症例031
症例提示
67才 男性
主訴 排尿が少なくなった。
既往歴 脳梗塞(7年前) 腰椎椎間板ヘルニア手術 悪性リンパ腫 胃潰瘍
現病歴
7年前 脳梗塞入院中に頻尿で受診。
3年前 排尿開始に時間がかかるとの訴えで再診。
当日 本人からの訴えは特にないが、妻が前日より排尿が少なくなっていることを心配し、来院した。また陰茎にできものができていると。
ADL 車いす移動を要し、移乗には介助が必要。
会話は可能で簡単な要求はできるが、難しい話は理解できない。脳梗塞のため呂律不全あり。
時々尿意の訴えありトイレで排尿できこともあるが、尿失禁となってしまうことが多くオムツ使用している。
脳MRI

以前の脳梗塞の跡があります。
膀胱エコー

膀胱は緊満しており、700ml以上の尿貯留が疑われます。
前立腺エコー

前立腺肥大は認めません。
陰茎所見


どのような疾患を考えるでしょうか。