不世出の儒者細井平洲先生は、今を遡る二百八十年余年前の享保十三年、知多上野在に呱々の声をあげ、姓を紀と云い名は徳民、平洲というは号なり。
あゝ篤学聖賢人の遺徳あまねく、今日尚馥郁として世紀は輝くを慕うの余り、こゝに永く記念のよすがともなれかしと、銘菓平洲最中をつくる発祥とす、希くはことしえに消ゆるとも消えざる先人の余慶もろとも、末長々しき御引立あらんことこそ願は欲しけれ。
註 長崎の人、飛鳥某たまたま平洲の家に寄寓し、甘蔗の栽培を村人に伝えんとせし時、平洲は尾張藩家老竹越山城守に出願を斡旋し、以後甘蔗栽培とともに砂糖も製することを許されたりと云う、あえて御菓子に因縁あるとしここに記す。
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