[★ 参考文献等]
タロットカードの特徴のひとつに”二面性”があります。
占い師と相談者が相対して座し、タロットカードをテーブルに展開して始まります。
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[☆ カードの構成]
[★ カードの位置(正位置と逆位置)について]
[☆ タロット占いについて]
☆ 参考文献等
@「タロット占いの秘密」辛島宜夫著(二見書房)
カード付きで、購入したその日から楽しめます。絵も解説も、全て占い師でもある筆者が担当。
A「THE MEDIEVAL SCAPINI TAROT」(U.S.GAMES)
ルイジ・スカピニという方の絵で、とてもきれいなカードに小さな解説書がついています。
Bウェイト版タロットに関する文献もろもろ
A・E・ウェイトの研究・解釈をもとに、パメラという画家さんが制作したカードがウェイト版タロットです。
このカードに関して触れていないタロット解説書を捜す方が大変なくらい、”通説”といったところです。
絵も大変きれいなので、見とれてしまいます。
なんとAのカード解説書の表紙はウェイト版タロットの絵なんです(スカピニさんが気の毒・・)。
C「タロット解釈実践事典」井上教子著(株式会社国書刊行会)
神秘学、精神学の知識溢れる、丁寧な解説が素晴らしい本です。
★ カードの構成
大(メジャー)アルカナ=22枚
『魔術師』や『皇帝』等人物、あるいは『世界』や『星』等の天体をあらわすもの、
さらに『塔』や『戦車』等の事物などで構成されています。
小アルカナ=56枚
14枚を1組として4組
{トランプの組札のエースからキングまで+ペイジ(小姓)}
棒(WANDS) 宇宙の四元素の炎、さらに創造、出発を象徴する。
聖杯(CUPS) 宇宙の四元素の水、さらに情念、啓示を象徴する。
剣(SWORDS)宇宙の四元素の風、さらに努力、困難を象徴する。
金貨(COINS)(PENTACLES) 宇宙の四元素の大地、さらに達成、富を象徴する。
☆ カードの位置(正位置と逆位置)
カードの展開の例として[図解説明]
指定場所に置かれたカードの向きによって意味が異なります。
占い者からみて絵が、正しく見えるのが正位置です。
ひっくり返った状態を逆位置といいます。
世の中のすべての物事の多くに二面性ががあることを考えてみてください。
『棒のクィーン』の正位置が表す[ゆとりのある女性らしさ]、[親切]という美点が、
逆位置になりますと、[おせっかい]、[おしゃべり]等に変化します。
このように、多くのカードが正位置ではポジティブなよい意味、
逆位置ではネガティブな悪い意味を表しますが、例外も多く存在しています。
大アルカナの『TOWER(塔)』というカードは正、逆位置とも悪い意味を表します。
また、『剣の2』のように逆位置の方がよく、正位置が悪い意味というカードもあります。
★ タロット占いについて
タロット占いについては、さまざまな占法があります。
10枚を十字架のように展開していく、古代ケルト十字占法のほか、
一枚を一ヶ月として12枚展開させていく、1年の占い等さまざまであります。
大アルカナだけを使用する場合もあり、使用枚数でも異なります。
そしてカードの位置と向きにより、その占いによりあてはまるキーワードを導きます。
10数枚のカードより導かれたキーワードをつなげて、ひとつの推論を組み立てます。
つまり、基本的に”パーソナルな”占いであるところがタロット占いの美点であるかと思います。
ただ、占い師の質、経験等によって結論が左右されるとも言えますが(^^;。
まれに占いたいことの結果が出ないことがあります。
たとえば、恋愛を占おうとしているのに、仕事等の意味のみがたくさん現れる等・・です。
その意味で「占い」を「運命の予言」のように捉えるのは少々躊躇します。
ですが、思わず目を覆いたくなるほどの的確で冷たい指摘を感じたことがあると・・・
正直に申し上げておきましょう。