2016年01月02日(2/2)
先ずは、医療費の省エネから復習ですね
70歳未満の方の区分高額療養費の自己負担限度額について、負担能力に応じた負担を求める観点から、平成27年1月診療分より、70 歳未満の所得区分が3 区分から5 区分に細分化されます。
【平成27年1月診療分から】
所得区分 自己負担限度額
①区分ア(標準報酬月額83万円以上の方) 252,600円+(総医療費-842,000円)×1%
②区分イ(標準報酬月額53万~79万円の方) 167,400円+(総医療費-558,000円)×1%
③区分ウ(標準報酬月額28万~50万円の方) 80,100円+(総医療費-267,000円)×1%
④区分エ(標準報酬月額26万円以下の方) 57,600円
⑤区分オ(低所得者)(被保険者が市区町村民税の非課税者等) 35,400円
これで、見ると、年金生活の殆どが、 57,600円 自己負担限度額になると思うから、、④区分エ(標準報酬月額26万円以下の方) 57,600円
低所得者に配慮した
政策と思います。逆に高額所得者の負担が多くなったと感じました。
「がんの治療費は高額になる」といわれますが、本当はどのくらいかかりますか?
がんの種類 平均入院日数 治療費(3割)
胃がん 20.2日 約25万円
結腸がん 19.9日 約28万円
直腸がん 16.8日 約23万円
気管支がんおよび肺がん 11.5日 約13万円
乳がん 12.2日 約18万円
(社)全日本病院協会HPより抜粋 治療費は万円未満四捨五入
と、思ったより低い金額で済みます。この金額よりも更に高額療養費として減額されますので、 (自己負担限度額57,600円)個室ベット(差額ベッド代)を加味しなければ、6万程度で済むから、、
国民健康保険で殆ど賄える事になる。
それでも、民間のがん保険に加入する人が多いのは、「がんの治療費は高額になる」と固定観念があるからです。
民間の保険は、必ず何らかの手数料を取得してから
再分配されますので、原価を下回りますので、安心料金と考える事が、良いと思います。
週刊現代は以下の記事で締めくくっています。
「老後は個々人で多様性に富み、その全てに備えられる保険はありません。
だからこそ、必要なのは金融資産ではなく現金なのです。保険に代わるものとして、現金・知識・情報が必要になります。 病気になった時、介護が必要になった時、いざと云う時に備えて日頃から、地域の情報を調べ、保険に頼らなくとも済むだけの お金を準備しておくことで、豊かな老後生活をおくれるはずです。」