事を心から願っている。
なお今日私が購入したCDは、ムラヴィンスキーのタコ12番 (1984/ビクター盤)、ワルター/VPOのモツレク・25番ライブ (1956/オルフェオ盤) など、全部で10枚ほど、LP5枚を入れても1万円弱の買物であった。

「Music First」


 名古屋市中区栄3-32-10 ハセガワパーク栄ビル2F
 (地下鉄矢場町駅 4番出口より徒歩2分)
 営業時間 11:00 〜 20:00 (年中無休)
 TEL 052-243-1157 買取り専用 0120-500-262


  (Music First レポート / 2017.1.18 )


 中古CDショップMusic First が、このたび棲み慣れた栄の芸文北から、矢場町パルコ南に移転することになった。
現店鋪の隠れ家的な温かい雰囲気をこよなく愛する筆者としては一抹の寂しさを感ずるが、若者が多く集まるパルコ南に移転する事によって、Music Firstが新たな歴史の一歩を踏み出される事に心から拍手を送りたい。
願わくば今後もクラシックの品揃えを維持され、私のような孤独なおじさんが入りにくいミーハーな雰囲気の店にだけはならないで欲しい。

 CD文化の衰退、それに伴う老舗中古CDショップの廃業や縮小が続いている昨今だが、東京のDisk Union のように大阪に新店舗をオープンし、多くのファンの支持を得ている例もある。Music First には何よりファンのニーズに見合った店展開をしていただければ、と思う。
これまでのMusic First 独自の魅力 = 顧客への誠実な対応、他店とは一味違う魅力的な品揃え、そして何よりリーズナブルな価格 = を維持されれば、新店舗もファンからの支持を間違いなく得られるものと確信している。
頑張れ ! Music First !


(Music First レポート/2013.1)

 栄の和光に眼鏡を作りに行ったついでに、久しぶりにMusic First に寄ってみた。
拓郎の「落陽」が流れる店内は、平日ということもあってか他にお客さんはなく、ゆっくりとCD棚を眺める事ができた。
店員の方はずーっと問い合わせ (?) の電話に応対されていたが、超長電話 (恐らくフリーダイヤル?) にも拘わらず、その誠実な受け答えには、たいそう好感が持てた。
 この店は規模のわりに、クラシックCDの数が多いのが嬉しい。
しかも他店と違い、あまり中古店には出回らないような珍しいものが、よく置かれている。
最近は、東京エムプラスが直輸入し日本語のオビを付けた英CHANDOSやHYPERIONなどのCDが、1枚800〜1,000円前後で多く出ており(他店なら間違いなく1,200円以上は付けるだろう)、今日も「ロマン派のピアノ協奏曲シリーズ」などを2枚ほど買ってしまった。このシリーズは現在50枚を超えるリリースを続けており、いずれ将来セットで安く出るんだろうけど、やはり手が伸びてしまう。(そう言えば、東京エムプラス系は岡崎のバナナでもいくつか見かけたが、同社が不良在庫を中古市場に大量に流したのだろうか。まず、そうは売れそうにないアイテムばかりだし・・・・)
 掘り出し物が潜んでいる300円、100円コーナーも見逃せない。
あと、私の好きな70年代以降のフォークや歌謡曲などもよく入荷するので、とってもありがたい。
以前吉永小百合の紙ジャケ5枚組がリーズナブルな価格で出ていた時など、思わず涙が出てしまった。
今日も岡田奈々ちゃんのオリジナルアルバム「憧憬 (あこがれ)」が、700円 (帯ナシ) で出ていたのが嬉しかった。
確か名古屋出身のこのアイドルを、私はとても好きだった。もう50を超えてるんだろうなー・・・。その清楚な歌声と、時代を反映した美しい曲調・アレンジは、車で帰途のおじさん末期の疲れたハートを癒してくれた。
 Music First には中古CDショップ全盛期、全国各地にあったお店の「懐かしい香り」が漂っている。こんなお店が21世紀に名古屋・栄のド真ん中にあるという事自体、私にとっては「奇跡」だ。 これからもどうか頑張ってほしい !! 。



 (旧店鋪情報 = 2012)
都会のマンション2階にある、懐かしい雰囲気の店


 ニュースでCD販売数の13年連続減少が報じられ、CD店が相次いで店を閉じている昨今、久々に名古屋で面白い店を見つけた。
栄のド真ん中・テレビ塔のすぐ東、文化の殿堂・芸文ホールやNHKから歩いて僅か2分の場所に、その店はあった。
こんな交通至便の場所に、こんな中古CD店があったとは・・・・

 マンションの狭い階段を昇りドアを開けると、小奇麗に並べられたCD棚が目に入る。
何となく懐かしい雰囲気・・・そう、中古CD店全盛の頃はこんな感じの店が、地方都市 (例えば仙台・金沢など) に、よくあったものだ。このような店は往々にして「ロックとかクラブミュージックの専門店」という場合が多く、何となく入るのがためらわれる雰囲気のドアを開けると、汚い長髪とヒゲを生やしたミュージシャン崩れ風の目つきの鋭いアンチャンが、「何しに来た」という表情でジロッと見つめたりしたものだ。
 でもMusic First は違っていた。とても感じの良い青年が、きちんと「いらっしゃいませ!」と言ってくれたのである。 それだけで、おじさんはホッとしましたよ。
そして・・・ああ、良かった!! クラッシックのコーナーがちゃんとある。 品数も結構多い。 値段もなかなか適切だ。
値打ちのあるCDにはそれなりの価格がつけられており、駄盤 (私はこれが大好き!!) ・難あり盤もあって、とてもリーズナブル (お値打ち) だ。
 こんな店があったとは・・・私はこれまですぐ隣の芸文コンサートホールで何度も演奏して来たが、全く気がつかなかった。
変わりばえのしない他店を巡って空き時間を潰していた事が、今になって妙に悔やまれた。
一体いつ開店したんだろう?  知ってたら、もっと早く来てたのに!!

 昨年 (2011年) 、このMusic First を「レコード・CDマップ」なる本で知り、初めて訪れた時は他に誰も客はおらず、狭い店内ということで少々気まずい気持ち半分でCDを物色したのだが、1月に再び訪れた時は結構賑わっており、年齢層もいろいろだった。ネット・ショッピングやダウンロードに飽き足らず、中古CD店にわざわざ足を運ぶ人が、まだこんなにいるんだと思い、妙に嬉しかった。

 この時私は、ベーム/ウィーンpo.の「ブラームス交響曲全集」(国内盤)を買った。1970年代、晩年ベームおじさんの、少々タガが弛んだという定評のある全集である。
「そんな、どこでもいつでも買えるCDを、何でわざわざ買ったの?」
と訝しがる向きもおありかと思う。実は3枚組なのに、おおっ、な、なんと僅か600円だったのである!!
解説が無く盤質もやや難ありということだったが、この値段の前には、そんなことなど些細な問題だった。
20年ほど前だろうか、正規盤を購入する経済力のない私は、今はなき岐阜県土岐市の中古店で、この全集のバッタ盤 (4枚)を、たしか1枚あたり300円で買った。
それを聴いて「言われてるほど悪い演奏ぢゃないぢゃん!」と思ったのを、今でも良く覚えている。その時の印象を、バッタではなく正規盤で再確認したくて、今回購入したというわけ。何しろ「腐ってもウィーン・フィル」である。ベームおじさんの棒が多少間延びしていようが何だろうが、オケの充実した響きは素晴らしかったのだ。
 なお、この頃ベームの棒はかなり怪しかったので、団員はほとんど指揮者よりコンサート・マスターを当てにし、終演後は「今日も我々のおかげで、あのじいさんはブラボーを貰ったなあ!」と言って憚らなかった、と伝えられている。

 その他にも4枚組500円 (!!) の映画音楽集もGETした (こちらもフィリップスの正規盤である)。このCDは今後、朝早く遠距離の場所へ向かう時など、私の愛聴盤となることだろう。
 
 話題が店とまったく関係の無い方にそれてしまった。
Music First は、上記のような「難物」だけでなく、基本的にきちんとしたした品揃えの店であることを、最後に付け加えておきたい。
 (私が「安物買いの銭失い」なだけだ)
なおこの店のホームページを見たが、クラシックCDの買取価格も表示しており、ファンとしても大いに期待が持てそうだ。
こんなMusic First に、私はこれからも足しげく通う事になりそうだ。

 ところでこの店のホームページに、宗次ホール前で行われているクラッシックCD特売が紹介されていたが、そこでは旧「ラ・フォーレ」にあったCDがいくつか散見された。同店は昨年惜しまれつつ閉店したのだが、何か関係があるのだろうか? 

  (旧店鋪/HPより)

              

(おことわり)
このページ記事は、すべて個人的な趣味として作成したもので、毎回取り上げている店とは何の特別なコンタクト等は取っていないことを、ここにお断りいたします。

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