議会報告 平成16年6月議会の質問             ←戻る
こんにちは、新緑水クラブの井上正人です。

議長のお許しを得ましたので先に通告した順序に従って質問します。
全国花の街づくり愛知大会が我東海市で開催されました。
 来賓の一人が、東海市は鉄の町のイメージが強く、なぜ東海市で開催されたかわからなかったと、コメントされていました。
 鉄とランのまちを標榜しているけれども、世間一般には、鉄のイメージしかないのだと思い知らされました。来賓の方も来てみてイメージが変わったと、おっしゃっておられたように、この大会は本市にとって大変意義のあった大会だと思います。花と緑の推進課は本市のイメージアップを図るためにその存在は大きいと思います。

そこで最初の質問、都市計画についての1点目。
 全国花のまちづくり愛知大会後について、市内の様々な団体が参加した大会は終わったが、花を愛でる心は高まったと思います。その気持ちを継続するためにどのような方策を考えているか。

また事業規模、予算額はどれくらいか質問します。

 2点目は、大会にむけて国道155号線沿いに花を植えたことにより、ペットボトルなどの投げ捨ては減ったように思われますが、市民の反応は様々で、大変綺麗、車で通ると気持ちがよい、あんな排気ガスが多いところでは花がかわいそうだ、花どころではない、早く4車線化するべき、などの意見があります。
 そこで大会も終わったことだし、県に働きかけをし、4車線化にむけて動くのか、このまま何年間か花の世話を続けるのか、ということが、特に朝夕のラッシュ時よく利用する人にとって、大変気がかりではないでしょうか。
スーパーの配送センターも完成し、トラックも多くなり、渋滞解消のためにも4車線化するべきだと思いますが、当局の見解はどうか。


 今愛知県は、全国で1番元気がよい言われています。2人の県議の後押しも得ながら是非推進していただきたいと思いますので、事業の着工と完成の見込みについても伺いたいと思います。

 次に防災対策について伺います。
 阪神淡路大震災以来、新潟、九州北部、あるいはスマトラ沖、とマスコミをにぎわす規模の地震がおきています。本市も東海、東南海地震の影響が出ると言われていて、その対策も耐震診断を実施 0.3未満の施設は優先的に耐震工事を行い、また今回上程されている家具等の転倒防止、等いろいろ対策を講じておられます。
 一口に地震対策と言っても、地域性、季節等によって大きく変わってきます。
 阪神淡路では道路が寸断され物資が届かない、火事が起きていても水がない、スマトラ沖では、世界中に経験したことのない大津波が押し寄せ、津波情報のない国々では大変な被害が出ています。
 新潟では雪と寒さ等様々です。
 そこで同時期に災害の影響を受けにくいであろうと思われる、姉妹都市、友好都市と防災協定を締結しておりますが、その実効性について伺います。ここでの輸送方法は主として船による方法だと思われます、協定の実効性を高めるために災害の種類、規模、季節によって輸送される援助物資の内容や、援助の方法も協議すべきであると思いますが、その方策について伺います。


 次に放課後児童健全育成事業について質問します。
 これに関しては3月に粟野議員も質問し、若干重なるかもしれませんが再度の確認も含めて質問します。

 世の中少子化対策が叫ばれる中、本市は小学校入学児童が若干増加している地域もありますが、その波は着実に押し寄せているようです。
 昨日の答弁の中にありましたが、10年後には合計特殊出生率を2,0に目標を置いているとの事でした。先日会派視察に行った沖縄県の浦添市などは、少子高齢化などどこ吹く風、働き盛りの若い人が多く圧倒的に児童館が足りず困っていました。
 本市も近隣他市にくらべ、児童館の数も充実しているにもかかわらず、登録児童が多く手狭になっている児童館があり、登録者数と利用者数には3割程度の開きがあります。
 慎重な検討が必要だと思いますが、有料化も視野に入れて考える時期かも知れません。

 しかし視点を変え民間業者の立場に立ったらどうでしょうか、平洲,公家、養父、三ツ池は、大変繁盛しているのに他はなぜはやらないのか、その原因を調べるのではないでしょうか、あるいはこんなに繁盛して、お客様に喜んでいただけるうれしい悲鳴だが、何とか児童の安全に配慮して、がんばろうと考えるのではないでしょうか、本市のこの放課後児童健全育成事業は、市民の皆様に大変喜んでいただいている、というように考えてもらいたい。

 有料化するにしても単に人数が多いから、安全上責任がもてないからというのはわかりますが、民間の視点に立てば、代わりにサービスをよくしよう、たとえば受け入れ時間の延長とかを考えてもよいのではないでしょうか。以上のような観点から質問に入ります。
 1点目は平洲児童館等登録人員の多い児童館は、手狭なため根本的な対策が必要であるが、その対策について伺いたい。

2点目は学校施設の有効利用についてです。
 会派の視察先での事です、こども課が1階に、教育委員会は6階にありました、東海市は教育委員会とこども課が、6階の同フロアにあると説明してから。離れていては不便じゃないですかとお聞きすると、こども課は市民との接触が多く、1階にあった方が、市民にとっては便利で、職員が往来すればよい、との返答がありました。
 市民の利便性を第1に考えており、さらに、こども課は教育委員会の中に組み込まれていました。私もこの方が優れているのではないかと思います。
 東海市に戻ってから保育園は教育機関だと思うか、と何人かに質問しました。
 1人を除いて幼稚園とともに教育機関だとの答えでした。私も保育園費は教育費に属すると思っておりますが、本市は教育費に含まれません、東海市は教育費の割合が、他市に比べて低いという批判を耳にしますが、保育園費を教育費とすれば、市民も本市の教育費の割合がどれくらいか、理解しやすいでしょう。
 行政間の垣根を取り払った、柔軟な考え方をしたほうが、この放課後児童健全育成事業も、いろんなアイデアが出てくるのではないか。以上のような観点から質問します。
 手狭な児童館での事故を未然に防ぐためにも、小中学校の教室の利用等、学校施設を有効利用する、行政横断的な解決策はあるか伺います。

 最後に太田川駅に計画されている、再開発ビルへの市の係わり方について質問します。

 空港が開港して、太田川駅を通過する列車も増え、朝夕はなかなか踏み切りが開かなくなり、住民は少しでも早い高架化や区画整理を待望しています。
 その意味では、今回の補正で中心街の予算が増え、家屋移転も53戸を目標とした予算が上程されました。市長自ら国土交通省に出向き、交渉されたまちづくり交付金がものを言ったわけです。中心街整備事務所一丸となって、交付金を有効に使い、玉突き移転の難しさを克服して、順調な事業の進行を願っておりますので、よろしくお願いします。

 太田川駅の東西に再開発ビルの計画がございます。
 西は仮線の関係もありますので、着工が少し遅くなるのはやむをえませんが、東については、高架完成に合わせて計画されるのが理想だと思います。この再開発事業は組合施行です。
 市も区域内に土地を保有していますので、当然組合員として係わることになります。

 行政としてどのように協力していくか、いろんなアイデアを示して、東海市の表玄関として、中心市街地として、恥ずかしくない場所にして行く責務があると思います。その意味で以前視察した千葉県柏市では、柏駅を降りると、インフォメーションの看板があり、矢印を頼りに進んで行くと、駅の近くの商店街が所有するビルにあるインフォメーションセンターに行き着きました。そこでは市内の様々な情報が集まっており、旅館、飲食店、商店,病院、学校、観光名所等が分かるようになっていて、英語の話せるスタッフが常駐しており、外国人にも対応できるようになっていました。

 発足当初は市の助成を受けて運営していたが、現在は自主運営しているはずです。昨日の答弁の中に道路の案内板が、旅行者等には必要で設置を検討するとのことですが、鉄道を利用した旅行者等には、このインフォメーションセンターが必要で、人にやさしいまちづくりには、不可欠ではないかと思います。
 またその隣では、複数の近隣市町の住民票や、印鑑証明が交付できる出張所が設置されていました。柏駅を柏市の中心としてビジターをもてなし、また、市民の集まる中心街にするという市の姿勢が現れています。

 本市も行政が1つの方向性を示せば、組合員も勇気付けられ、再開発ビルもよい方向に向かうのではないか、その時期が来ているのではないでしょうか、当局の考え方を伺いたい。

また再開発ビルは完成までに時間がかかります。平成22年度完成予定ですが、完成までの間暫定的にビジタ−をもてなす、簡単なインフォメーションコーナーを駅周辺の空き店舗、例えば、どんでん広場などは最適と思いますが設置する考えはあるかお伺いして、壇上からの質問を終ります。

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