第2回
   「リサイクル探検隊」
 
 あきびん
家庭から出た資源が、どのようにリサイクルされていくのかを学習する催しです


主  催   東海市清掃センター
日  時   平成23年11月28日(月)  
場  所   トーエイ株式会社(東浦町)
対  象   市内在住の大学生以上の方
参加者    11名




今回のリサイクル探検隊は、「その他色びん」のリサイクルを見学するために、東浦町のトーエイ株式会社の本社とガラス再商品化施設を訪問しました。

「その他色びん」とは、透明・半透明と茶色のびんを除いたワンウエイびんのことです。赤や緑、青色などの着色びんで、ワインやお酒などの飲料保存びんの他、化粧水のびんなどとしても広く用いられています。

一般的に、着色びんはガラスびんとして再生するのが困難なため、回収されても資源化できずに埋立て処分されてきましたが、トーエイ株式会社では、特殊な破砕機でびんを細かく砕きガラス造粒砂として再生しています。



 


ワンウェイびんの再商品化の流れ
 

資源回収で集まったびん    リサイクルセンターで分別の様子    工場のイラスト
各家庭から資源として回収   中間処理の様子。リサイクルセンターで@透明・半透明A茶色Bその他に分類する   分類別にそれぞれの再生処理工場で加工され、再び商品となります。


 透明・半透明、茶色のびんの再生処理についてはこちら

見学の様子 
再生工程の説明 保水性実験・土 保水性実験・ガラス造粒砂
はじめに、再生の工程についての詳しい説明を受けました。   保水性の実験。砂地では水溜まりができ、草が生えていました。   ガラス造粒砂での保水性の実験。水溜まりはできず、水はけの良さがわかります。
ブラウン管   びん   施設の様子
これはテレビのブラウン管。他に陶磁器やガラス食器なども再生されています。   中部圏の他、京阪神、甲信越の一部方面からの資源も回収・処理をされています   回収されたびんは、正面の施設内で分別・粉砕作業を繰り返し行って再商品化されます。
ガラス造粒砂 出荷の様子
カラフルなガラス造粒砂。角が丸く削り落とされていて、ガラスとは思えません。    出荷の様子このプラントでは年間12万トンの処理ができるそうです。  


トーエイ株式会社で製造されているガラス造粒砂は、一粒の大きさが5o以下と天然砂の様に細かいのが特徴です。水はけに優れているため、ゲリラ豪雨対策資材としても注目され、山砂や川砂の代わりとして地盤改良材や埋設管の埋め戻し材として活用されています。また、透水性アスファルト舗装の路床材として敷詰めたガラス砂に雨水を浸透させ粒の隙間に貯留することで、夏場には「打ち水効果」のように雨水の蒸発による気化熱で表面温度を下げてヒートアイランド現象を抑制する効果も期待でき、銀行や役所の駐車場で利用されています。
 
 参加者の声
  ● 思ったよりも造粒砂が細かく、角も丸いから砂との区別がつかない。

● 水はけが良い上に、敷き詰めると草が生えにくいということなので、主婦にとっては魅力的。自宅の庭に入れたいと思いました。

● 地デジ化でテレビを薄型テレビに買い換えましたが、ブラウン管が資源になるなんて初めて知りました。

● 説明によると、不燃物で回収されるごみのうちの7割がガラスと陶磁器だとのこと。分別をする事はごみを減らすために大切な事だと思いました。

● 東海市の近くで、全国規模の再資源化工場があるなんて知らなかった。すごいと思った。

 
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