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ピコピコ製作ヒストリー


中学生時代の趣味を思い出し、再び始めた電子工作。
始めたキッカケは単純である。

夜間の駐車場、ある高級車の室内で赤色LEDが点滅していた。
「なんだ、これ?」
よく判らんけど高級車に装備されてる機能。
なんか、かっこいぃー。
なんと単純で判りやすい理由。

そして、LEDがピコピコ点滅する電子工作が始まったのである。
名づけて ”pikopiko”
そのまんまじゃん!



---------- pikopiko Version History ----------

pikopiko 初代pikopikoは、LEDの点滅機能だけである。
タイマーICを使用した単純な回路。
でも、一応、キーOFFに連動しキーを抜いた時にLED点滅するようにしてみたり、
自分好みのデューティー比で点滅させたりと工夫もしていた。

私的には、満足していたのだが。。。
pikopiko2 ある時、ガソリンスタンドで給油の為、キーOFF。
「ハイオク満タン!」と言うと、店員が声を掛けてきた。
「キーロックしてないのにLEDが点滅してますよ。」って。
「なにぃ〜???」 店員に話を聞くと理由がわかった。
高級車で見た赤色LEDの点滅は、セキュリティーの動作表示だったのである。
つまり、その点滅機能は、キーロック状態の時に動作しているのである。

という事で、キーのロック状態に連動してLED点滅するように改良した。
よしよし、満足満足。。。
pikopiko3 またまた、ある高級車が。。。
リモコン動作でドアロックの開閉操作をするとハザード点滅が。。。
いわゆるアンサーバック機能である。
「これは、カッコいい〜!!!」 よし作っちゃお。

pikopiko2に、リモコンドアロック連動のハザード機能を追加し大満足であった。
ところが。。。
PIC版
pikopiko
これまでのpikopikoシリーズは、ロジックICで製作している。
しかし、機能が増えると回路が複雑になり、製作も大変である。
そこで、プログラムICを使ってみようかとネット検索で探していると。。。
なんとPICプログラムコンテストで、PICを使ったリモコンドアロック連動ハザード
装置が入賞しているではないか。
回路も単純だし、「これだ!」と思ったものの、PICのプログラムは組めない。
という事で、プログラムの勉強を始めたのであった。
ソフトやプログラムライターの購入などで、結構投資してしまった。。。

が、ついに完成!
pikopiko3程度の機能であれば、PIC12C509を使用すれば製作可能である。
しかし、それでは面白く無いのでいろいろ機能追加してみた。
 ・アンサーバック機能にホーン/サイレンも使用可能に
 ・セキュリティー機能、挨拶用ハザード・ホーン機能の追加
 ・ハザード回数を変更可能にし、各種機能も設定変更可能に
という事で、贅沢にもPIC16F84を使用してしまったのである。
PIC版
pikopiko
Version2
PIC版pikopikoの完成で改良も終わりだと思っていたのだが。。。
何かと要望は出てくるものである。
 ・ロック状態をアンサーバックで確認できないか? とか、
 ・アンサーバックと同時にドアミラーを格納したい。 とか。
まぁ、機能追加に対応できる様にPIC16F84を選んでいたのだから、実際は、
プラグラムの作成だけの作業なんですけどね。
こういうところは、ロジックICと違いPICの魅力である。

そして、上記の機能をプログラムに追加した物がVersion2。
ただし、Version1→Version2への変更は、ちょっとだけ基板修正が必要。
PIC版
pikopiko
Version3
Version3は、Version2に拡張機能を追加したものである。
市販の各種センサーユニット、自作ユニットを接続し、セキュリティ機能に
拡張機能を与えられるようにプログラム修正。
セキュリティONの状態で、拡張機能端子に接続ユニットからの信号が入ると、
ハザードにより警告できる機能を追加。

回路基板そのものは、Version2と同じである。
PIC版
pikopiko
Version4
Version4は、ジャガーオーナーの要望に応えたVersion3の機能追加版である。
具体的には、キーOFF後約4秒間は、ロック/アンロック時にアンサーバック
しない様にした。
アンサーバックしたくない時などに、有効な機能である。

回路基板そのものは、Version2以降同じである。