BOHEMIAN RHAPSODY (『漂泊者の幻想曲』)

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これが現実なのだろうか それともただの幻想?
まるで地滑りに巻き込まれたみたいに 真実からは逃れるすべがない
さあ、目を開けて空を仰ぎ見よう
僕は、貧しい、可哀相な少年・・だけど、同情なんていらないさ
僕はいつもお気楽な気分で、いいことも悪いこともあるし
風がどっちに向いて吹こうとも、 僕にとってはたいしたことじゃないのさ

ママ、今ちょうど人を殺したところ
銃をアイツの頭にあてて、引き金を引いた そう、もう死んじゃった
ママ、人生は始まったばかり
だけどこんなとこまで来て、棄てちまった、全部
ママ、泣かせようと思ってやったわけじゃないからね
だから、明日僕が戻らなかったとしても
ちゃんと生きていってね・・何事も起きなかったかのように

もう遅すぎるよ、僕の番が来たんだ
恐ろしくて 体中の骨がギシギシ言ってる ずっと身体中の痛みは続いたままだし
みんな、ごめん、さようなら 僕はもう行かなくっちゃ
きみたちみんな振り捨てて、現実に向き合わなくては

ママ、ああ・・。死にたくないよ 僕、時々 願っていたんだけど
いっそ、最初から生まれてこなければ良かったんだって

男の小さな影がうごめく・・
”ねえ、道化師のスカラムーシュよ。さあ、ドタバタを見せてくれ”って
雷鳴と稲妻でおびえる僕が、あがいてるところじゃないか

今度は、ガリレオだって?
(オペラみたいに、ぎゃあぎゃあ連呼しないでくれ)
そいつ、誰にも自分の言葉を信じてもらえなかったヤツだ、そうだろ?

ねぇ、僕はただの可哀相なガキじゃないか
誰にも愛されることなんてなさそうな・・
”そうだ、コイツは生まれも貧しい可哀相なヤツでさぁ。
この怪異な世界でも、せめて命だけは助けてやったら・・いかがで?”
『気ままに手に入れたものなら、たやすく失うのだ』
お願い、僕を助けてよ・・
我らの主の名にかけて!・・お前を助けてやるわけにはいかぬ
コイツは放してやったら、いかがです?
我らの主の名にかけて!・・お前を放してやるわけにはいかぬ
使えないヤツですぜ、許してやったらいかがです?、
我らの主の名にかけて!・・お前を許してやるわけにはいかぬ
ねぇ、もう許してよ・・・
いいや、お前を行かせるわけにはいかぬ
お願い、もう手を離して (いやだ、もう、さわるな、いやだってば、行かせてよ)
我々がお前を手放すと思うのか
お願い、僕を助けて・・
NOだ、答えはNO、NO、NO、NO、・・・
ああママ、愛するママ、僕を・・助けて
魔王ベルゼバブは、悪魔を僕の中で飼っている
そう、僕のために用意していたんだ 僕のために

そうか、アンタたちは僕に石をぶつけ、唾で目つぶし食らわせるつもりだな
ああ、君は僕を愛してくれそうなふりをしてから、つきはなし、死んでいくのを観察するつもりだな
ねぇ、baby、どうして僕にこんなことするんだよ
ここから逃げなくっちゃ
今すぐここから逃げ出さなくっちゃ・・・

・・・・・・・
ああ、別に何事か起きたわけじゃないさ
あなたがたもそう思うんでしょう?
だったら、それでいいんじゃない
僕にとっては、たいしたことじゃないってこと
風がどっちに向いて吹こうとも・・ね

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ご存じQUEENの代表ヒット曲です。
ここまで意訳しちゃうと、本当にこれは、申し訳ないことだと思いつつも・・・。
でも、やっちゃいました、換骨奪胎!(・・・四字熟語までアヤシイですな(^^ゞ)

サバトの雰囲気仕立てオペラ風・・って聞こえましたので、蛇足とうそを塩・こしょうのようにまぶしてオリジナル料理に変換してみました。
ヒットしてた頃は、オペラ中継を「全米TOP40」がお奨めしているのだと思っていましたし(笑)。英語も分からない子供が、あちらのラジオを聞くなってことですね(^^;
(オペラみたいに、ぎゃあぎゃあ連呼しないでくれ)は、まったくその当時の記憶のままで・・歌詞の訳ではありません。ファンの方、怒らないでくださいね<(_ _)>。

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