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10月のひとりごと


01/10/31 (水)

内緒だよと言ったのに、どうして内緒にできないのだろうか。秘密にしておくにはもったいない幸せ。幸せは空に放ち、不幸せは地面に埋めておこう。


01/10/30 (火)

遮光板で太陽を見た。緑がかった月のようだった。雲が渦を巻いて生き物のように包んでいた。毎日が発見。毎日が勉強。


01/10/29 (月)

長男と主人の髪を切った。それを次男が写真に撮った。25年前の新婚旅行の時買った1眼レフで。なんとなく幸せなひととき。


01/10/28 (日)

昨日は長男も帰って久し振りに家族が揃ったのに、次男が友達の家に出かけ帰ってきたのが11時らしい。私はいつのまにか寝てしまったから知らない。肺炎で入院したクラスの子の見舞いに行ったりして疲れていた。長男は就職が決まらない。彼の行きたい所は門が狭い。彼の学部は確実に採用される職種につけるがそれは魅力がないようだ。私は今になって自分は教師には向いてないと思う。教えるより教わる方が好きだ。世話するより世話されるのが好き。自分がきちんとできないのに他人にきちんとしなさいと言うのは苦痛だ。「一生の事だから良く考えてね。お母さんは今になって自分は教師に向いてないのかななんて思うよ。」するとだな「そんな事は前から思っていたよ。」と主人。あんまりだ。次男はまた、違う友達の所へ出かけ今夜は遅くなると言う。彼はちっともじっとしていない。


01/10/26 (金)

主人の姉さんが来ている。次男と旅行の話が弾んでいる。世界地図を広げてここが面白い。ここは危ない。ここは汚い。などとコースを検討している。二人で行きそうだ。資本と安全。お互いに必要としている物が有るから良いかもしれないけど、頼むからしばらくは止めて頂戴。

長男から電話。明日県立図書館に調べものがあるからついでに家に寄るとのこと。「ほらね、お兄ちゃんはちゃんと来る前に電話してくるでしょ。」「電話しないほうがいいんじゃん。余計な気を使わせないから」と勝手な回答。明日は久し振りにマージャンとなるか。


01/10/25 (木)
私「ああやだ。仕事を辞めたい。」次男「いや、母さんにはそれしかできないよ。」その通り。

01/10/24 (水)

急いで夕食を済ませ、テニススクールへ行こうとすると電話。次男からだ。もう、駅まで来てるから迎えに来てくれと。いつもながら唐突に帰省した。東京から名古屋まではヒッチハイクで4回ぐらい乗り継いできたと言う。イタリアなど1ヶ月半さすらって写した写真を100枚ぐらい見せてくれた。どんな写真も腕はどうだか(彼は一応映像科)被写体が実にいい。石造りの家並み、二千年前の遺跡、芸術作品の中でさりげなく暮している人々。宿は殆どユースホステル、時々野宿!無事戻っただけでも感謝。今度はロシアに行きたいという。止めてくれ。お土産のワインは自分で開けてしまったそうだ。おいおいまだ未成年だぞ。


01/10/23 (火)

眼科に行く途中、ぼーっとしていて赤信号で横断歩道に突っ込んだ。私の得意技は一日中ぼーっとしていることだが(あずまんが大王の「大阪」みたく)、車に乗っているときは危険極まりない。車に乗ったら人格をしゃきっと変えなくては。冷蔵庫の中が空っぽに近いので、スーパーに主人と買い物に行く。今日も魚だ。牛肉はずっと買っていない。いつもの牛乳をどうして買わないのかと思ったら、危ないからいやだって。代わりに野菜ジュースを買った。安心して食べられる物がどんどん少なくなる。千夜一夜19話をUP。どこかからクレームがつくかも。


01/10/21 (日)

朝から肌寒い一日だった。風邪気味だったので何処にも出かけず家に居た。今日は珍しく主人は休日出勤。それも、6時半までに相手先に行かなくてはならないそうで、私は5時半に起きた。先週の登山をまとめたが、写真があるので、総容量を超えてしまった。それで、夏のページはアプロードから外した。対策を考えねばなるまい。


01/10/20 (土)
山木さんと深町さんのライブ行きたかったな。森山良子さんの「さとうきび畑」も聴きたかったな。「ざわわ、ざわわ、ざわわ、。。。」。昔、姉のギターを触っていた高校生の頃、自分の小遣いで買ってきた「フォークソングブック」の中にあったように思う。チューリップのアップリケとか七つの水仙とか500マイルとか。みんなメッセージが込められていた。そんな時代だった。

01/10/19 (金)

習字は先生の都合で休み。主人は飲み会。そこで、この前の山行記をまとめようとするがなかなか集中力が持続しない。今朝は5時半起きで、職場に6時半だったからな。


01/10/18 (木)

鑓温泉のお湯をペットボトルで家まで持ってきたのを風呂に入れた。硫黄の匂いが強く、1リットルで温泉に入った気分。TVにスガシカオが出ていた。ソファで転寝していた主人がちょっとみて、「こいつ、何か無理してる感じがするな」私「そうだね、作ってる?」彼「そりゃあ、何から何まで」私「都会人だから」彼「ふーん、そうか」・・・。彼の曲は耳ざわりが良い。それも、作りこんでいるからか?


01/10/17 (水)

「自分の感性、好きか嫌いかを大切にしなさい。レッテルに縛られないように。」昨日の講演会より。


01/10/16 (火)

朝起きると階段が降りられない。主人も同じ症状。後ろ向きでそろそろと降りる。今日は早く帰ろうと思っていたのに出張だった。講演会だったが満員で席が無く立って聞いた。昨日の疲れがあり、1時間半が辛かった。家に帰る頃には雨。背中がぞくぞくする。熱っぽい。


01/10/15 (月)

6時半に小屋出発。唐松岳、不帰のキレットを越え、閉鎖された天狗小屋で11時半、下りに下りようやく鑓温泉。変なアベックに出会うも堂々と露天風呂に漬かり、出たのが2時過ぎ、バテバテで猿倉に着いたのが5時半。11時間行動の詳細はまた、山の所にそのうちUPしよう。猿倉からタクシーでヒュッテに戻りオーナーに挨拶して、ホテルに戻るとまたまたパジェロのエンジンが!ホテルの人に頼んでようやくかかって、途中ひやひやしながらやっと家に帰れた。


01/10/14 (日)

朝食で隣になった方は昨夜12時ぐらいまで飲んで歌ったので喉が痛いという。60代の男性だ。しかし、今日は唐松岳まで行きたいが帰りの車がないからとしきりにみんなを誘っている。元気だ。私たちは唐松までは行くが月曜日も休みを取ってあるから、もう少し周るつもりだ。本当は鑓温泉まで行きたいというと、もう小屋仕舞いをしているかもしれないから、確かめた方が良いと言う話。8時になりみんなでわいわいと記念写真を撮り、帰る人と登る人に分かれた。私たちは車をホテルに預け、黒菱の駐車場まで便乗させてもらった。60代の方の運転だった。家のと同年代のパジェロだった。15万キロ乗ったって。最初の1年で7万キロ乗ったって。煙草が止められなくて足の怪我で入院した時もこれで辞められるかと思ったけど止められなかったし、病院を抜け出して酒を買いに行って看護婦さんにどやされたといういかにも我が部の先輩らしい話を聞きながら外の素晴らしい紅葉の山々を眺める。黒菱からはリフトを二基乗り継ぎ、揃うのを待って歩き出した。花束を持っている人がOB会の会長だ。60代が多かったが、さすがに昔とった杵柄。足元のしっかりしている人ばかりだ。ケルンをいくつか通り越し、八方池を少し過ぎたところで、いつのまにかずっと先を行っていた会長が立っている。どうやらそこが遭難場所らしい。みんなで少しずつ石を積んでケルンを作って花束を置き、お酒を供える。吹雪の中ここで力尽きたのだ。写真を撮った後、唐松に行くと言っていた人はと見るともういない。ヒュッテのオーナーの人といっしょだからペースが速い。途中雷鳥の雛の大きいのを3羽見る。少し換羽している。なかなか追いつかないなと思っているうちに唐松小屋に着いてしまった。12時。小屋の前でその人たちが唐松の頂上から戻って来るのを待つ。ヒュッテのオーナーが唐松小屋のご主人と知りあいらしく、私たちの待遇もよくしてもらった。やはり、鑓温泉小屋は閉鎖されているらしい。でも、温泉は入れるようなので、明日早く出発することにし、とにかく今夜はここに泊まる。午後の退屈で優雅な時間をぼうっと裏剣を眺めながら過ごした。明日は確実に晴天だ。


01/10/13 (土)

朝バタバタと山の用意をし、お昼近くになっていよいよ出発となったのに、パジェロのエンジンがかからない。インプレッサにつないでやっとかかった。途中サービスエリヤでもかけっぱなしで、なんとか白馬に到着。和田野に古くからあるヒュッテ。大先輩がやっていて、今まで敷居が高くて泊まれなかったのだ。今回の宿になっている。受付を済ますと私たちは向かいのホテルに部屋がとってあるからそちらに移った。パーテイーもそのホテルだった。70才の創設者から現役の学生まで総勢86名。その中で顔を知っているのは5、6人しか居なかった。でも、現役の学生や大先輩たちと、おいしくお酒を頂いて、山の話をして、山の歌を歌って、遭難した方を悼んだ。名簿を見ると亡くなった方は3名。みんな山で命を落としている。明日はこの3月末に八方尾根で亡くなった方の最後の場所まで登る。


01/10/12 (金)

明日から二泊三日で八方へ行く。大学のサークルの50周年記念パーティー&追悼登山。でも、現役学生のメールによると今年が50周年かどうか怪しいそうな。さもありなん。先輩はそんな人ばっかりだった気がする。食料が入った一斗缶をテント地に忘れて来たり、平の渡しでうっかり船に乗り遅れ、2日の行程を1日で走ったり、二日間の食料が大納言(名古屋名物あずき入りのカステラ)一個だったり、怪我した足を消毒液で洗ったボールでサラダを作ったり、道のないブッシュを頂上めがけ直登したり、水とガソリンを間違えて鍋に入れテントを焦がしたり、冬山の単独行で遭難したかと思ったら、無人になっていた山小屋をこじ開け、中の食料を食べ尽くしていたり、・・・。みんな変わっていないかしら。


01/10/10 (水)

ものすごくテンションが低い。血液中の何かが不足している感じ。アドレナリンって何処から出てくるんだっけ?


01/10/09 (火)

UのテニスにまたHPを見て入りたい人が来た。私が立ち上げたHPだ。何か責任感じるなあ。そう言えばMさんのやってるスキークラブも最近はHPを見ていきなり入ってくる人が多いそうだ。何かヤバイことになるといけないのでここからリンクを外した。


01/10/08(月)

ミラージュは蜃気楼ファントムは幽霊だって。「アラブとイスラエル」10年前に書かれた本を読むが、複雑過ぎてなかなか進まない。


01/10/07 (日)
久し振りにY子さんが来てくれたけど、Uのテニスを11時で切り上げミラ・ゲオルギエヴァのコンサートに行った。老パジェロをぶっ飛ばして会場に着き当日券を買う。S席も有ったが、やはり良い席ではない。ピアノとバイオリンだけだからと思って舞台の後ろ側のA席にした。なんと、2000円である。彼女をこの値段で聴けるなんて。さて、開演5分前に席に着き、袖からピアノの及川浩二と共に現れたミラはもう、10年前のごつい少女の面影は無かった。スラッと背が高く、細身の現代風なドレスをまとった彼女はまるでモデルのようだった。静かな期待に満ちた拍手の後、音合わせをちょっとして静寂。そして、最初の深く柔らかく広く包み込むような音。それだけでもう涙が出てしまった。エルガーの愛の挨拶だった。何と甘美な心をとろかす音色だろう。その次はベートーベンのクロイツェルソナタ。私は聴きこんでいないのでやや退屈だったし、隣の席では主人がぐっすり夢の世界に入っていた。二部の小品の数々は胸を打った。中でもショパンのノクターン、サラサーテのツィゴイネルワイゼンは秀逸。シューベルトのアベ・マリアでは最近の世情、私の抱える悩みなどが頭を掠めた。人を真に説得するのは声高に叫ぶことではなく、低いゆったりとした静かな声なんだと思った。アンコールは3曲もやってくれた。竹田の子守唄のアレンジがとてもよい。日本の民謡がこんなに美しいものかと思った。途中頼んでも居ないのに何度も涙があふれ、コンタクトレンズが外れて困った。でも、泣いていたのは私だけではなかった。横の方で鼻をすする音が聞こえたし、1列目の年配のおじさんも目尻を手でぬぐっていたぞ。今日のコンサートで、彼女のレパートリーの広がり技術の洗練を感じたが、10年前のスラブ色の強烈な印象は無くなっていて寂しい気持ちもした。選曲も有るのだろう。主人も10年前の小さいホールのコンサートの曲方が好きだと言っていた。タルティーニ「悪魔のトリル」の強い印象が残っている。終わってから今日の小品が収録されているCDを買い、サインもしてもらった。さっそく、家で聴いてみたががっかり。音が悪すぎ。普通のバイオリンにしか聞こえない。何が悪いのだろう。CDの録音に限界があるのか、うちのコンポがちゃち過ぎなのか。やはり、ボーズのスピーカーが欲しい。

01/10/06 (土)
午前中は主人と釣り。榎戸という小さな港の堤防で釣った。二人で7匹。また、お義父さんに持って行った。するとだな、ちょうど帰り際に主人の友達が二人、車で帰ってきたのに遭遇。彼らは篠島で船釣り。クーラーの釣果をみせてもらったら、絶句。30匹はいた。タイ、べラ、カワハギ、キスetc.みんな大きいぞ。しかも、それは一人分だった。タバコを吸う暇も無かったって。羨ましかった。午後は、庭仕事。紫陽花、柘植、プラム、蔓薔薇の剪定。夜は千夜一夜18話を更新。

01/10/05 (金)

「今日」が無事終わった。ちょっとした祝杯をあげたい気分。そして明日から嬉しい3連休。明日は取りあえず釣り。3日もあるから、クラッシックのコンサートにでも行きたいと思ってネットで捜したら思いがけなく見つけたミラ・ゲオルギエヴァ。明後日だ。良いチケットは取れるだろうか。もう一つスタジオ・ルンデという存在を知った。小さなホールだけど質の高い音が聴けそうだ。でも同じ日にかぶっているから、今回はミラにしよう。もう、20代後半になるはず。あの、透き通ったバイオリンの音色は健在だろうか。


01/10/04 (木)

ますます、世界が不気味な空気になってきた。


01/10/03 (水)

今日のテニススクールはトップスピンの練習だった。ショートとロング。試合でも使えるようになって今日の最後の試合は2試合とも勝った。うれしい。


01/10/02 (火)
ベージュと茶色。私の洋服の組み合わせで一番多い。昨日唯一のオレンジのブラウスを羽織った。私じゃないようだった。

01/10/01 (月)
いつのまにか10月になった。私にお構いなく季節が勝手に移ろって行く。一日中空を眺めて居たいなあ。そう言えば今日は仲秋の名月。と思って外を覗いたら、夕方は曇っていたのに、晴れ渡った空にピカピカの月が見えた。「離れた場所から同じ空を見る。今、月は出てるかい?」〜山崎まさよし/坂道のある街より〜