先日、TVで2夜連続して放映されていましたね〜。
今更、解説しなくてもいい位の有名作品です。別にディカプリオファンでなくても、見てしまう。
・・・けっこう長いのに。
前半は、ドキドキの恋物語だから、いいんですよ。見ていて楽しくて。
没落した名家の娘ローズと、貧乏画家の青年ジャック・・。出来たての豪華客船で旅に出る。映像も美しく華やかです。
後半は、沈み行く豪華客船・・・修羅場・・パニック。これは一度みるだけでいいです・・(涙)。
娘に「ママ、大丈夫、これお話しだからね。劇だって、ママが最初に言っていたじゃん。」と励まされる情けなさよ・・。でも、もうウルトラマンにでもスーパーマンにでもなって、全員助けてあげたい位の悲惨さなんですから・・。ちょっと水が綺麗すぎたところがリアルさを欠いているけど・・(^^;。
私の一番記憶に焼き付いたシーンは、パニックに陥った人たちがボートに殺到するのを鎮めようと努力しているうちに、客を銃殺してしまった乗組員、その彼が、ピストル自殺をする場面。
責任を持って客を誘導する、というために一種の強制権を行使していた自分をも、まさに自分で裁く・・彼のプライド、誇りの高さに涙してしまいました。撃鉄を引く前に、一度敬礼をする彼が悲しい・・。
主役級のシーンでは、死んでしまった彼の手を離して、ヒロインが「生きよう、最後まで頑張ろう。」と努力するシーンがやはり印象に残りましたね。このヒロインの行動と、先ほどの乗組員の行動とをつい比較してしまいます。
最後にローズが、ジャックや死んだ人たちに拍手で迎えられるシーンを見るとどちらの生き様を尊重しているか監督のメッセージが伝わってくるのではないでしょうか。
さて、娘に「ジャックは何で死んじゃったの?」と聞かれ、ローズだけ扉板に乗せて自分は海の中にいたから、と答えました。そしてさらに、「自分は板の上に乗っているんだから、救命具ぐらい外して彼に渡すべきなのよね、ひどいよね〜。」と言ってみました。そう、少しは寒さが違ったはずです。
「あと、『交代で海の中に入りましょ。』って言ってあげればいいのにね。」と私・・。
娘はちょっと考えて、「ママ、きっと『君だけでも助かって欲しいから着ていてくれ。おとなしく板の上に乗っていてくれ』ってジャックがローズに頼んだんじゃない?」と言いました。
「じゃ、頼まれたら、素直に着るの?ずっと板の上に乗ってるの?」と聞き返す私・・・。
「好きな人に頼まれたら、言うことを聞く。」と娘(ほんとかよ〜、いつも言うことを聞かないのはどしてヨ?(^^ゞ)。
「ママは?」とさくら姫に聞かれ、私も素直に答えました。
「う〜ん、やっぱりいくら頼まれても、自分の意見も言う。で、ジャックと言い合いになる。それでふたりとも疲れて・・・。・・助けが来る前に二人とも死んじゃう・・かも(^^ゞ。」
だめじゃん・・。
ふぅ〜、でもそういうキャラです、私は。ごめんなさい・・疲れさせて。
デメロードが意訳したタイトル曲歌詞はこちら♪