症例041
症例提示
85才 男性
主訴 腹部膨満
既往歴 認知症 脳梗塞 誤嚥性肺炎
常用薬 アスピリン(バイアスピリン)、アマンタジン(シンメトレル)
現病歴
1ヶ月前 肺炎で入院歴があります。その際の看護記録では排尿状態は失禁管理となっていました。
入院 腹部膨満で救急外来を受診しました。Cre1.6と高値でした。尿道カテーテルを留置し1400mlの尿の流出がありました。
CT


両側水腎があり、腎周囲にwater dencityの浸潤がみられます。


膀胱は1400mlの尿の貯留があり緊満しています。
エコー

計測では前立腺サイズは65mlとなっていますが、幅も前後方向も少し大きくとりすぎていますので、もう少し小さいと思います。
経過
入院翌日より肉眼的血尿出現。血腫によりカテーテル閉塞を繰り返し、Hb8.5まで低下。
さて、どのように対応しましょう。