Q:過換気症候群(かかんきしょうこうぐん)って何? [hyper ventilation] A:なんらかの理由で過剰に換気(呼吸)したために血液がアルカリ性になって生じる疾患です。
Q:空気塞栓症(くうきそくせんしょう)って何? [air embolism] A:通常、血液中には、空気はそのままでは存在しません。もしも空気が血液の中にあると、その空気が核となり、血小板などが周囲に付着した塊が形成され、その塊が細い血管に流れ込むと、血管に栓をしてそれ以上血液が流れなくなります。これを、空気塞栓症と言います。
Q:減圧症(げんあつしょう)って何? [decompression sickness, DCS, the bends]
A:体の中に溶け込んだ不活性ガスが減圧によって過飽和になり生じる各種の障害を言います。Q:圧外傷(あつがいしょう)って何? [squeeze, block]
A:圧力の変化による直接の障害を言います。体内に溶け込んだ窒素が気泡化して、身体の組織を傷つけたり、血管を圧迫することによって起こります。肺圧外傷、副鼻腔圧外傷、耳の圧外傷などがあります。
Q:低体温症(ていたいおんしょう)って何? [hypothermia]
A:人間は恒温動物です。そのため、水中で体温が奪われるためにおこります。
症状としては、震え、筋力の低下、痛み、正常な思考力の喪失、パニック、溺れなどがあります。
予防策としては、充分に保温効果のあるダイビングスーツを着用し、体温を保つために必要な栄養を摂取しておくことです。
▲
TOP
この内容は、平成10年6月に開催された東海市体育協会潜水部主催の「ダイビング入門教室」
に使用した、矢永会長のテキスト原稿を基に、加筆したものを掲載しています。
内容は、追加していく予定です。
内容が間違っていたり、追加してほしい内容があったらお知らせ下さい。
片岡智幸
kataoka@ma.medias.ne.jp用語 | 器材 | 技術 | 関連 | 生理学 [ トップページ | お知らせ | クラブ紹介 | ダイビング教室 ]