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「よろしいかな、治憲殿。藩の殿様というものは、人の父として、母として、常に自分の藩の人々のことを考え、人々の暮らしと心を豊かにしていかねばならないのだ。米沢藩を立派な藩に立て直すためには、まず、あなたご自身が、手本を示さなくてはなりません。そして、藩の立て直しをするためのすぐれた人物を育てることが大切です。よろしいかな治憲公。」
こうして、平洲の教えを受けた治憲公は、やがて、米沢藩の殿様になると、藩を立て直すための改革に全力をつくしました。