診療案内

予防歯科

 予防歯科は、歯科において絶対的不可欠な分野です。
 歯の清掃だけでなく、喫煙などの悪習癖にも密接に関与しているため、一部の側面だけをみるのではなく、全体的に健康というものを考えていただきたいと思います。

●う蝕リスク検査(唾液検査)
 唾液検査は、歯磨きのモチベーション(動機付け)に行う風潮がありますが、当院ではう蝕のリスクを監視するために行います。そのため、当院にてう蝕がないと診断された方あるいはう蝕治療が完了した方で、う蝕リスク検査の重要性について理解していただきインフォームドコンセントが得られた方のみ行っています。そのため、基本的にはう蝕治療の前に行う唾液検査は行っていません(希望されれば行います)。

 う蝕予防の立場から、「今後、新たなう蝕が起こりやすいか」、「現在あるう蝕が進行しやすいか」を含めた科学的診断です。この検査の主旨は、う蝕になりやすい状態を把握し、う蝕予防プログラムにそって予防指導や予防処置を進めていくことにあります。

 なお、当院が行っているう蝕リスク検査およびう蝕予防プログラムは、東京歯科大学社会歯科学の眞木吉信教授からご教授していただいた方法からさらに佐藤歯科独自の考えを入れたものとなっており非常に有用性の高いものです。

●喫煙問題
 副院長は、日本禁煙学会および日本医師歯科医師禁煙連盟の会員で、喫煙による健康への影響について常に考えています。喫煙により、生活習慣病の悪化はもちろんのこと、口腔への影響も当然あります。また、社会的なマナーの問題もあります。そのため、口腔および全身の管理の上で、タバコを吸わないことは絶対条件です。

う蝕の治療

 当院では、う蝕治療において極力健康な歯を残すこととう蝕を取り除くことを大前提とした治療を心がけています。そのため、小さなう蝕の場合は、金属の詰め物(インレーやアンレー)ではなく、コンポジットレジンによる修復(詰め物)を第一選択としています。

※ただし、歯と歯の間のう蝕のような複雑な治療では、マイクロスコープを用いたマトリックスなどの隔壁処置を伴う治療は、自費(1歯10,000円)になります(そのような場合は、治療前に説明させていただきます)。なお、マイクロスコープの治療は、動画で撮影して治療後の説明の際に使用しますので、あらかじめご了承ください。

小児歯科

 子どものう蝕は現在なくても、「いつの間にかう蝕だらけに!」ということはよく耳にするところです。
 う蝕は、ブラッシング習慣や食生活なども関連していることは当然ですが、原因はむし歯菌の存在が大きく関係してきます。そのため、フッ素塗布や歯の掃除(PMTC)、う蝕の治療も必要ですが、むし歯菌の量を検査して目に見えないう蝕の状況を知っていく必要があると思います。
 そのため、予防歯科の欄で記述したように、当院では、子どものう蝕治療をする上では、う蝕のリスク検査は絶対不可欠と考えています。

妊産婦と歯科治療

 当院でも大府市の妊産婦歯科検診を行っています。但し、医学的にみても、患者様の立場からみても、妊産婦になってからの歯科検診は遅すぎることがいえます(絶対に妊娠する前に歯科治療を終えておくべきです)。

 なぜなら、妊娠してから大きなう蝕や親知らずの痛みなどで来院されても、以下の問題点より歯科治療をしにくくします。

 1.妊娠の時期
 2.レントゲン撮影
 3.麻酔
 4.産婦人科との医療連携

 これらのことは、産婦においてもいえることです。そのため、妊産婦での歯科治療は簡単なものでないことをご理解していただきたく思います。

MRCトレーナー矯正(混合歯列期の矯正)

 MRCトレーナー矯正の項を参照。

矯正治療(中学生以上)

 費用は、650,000円~となっていますが、詳細については来院時に説明します。

 なお、MRCトレーナー矯正と同様、矯正治療は、う蝕予防が必須となります。当院では、う蝕治療が完了し、さらに、う蝕リスク検査においてう蝕のリスクが低くなっていることを確認した上でないと矯正治療を開始しませんので、あらかじめご了承ください。

ホワイトニング(ホームホワイトニング)

 当院では、歯科治療を進めている上で必要と診断した場合に限りホワイトニングを行っています。
 そのため、ホワイトニングのみを行うことは一切していません。

インプラント治療

 インプラント治療は、一切行っていません。