第36回 2SOB会ハイキング

奈良の春日山、若草山(三笠山)を歩く


2011年3月5日(土)
(参加者) 隊長:寺倉 隊員(あいうえお順):稲垣、園原、乗木 
NO 行程
1 JR大府駅から青春18切符で園原さんと快速に乗車
2 JR名古屋駅で寺倉さん稲垣さんと合流し米原駅で乗換え
3 京都駅で奈良線に乗換えJR奈良駅に10:03下車
4 奈良駅からタクシーに乗車し、柳生街道(滝坂の道)入口で下車
5 柳生街道(滝坂の道)を歩き、寝仏、朝日観音、首切地蔵を見る
6 春日山石窟仏の横で持参したお弁当の昼食
7 奈良奥山ドライブウェー(砂利道)に出て歩く
NO 行程
7 途中山道に入り鶯滝を見る
8 奈良奥山ドライブウェーに戻り、鶯塚山頂へ
9 山頂からの奈良市内を展望、鹿と戯れる
10 春日山遊歩道を下り、奈良公園に出る
11 奈良市内を歩いてJR奈良駅に戻る
12 16:09の快速で京都、米原乗換えで19:59に大府駅到着 
13 1本日の歩行数 2.4万歩
柳生街道(滝坂の道)詳細図
春日山と高円(たかまど)山の谷あい、渓流に沿った石畳道。界隈は、平安時代から鎌倉時代にかけて南都七大寺の僧たちの修業の場で、昼なお暗い樹林の中に苔むす石仏がたたずむ。江戸時代には、柳生の道場をめざす剣豪たちが往来した。
昨年3月に訪れた時はまだ工事中だったが、改装された美しいJR奈良駅構内。
JR奈良駅前からタクシーで柳生街道(滝坂の道)ウォーキング入り口まで乗車
10時30分から柳生街道(滝坂の道)のウォーキング開始
柳生街道(滝坂の道)
江戸中期に奈良奉行により敷かれた石だたみの道は、昭和のはじめまで柳生方面から奈良へ米や薪炭を牛馬の背につけて下り、日用品を積んで帰っていくのに使われた。柳生の道場をめざす剣豪たちも往来した、渓流に沿った石畳道を歩く。
寝仏(ねぼとけ)
道ばたのなにげない石の裏側に、大日如来が横に刻まれている。近くの四方仏の一体が転がり落ちたといわれ、室町前期の作。
夕日観音
街道から少し入った山の急斜面に立ち、夕日を受けると神々しさがさらに増す石仏。(下右写真) 私たちはうまく見つけれなかった。弥勒信仰が盛んだった鎌倉時代のもの。
朝日観音
川向いに立つ磨崖仏。東面して朝日にはえるのでこの名があり、まん中が弥勒、」左右が地蔵菩薩。鎌倉中期の文永2年(1265)の銘が刻まれている。
春日山原始林の樹木
首切り地蔵
大木の根がタコ足状に地面にはい出た三叉路にある。刀を入れたような地蔵の首は荒木又右衛門が試し斬りした、という伝説があり、古くから街道の目じるしであった。
春日山石窟仏(かすがやませっくつぶつ)

この石仏は、東大寺大仏殿を建てるために石材を堀り取った跡に彫られたもの。石仏は全部で18体あるが、左右の二つの洞窟にわかれている。一つは地蔵尊を中心としたもので、いま一つは大日如来と阿弥陀如来を中心としたもの。
正面左側の洞窟は、久寿2年(1155年)の銘があり、平安時代の作であることが明らかである。しかし、これらの石仏を誰が彫ったのかは明らかでない。
大乗院の一僧(山伏)が岩窟に起居して彫刻したものといわれている。また、大仏殿を建てるとき、石材を掘り取った跡に石工が彫刻したものともいわれている。

石窟仏の隣の日当たりの良い場所で持参したお弁当の昼食をとる。暖かいコーヒが美味しい。
奈良奥山ドライブウェーに出る。有料道路だが砂利道で車は1台も通っていなかった。
ここからドライブウェーを離れ、鶯の滝に向かう山道に入る。
立て札は下記表示
上ル 歓喜天(日本最古)

夫婦和合・商売繁盛の歓喜天をお祭りし、太閣秀吉公御帰依の僧大阿閣梨 弘海上人の位牌と千成瓢箪のある寺
                    興福寺別院

下ル 鶯の滝
ここは素通りし、鶯の滝に向かう
山道を下り、鶯の滝に到着する。
鶯の滝
高さ10mほどの滝だが、水量もあり、立派な滝だ。春日山原生林のなかにあり、滝の周りは苔むしていていい雰囲気を醸し出している。滝の音が鶯の声の様に聞こえるところから鶯の滝と名付けられたらしい.。?
山道を登り、再びドライブウェー道路に出て若草山に向かう。
春日奥山最大の山桜
若草山山頂へ
奈良市内を展望する
鹿にもてる(鹿にしかもてない)3人の男 (ん? ば鹿にするなって・・・)  ハイビジョン動画から静止画取り込み

若草山は、なだらかな山腹が芝に覆われており、奈良を代表する景観の一つであり、一重、二重、三重と山が連なっている。 また、菅笠のような形の山が三つ重なって見えることから俗に「三笠山」とも呼ばれる。三重目の頂上が若草山山頂であり三角点はここにある。山頂には古くから知られる前方後円墳(鶯塚古墳、全長103m)がある。

若草山を下り、奈良公園を通り抜け、JR奈良駅に戻る。
五重塔 南円堂 JR奈良駅