パニック障害支援サイトStep and Go

家族そして周りの方へ

  • こころからリラックスできる環境を整えてください。
  • ストレスはパニック発作を悪化させる原因になります。 ストレスというと環境や家庭問題など、精神的なものがイメージされますが、実は気候の変化や肉体的な疲労など身体的なストレスもパニック発作に関係します。
    また、夏の蒸し暑い時期などに、パニック発作が起こりやすいといわれています。
    このほか、睡眠不足や過労も体力を低下させ、パニック発作を悪化させます。
    パニック障害の治療で大切なことは、できるだけパニック発作を起こさせないようにすることです。
    そのため、患者さんがリラックスして治療に取り組める環境を整えてあげてください。

  • できるだけそばにいてあげてください
  • ”一緒にいる”というのは、物理的な時間をすごすということではなく、精神的に一緒にいるということです。
    たとえば、パニック障害のために家に1人でいることが不安だという場合は、「仕事に行ってくるけど、不安になったらいつでも電話してきていいから。お隣の奥さんにもお願いしておいたから、なにかあれば遠慮なく言っていいからね」と患者さんが抱える不安を受け入れて、困ったときはいつでもその不安に対処する用意ができていることを伝えてください。
    一番身近なご家族が病気の辛さをわかってくれ、見守ってくれていると感じるだけでも、患者さんの安心感はとても大きくなります。

家族のためのパニック障害サポートブック(ファイザー㈱発刊)より一部引用

発作を起こしている方を見かけたら

  • パニック発作で苦しんでいる患者さんをみかけたら、やさしく声をかけて落ち着ける場所へ移動して少しだけ付いていてあげてください。発作は長くても1時間でおさまります。
  • 本人が希望すればすぐに救急車を呼んであげてください。

発作のときの周囲の対処方法

呼吸が浅く過呼吸のようになっていたら、ゆっくりと複式で呼吸するように声をかける。
ズボンやスカート、シャツのボタンをあけ、胸元や腹部を緩める。
室内や車内のときは、窓を開けて外の空気を入れる。
太陽の下のときは日陰に移動する。

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