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上杉鷹山公が細井平洲と涙の対面を果たした時より少し前、平洲が五十六歳、故郷の尾張藩の学校、明倫堂の校長だった時のことです。

 先生は、藩の家来の者だけでなく、毎日をあちらこちらの村まで出向いていって、人々に教えました。

 東海市は、横須賀の玉林寺でも、多くの人々に話をしております。

「なんとすばらしいお話じゃ。」

「教えの通り、さっそく実行しなくてはのう。涙の出るほどありがたいお話じゃった。」

 先生の教えを聞いた人々は、心から感激して帰っていきました。