泌尿器科情報局 N Pro

症例005-3

UDS提示2

その後、いったん施設に退院となりましたが、残念ながら退院後は排尿誘導が続けられませんでした。その結果、尿閉となり施設の嘱託医の判断で尿道カテーテルが留置されました。その後、大学病院に転院し、そこで神経ベーチェットの診断が得られました。大学病院では間欠導尿が勧められましたが、施設の都合のために断念されました。

施設に退院後に頻回に尿道カテーテルが閉塞するようになりました。予防のために家族が定期的に施設を訪れ家族による膀胱洗浄が行われていたそうです。ご家族よりカテーテル抜去の希望があり、再度UDSを行うこととなりました。

UDS2

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支えがあれば座位をとることができたため、座位でUDSを行いました。コミュニケーションはとれないため、尿意の記録はありません。UDS所見を考えてください。