現役弁護士が描く社会派ミステリー!
短編小説『犯罪』で知られるドイツの小説家フェルディナント・フォン・シーラッハ。当時日本でも本屋大賞「翻訳小説部門」第1位になるなど大反響を呼んだ彼の長編小説デビュー作が本作の原作「コリーニ事件」。ドイツで屈指の刑事事件弁護士としても活躍し、自身で取り扱った事件をベースにした社会派ミステリーが待望の映画化!
本作の舞台となるのは、おそらく2000年代初頭あたりのドイツ。ある凄惨な殺人事件の国選弁護人に指名された新米弁護士のライネンは、
事件の被害者が幼少時代に実の父親のように慕っていた恩人であることを知り衝撃を受ける。ところが、被告人のコリーニは殺害の動機どころか一切について黙秘を続け、このままでは最高刑待ったなしの状況だった。