真木不二夫・ディスコグラフィー3/その他 (依頼録音等)

(2024.4.19 更新)

 (制作 岡崎 隆)


昭和20年代を中心に活躍し、紅白に4度出演した真木不二夫さん(1919〜68)のディスコグラフィー(依頼録音等)です。
真木不二夫さんについてよくご存知の方、ぜひ情報をお寄せ下さい。
本ページへのお問合せ、ご意見等はこちらまでお願いします。(きづかい)

真木不二夫の芸名は時期によって「小谷潔」(戦前)、「眞木不二夫」(昭和24年〜27年2月)、「眞木(真木)富二夫」(昭和27年2月〜29年9月)、「真木不二夫」(昭和29年12月〜31年) など様々な表記があり、複数の表記が混在していた時期もあったようですが、それぞれの曲目のレーベル記載に従いました。
なお一部で見受けられる「富士夫」表記は、公式ではないようです。
本ディスコグラフィーはレコード番号順を基本としておりますため、リリース年月順とは異なる場合があります。

(おねがい)
テイチク退社後の昭和34年に録音されたNHKラジオ歌謡「旅情の歌」 (昭和34年3月/真木不二夫/R-686/松阪直美・詩、倉若晴生・曲) についての情報・音源をお持ちの方、是非お知らせください!!

真木不二夫/ディスコグラフィー
(ポリドール篇、 テイチク篇)


2023年の最後を飾る、ビッグニュースです !!
作曲家・江口夜詩氏のご親族(孫)の江口直哉さんが、真木不二夫 (小谷野章)の貴重な音源とレーベル映像を提供くださいました。



ショーチクレコードというレーベルで、「旅の幌馬車」「加茂川月夜」の2曲がピアノ伴奏で収録されている。
歌っているのは小谷野章(眞木不二夫)で、直哉さんによれば小谷野が復員後の昭和22年ごろ恩師・江口夜詩を尋ね歌のレッスンを受け、レコード会社への売り込み用として制作したものでは、との事だった。(伴奏のピアノは恐らく江口夜詩) 
レーベル下部には英語で「出版・京都松竹レコードスタジオ」とある。
歌唱は紛れも無く20代の眞木不二夫の若々しい「うた」。その瑞々しさは例えようがない素晴らしさで、戦後の新たな時代にかける眞木の強い息吹がふつふつと感じられる。なお江口家には、他の歌手によるこのようなプロモーション用の音盤が複数残されているという。
江口直哉様、貴重な音源を提供くださり、本当にありがとうございました。(2023.12.31)



眞木不二夫/知られざるレア音源「懐しのいづみ荘」を、初めて聴くことが出来ました。

テイチクから昭和20年代前半にリリースされたと思われる伊東温泉・いづみ荘のPRソングで、淡谷のり子との唯一の共演。声の相性もよく、ともに絶頂期の美声を聴かせてくれる。テイチクでお馴染みの島田磐也・作詞、長津義司・作曲による「懐しのいづみ荘」は、アップテンポでジャジーな洒落た曲想。裏面の「いづみ荘ブルース」(ブルースの女王・淡谷を意識して作られたと思われる) 共々、旅館の宣伝効果満点。
「いづみ荘」は2023年に創立110年を迎え、今も伊豆長岡温泉で「実篤の宿いづみ荘」として営業されている。
なお淡谷は戦前在籍していたコロムビアを離れ、戦後は一時テイチクに所属していた。近年笠置シズ子を取り上げたNHKの朝ドラ「ブギウギ」で「茨田リツ子」の名で登場し、注目を集めているのはご存知の通り。通販では「淡谷のり子全集」が初めてリリースされた。最晩年の淡谷しか知らない方々に、ぜひ若き日の素晴らしい歌声を聴いていただきたいと思う。





(詳細不明曲)

淡路の乙女馬車 (年代不明/真木不二夫/日本オリオンレコード (EP= IM-0013/坂本竜也・詩、松川喜代司・曲、館岡一郎・編)
  併録/夕空だより(藤宮洋子)、辛い旅だよ(城山八郎)、指切峠(並木蔦子)

 真木の「馬車もの」第四弾。この曲の録音年月日や、「日本オリオンレコード」という会社の詳細は2022年4月現在不明だが、真木がテイチクを退社した昭和31年以後の作品であることは、ファンの方から伺った。(このレコードについて何かご存知の方、是非お教えください! )
後述の「凧上げ音頭」でも感じたが、EPの場合SPに比べ音質が劣るのが残念。特に低音が不足気味。(もっともこの曲にはベースが入っていないようだ)
真木の歌は素晴らしい。詩・曲とも真木と共演歴のない方々だが、なかなかの作品である。マイナーコードで始まり展開部で長調に移る箇所では、真木の声質をよく活かしている。バックバンドは人数が少なくあまり上手ではないが、それさえも時代の「色」として楽しめてしまう。曲最後のヴァイオリンのピツィカートなど、まことに印象的 !
 淡路の遍路沿いで、病気の父親に代わり観光馬車の手綱を取る乙女の健気な心情が胸に迫る。筆者にも記憶があるが、昭和30年代の頃はこうした観光馬車が全盛で、昇仙峡で汗びっしょりになって重い馬車を引張る馬を、子供心に「可哀想・・・」と思ったことをよく憶えている。あらためて流行歌と時代の結びつきの強さを実感させてくれる作品である。
 蛇足で恐縮だが、戦前の松竹映画「按摩と女」(昭和13年/清水宏監督、高峰三枝子主演)や、つげ義春原作による映画「ゲンセンカン主人」(1993/石井輝男監督)にも、このような観光馬車が登場していた。




  大漁ぶね (真木不二夫/861/P-27/北条砂丘・詩、島田磐也・補作、倉若晴生・曲、編)

  知らない町に雨が降る (昭和28年)
  初の紅白出演時に歌われた曲で、もともとは同じテイチク・村澤可夫の持ち歌。真木の音源が実存するかは不明。

♪ 躍進クルーザー (真木不二夫/A2034/大高ひさを・詩、倉若晴生・曲、編)

♪ ダルマソング
(w.照菊)

 お鶴旅唄 

 保津川下り (歌っているのは真木ではなく一戸竜也では、という情報もある)

 

(真木不二夫/依頼録音ほか)

旅の幌馬車、加茂川月夜 (昭和22年/ショーチク S-3312/小谷野章、江口夜詩・曲、ピアノ)



 (詳細は冒頭をご覧ください)


懐しのいづみ荘 (年代不明=レコード番号他から昭和20年代前半?/A793/眞木不二夫 w. 淡谷のり子/島田磐也・詩、長津義司・曲、編/裏面=いづみ荘ブルース (淡谷のり子)
 

(詳細は冒頭をご覧ください)


汐路音頭 (昭和25年?/眞木不二夫 w.安城美智子/A 867、CD(多田金)NC-601/汐路同人・詩、倉若晴生・曲、編)


二年後に心中事件でこの世を去った安城美智子と唯一の共演曲。安城の伸びやかな声を聴くにつけ、その早い死が惜しまれる。



  みどり愛宕の (昭和27年/P-117/西川好次郎・詩、永井幸次・曲、吉田末男・編)
  キング防虫菊工業株式会社・社歌

  青春のふるさと (三菱電機洗濯機の宣伝入り)


 旅情の歌 (昭和34年3月/真木不二夫/R-686/松阪直美・詩、倉若晴生・曲)
 NHK ラジオ歌謡。昭和34年3月第一週に放送された、テイチク退社後の真木の貴重な録音。ひょっとしたらステレオで収録されているかも知れず、現在鋭意調査中。



♪ 青春の夢いつまでも(昭和28年?/真木富二夫/C-84/ヴィタリス製薬・オットセイホルモン酒・オットホルの歌/清水みのる・詩、平川浪竜・曲、宮脇春夫・編)/裏面=オットセイ節

当時33歳の真木が、50過ぎの男の哀感をしみじみと歌う。妙にしっくりとハマっているのが不思議。

♪ オットセイ節 (昭和28年?/真木富二夫 w.美ち奴/C-84/ヴィタリス製薬・オットセイホルモン酒・オットホルの歌/清水みのる・詩、平川浪竜・曲、宮脇春夫・編)/裏面=青春の夢いつまでも

♪ 恵庭音頭 (真木不二夫 w.鶴美幸)

♪ 凧揚げ音頭 (浜松大凧祭/真木不二夫 w.小唄勝太郎/P-39、EP=RF 2155/清水みのる・詩、長津義司・曲、編) 裏面=浜松夜曲 (田端義夫)
 
EP音源は貧しい音。 裏面の「浜松夜曲」こそ、真木の歌で聴きたかった・・・。

♪ 若い息吹 (真木不二夫/A2046/森川幸吉・詩、長津義司・曲、編/東京経濟大学 学歌/裏面=若い息吹(テイチクオーケストラ)


東京經濟大学学生歌「若い息吹」 真木の初々しい歌声は、これらの作品には最適。


♪ 白金音頭 (真木不二夫 w.美ち奴/C-46/美馬潤・詩、佐々木延・曲、宮脇春夫・編)

♪ 西脇音頭 (眞木富二夫 w.美ち奴/P-112/藤原春汀・詩、井沢文太郎・曲/裏面=西脇市歌)


♪ 西脇市歌 (眞木富二夫/P-112/中川安一・詩、村山貞雄・曲/裏面=西脇音頭)
勇壮な曲調で、伊藤久男あたりが歌ったらさぞや、と思わせる作品。真木はやや線が細い感がなくもないが、そのナイーブな優しい声は、他の歌手からは決して得られないもの。なお「西脇音頭」「西脇市歌」の録音は、西脇市次世代創世課に問い合わせればCDを貸してもらえる。



(泉詩郎 語り物)

泉詩郎は無声映画時代に「東に(徳川)夢声、西に詩郎あり」と呼ばれた名弁士。トーキー以降は自ら歌謡楽団を結成し活躍、多くの録音も残した。真木不二夫の歌も複数取り上げている。


眞木不二夫傑作集 (昭和26年7月/C 3217/泣くな片妻・玄海夜曲・わかれ岬・霧の港・露の信濃路・パラダイス東京) 語り/泉詩郎
眞木不二夫傑作集 (昭和27年11月/C 3383/加茂の夕月・片瀬夜曲・再見上海・湯の町月夜・情炎の波止場・城ヶ島の灯) 語り/泉詩郎
眞木富二夫傑作集 第二集 (昭和28年10月/C 3540/泪の連絡船・ギタ−流して・泪の夜汽車・男三度笠・ダコタえの馬車・南海悲歌) 語り/泉詩郎

歌謡物語「母月夜」(昭和26年6月/BC-1133〜4/CD= TFC-1331〜6) 泉詩郎、菅原都々子、真木不二夫、白鳥みづえ(黒いひとみ)

歌謡物語「母千鳥」(昭和26年7月/BC-1141〜2/CD= TFC-1331〜6) 泉詩郎、菅原都々子、真木不二夫、小笠原美都子(小夜ちどり)

歌謡物語「江の島悲歌」 (昭和26年7月/BC-1153〜4/CD= TFC-1331〜6) 泉詩郎、菅原都々子、真木不二夫(片瀬夜曲)

歌謡物語「涙の夜汽車」(昭和28年9月/BC-1230〜1/CD= TFC-1331〜6) 泉詩郎、真木不二夫


歌謡物語「おもいで岬」(BC-1298〜9) 泉詩郎、真木富二夫




(LP)


SP原盤による懐かしの歌声 「真木不二夫 泪の夜汽車」



泪の夜汽車、泣くな片妻、泪の連絡船、慕情岬、片瀬夜曲、君住む島、人生サーカス、東京へ行こうよ、空が晴れたら、霧の港、わかれ岬、再見上海、丘の上の白い校舎(全14曲)
(テイチク SL-516)

テイチク・オリジナル原盤による「流行歌と共に40年」(戦後編)


泣くな片妻、霧の港、母月夜の唄、母千鳥の唄、泪の夜汽車、南海悲歌、金色夜叉、泪の連絡船、丘の上の白い校舎、東京へ行こうよ、空が晴れたら
以上全11曲を収録。(テイチク SL-103〜7)


(EP)

凧揚げ音頭 (小唄勝太郎、真木不二夫) テイチク RF-216S

懐メロ ゴールデンカップル
「泪の夜汽車、霧の港」 テイチク SN-1372

ファンの方によると当時テイチクから旧録音のEPが発売されるのは珍しく、この盤も真木の没後10年に発売された。


「丘の上の白い校舎」 マルフク(沖縄) OKI-1001 / 裏面=真白き富士の嶺 (三条江梨子)

返還前の沖縄で発売されたEP。発売年月等詳細は不明だが、テイチクからライセンスを受け昭和30年代前半頃にリリースされたと思われる。


(CD)

(画像/コロムビア・ミュージック・ショップHPより)


 真木不二夫・全曲集

(テイチク TFC- 22005) 2020.8.12発売/なぜか通販限定

(収録曲)
1. 夢をのこして 2. パラダイス東京 3. 泣くな片妻 4. 別れ湯の香
5. 高原の羊飼い 6 霧の港 7 スキー青春 8 片瀬夜曲
9 再見上海 10 夕陽の鳥 11 泪の夜汽車 12 君住む島
13 南海悲歌 14 人生サーカス 15 春は逝く 16 泪の連絡船
17 想い出のハルピン 18 吹雪の国境 19 丘の上の白い校舎
20 東京へ行こうよ 21 空が晴れたら 22 旅路の雨

(このCDの試聴記はこちら)

「SP原盤による 真木不二夫の若き歌声」

(テイチク TECA-20172) 収録曲はLP(SL-516)と同じ。1990年11月21日リリース/現在廃盤。



・「SP原盤による 菅原都々子の若き歌声」(テイチク TECA-20168)


 母千鳥の唄、母月夜の唄が収録されている。(前者に真木の名前記載なし!)



・「泪の夜汽車」は、テイチクの懐メロ各種オムニバス盤に収録されている。



真木不二夫・ディスコグラフィー 1/ポリドール篇
真木不二夫・ディスコグラフィー 2 /テイチク篇 

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(真木不二夫/出演映画)

ネットで検索してみました。


「無宿猫」(どらねこ)

公開年月日 1951年06月29日
新東宝 (上映時間 88分 )

製作は「月が出た出た」の望月利雄、「群狼」の秘田餘四郎の原作から「黄金獣」の笠原良三が西村元男の協力で脚本を書き「月が出た出た」の志村敏夫が監督している。撮影は「佐々木小次郎 (第一部)(1950)」の安本淳。主演者は「恋文裁判」の水の江滝子、「肉体の暴風雨」の大日方伝、「曠野の誓い」の三島雅夫、「宝塚夫人」の古川緑波などが主だった人々である。
原作 秘田余四郎
監督 志村敏夫
音楽 仁木他喜雄
出演 水の江滝子、加藤春夫、大日方伝 、眞木不二夫 、古川緑波、江川宇禮雄、浦辺粂子
(ストーリー)
遠洋漁業船室戸丸が久しぶりで三島港に帰港して大漁祝いが汐見館で船主角田や船長川瀬を中心に催されていたとき、悪を転々とした左千子と健二がこの町へ流れて来た。健二の姉が芸者の〆奴といって角田に可愛がれているところから二人は角田に取り入って、角田の懐を空っぽにしてやろうと企んだ。川瀬は角田が何時までたっても船を出航させてくれぬのを見て、左千子に近づき、彼女を説得して身をひかせようとした。左千子はついに川瀬の生一本に負けて、川瀬の知り合いの島の老爺の家へ下宿したが、老爺の知らせでやって来た川瀬の許婚花子は左千子の存在を気にして逃げ帰って行った。左千子はまた花子のあることを知ってまたしても角田の許へ帰って行って、今度こそ持ち船を巻きあげようと腕を振るった。しかし最後のどたん場で、左千子はやはり悪にはなり切れず、一緒に仕事をしていた悪党仲間を裏切ってしまった。そのため健二は死に、左千子は警察へひかれて行った。室戸丸が川瀬たちをのせて無事出航する姿を眺めながら−−。




磯節情話涙の恋千鳥

1952(昭和27年)7月23日公開 83分 白黒

配給:東宝 
主題歌:「磯節情話」小唄勝太郎、「君去りぬ」眞木富士夫




佐渡ケ島悲歌(エレジー)


1952年 (昭和27年) 9月4日公開 86分

新映プロと大映とが提携して製作した歌謡映画。脚本は「母の罪」の館岡健之助が書き、「振袖狂女」の安田公義が監督に当っている。
出演者/藤田泰子、春日俊二、根上淳、三宅邦子

(特別出演) 菅原都々子、眞木富士夫



悲戀椿


1953年(昭和28年)5月6日公開 89分 モノクロ スタンダード
配給・製作:大映


(主演の沢村昌子、山内明と。役柄は「中華蕎麦屋の主人・鉄ちゃん」)
 テイチクの新進歌手安城美智子と、NHK「歌の花ごよみ」のプロデューサー竹村豊との京都ホテルに於ての心中事件は一頃の新聞紙上を大きく賑わしました。
その悲恋行を作詞界のベテラン萩原四朗先生が原案し、大映が安田公義監督の元に山内明、沢村昌子主演に依り目下京都太秦の撮影所に於て鋭意撮影中で、この映画に私達の憧れの的であり、私達の明星であるテイチクレコードのホープ『真木富二夫』さんがスクリーンより中華ソバ屋の若主人に扮し皆様の前に御目見得する事となりました。(眞木富二夫ファンクラブ機関誌より)

「悲恋椿」のストーリー
本城早智子は恵まれないオペラ・コーラスの歌手をしていたが母娘二人の生活に苦しくなり、スバル・レコードの養成歌手に転向したが、この世界でも仲々機会には恵まれなかった。オペラ時代の親友林光枝の兄がスバル・レコードにいたので、この林の推せんで作曲家笠原に紹介され、作曲家に評判の悪い人気歌手椿ルミ子の代りに彼の新曲を歌わせて貰い成功した。そしてその生活も次第に派手になった。芸能記者北村の紹介でラジオ関東の青年プロデューサー杉浦に引き合わされ、その好意で杉浦の番組に出演するようになり、早智子の人気は更に高まった。が、それと同時に杉浦とも急に親しみを増し、その仲が人の口の端にのぼるようになった。杉浦に病妻があると知ってからは早智子の愛執と悩みは深まり、京都の劇場での公開録音ショウに早智子の名が急に削られたことから彼女は杉浦のあとを追って、そのまゝ逃避行の旅に出た。そのため杉浦はあやうく首をまぬがれたが早智子は引退して蔭の女となった。杉浦の前途を心配する黒沢課長から身を引けといわれ、最後の決断を杉浦に求めた。思い出の湖畔で杉浦の返事を待ったが、彼にはやはり病妻を犠牲にすることは出来なかった。杉浦を一人東京へ送ってから、早智子は湖上に舟を漕ぎ出し、毒をあおった。

原案:萩原四朗、 監督:安田公義、 脚本:若尾徳平、 音楽:長津義司

(出演)
沢村晶子、 山内明、真木富二夫、小唄勝太郎、菊池章子、菅原都々子、霧立のぼる、大伴千春、若杉曜子、河野秋武、
信欣三、小柴幹治、浦辺粂子




「百万ドルの明星 陽気な天國」

 日活/1955年 (昭和30年) 1月2日封切


(日活HPより/この作品は2021年12月現在、Amazon prime videoで見ることが出来ます)
海沿いの温泉町を背景に、歌と恋とを織り交ぜて明るく、温かい人情の世界を描く甘辛喜劇の決定版
この映画で眞木不二夫は「涙の連絡船」を宮田東峰指揮するバックバンドで2コーラス歌っています。

監督 古川録波

キャスト

水原ヒロシ、近江俊郎(二役)=近江俊郎 久森繁也=森繁久彌 三平=三木のり平 栗川社長=古川緑波/おテル=暁テル子 下宿のおばさん=丹下キヨ子 娘・たまみ=東郷たまみ アキ子(ヒロシの妹)=城美保子 ミネ子=姫路和子/コロムビア・トップ=コロムビア・トップ コロムビア・ライト=コロムビア・ライト レコード会社社員=宮尾たか志 レコ―ド会社社員=二見朗 レコード会社社員=三越富夫 加藤章と楽団スイング・ハーモニーズ 陸奥明と楽団レッド・ローズ

特別出演=神楽坂はん子、奈良光枝、菅原ツヅ子、津村謙、真木不二夫、白根一男、曽根史郎、古賀政男、東郷青児、菅原通済、宮田東峰、町春草 

脚本・台詞/古川緑波

音楽/古賀政男 挿入歌/「待ちましょう」(津村謙)「連絡船の唄」(菅原都々子)「こんなベッピン見たことない」(神楽坂はん子)「湯の町エレジー」(近江俊郎)他多数

総指揮・製作・原案/近江俊郎 

製作/近江プロダクション

モノクロ/73分

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真木不二夫/ホームページ

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