『夢のかけら ガイドブック』


 

構成:

 椎名鷹志編、アトラクシア編、アルタクス編 の3つから構成されています。
 作者としては、文中の黒字部分、緑字部分、赤字部分だけをそれぞれ抜いて読んでも、ひとつの物語として読めることが出来ればいいなぁと希望しております(・・・無理だってば)。


椎名鷹志編(基調の物語・・・作品中 黒字部分)
 普通の中学2年生の日常が中心となっている話です。
ある連続している?夢(これが、このシリーズの元ネタ)を見始めたのは、自分が中学1年の頃でした。 同性、異性の友人との関わりに悩みを感じ始めたのも、またこの頃。
その時の迷える自分に、現在の自分が答えを返してあげたい気持ちもあり、この編を書いています。
 夢で見たことをRPGの攻略記録のように書いていこうとしている彼は、作者の分身でもあります。 よって一人称語りです。

アトラクシア編(ファンタジーその1・・・作品中 緑字の部分)
 異世界(椎名くんの夢の世界)で、エルフ族の女の子が、フェーリス国のアナスタシア姫に”世界を救う者”として召喚されたが、その証の宝珠(オーブ)をなくしてしまったので、探しにいかねばならない。――という話がメインです。
 アルタクスという勇者が生存不明となった数年後の物語として進行していきます。  三人称語りです。


アルタクス編(ファンタジーその2・・・作品中 赤字の部分)
 フェーリス国に属する辺境の小国より、ある重大な知らせをもたらし、危機を救うためにアルタクスが活躍する話がメインです。アトラクシアから見れば、過去の物語となりますが、アルタクスを主人公とした三人称語りで進行していく独立した物語を考えてます。

 

作品のテーマ:

 アトラクシア編、アルタクス編どちらにも共通するのは、宝珠(オーブ)探索です。
 椎名くんの夢の世界は、フェーリス国を中心として眺められています。 対立敵国としてザグラーンという国があることが分かっていますが、現在まだ謎の存在です。この世界は、魔法が現実に存在、機能しているファンタジー世界です。 そして、魔法はそのほとんどが宝珠(オーブ)の力を利用して発動させています。
宝珠(オーブ)の種類としては、炎、土、風、水の基本の4属性のものの他、光、闇の2属性があり、本来の宝珠(オーブ)は生きて成長しています。それらの原石たるオーブは世界に散らばった神殿にあるということです。
 フェーリス国の最高の国宝は、その純白の宝珠(オーブ)であり、国の守りでもあると言い伝えられております。また、そのふたご星がザグラーンにあると言われてます。
 アナスタシア姫の父王の在世の時に、国宝である純白の宝珠(オーブ)に亀裂が入るという事件が起こります。アルタクスは、別の目的を持って旅をしていたのですが、フェーリス国の純白の宝珠(オーブ)復活のために、『白の(光の?北の?)神殿』(註:呼称、表現方法が3つ以上あるようです)に赴きます。宝珠(オーブ)の原石から得られたかけら、アルタクスの剣などは、届けられてきましたが、勇者は戻って来ませんでした。


作品群:
(その1)シルフ          (その2)BITTER CREEK(前編)     (その3)BITTER CREEK(後編) 
(その4)禁じられた遊び    (その5)らせん(前編)             (その6)らせん(後編) 
(本編)緑の谷(1) (2) (3) (4) (5)




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