泌尿器科情報局 N Pro

症例034

症例提示

76才 女性

既往歴 虫垂炎手術 子宮外妊娠手術 子宮筋腫手術 変形性膝関節症 腰椎圧迫骨折 うつ病

現病歴
半年前 前医整形外科で変形性膝関節症の人工関節置換術。手術後に手の振戦あり。神経内科がないため脳外科医が対応し、パーキンソン病を疑われ、レボドパ・カルビドパ水和物(メネシット配合錠)を開始し、退院後は自宅療養となった。
1ヶ月前 歩行困難が悪化。寝たきりとなり、褥瘡が発生。
1週間前 皮膚科開業医の往診を受け、処置のため訪問看護が開始された。
1日前 前医脳外科からの紹介で当院神経内科に入院。排尿はすべてオムツ失禁の状態。
当日 入院時スクリーニングで腹部CTを行い、膀胱の異常所見を指摘され、泌尿器科受診。

腹部CT

膀胱は拡張し、膀胱底部にhigh dencityの沈殿物があります。水腎症はありませんでした。

対応をどのようにするべきでしょうか。