FFT悪戦苦闘日誌(10)


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めざせ、ランベリー城!!<63:ゲルミナス山岳>**********************

 ゼルテニアをちょちょいと通過、ザーキドスまで行って、ひたすら僕らはランベリー城を目指す。
けっこうな長旅だ。たまに、モンスター戦に遭遇すると、僕って意地悪なのだろうか、ついついレーゼだけ出撃させて、ベイオゥーフはお留守番なんてさせたりしている。シドはあい変わらずめちゃくちゃ強いし・・グレちゃおうかな(笑)。
 しかしこんな時、悪い見本と遭遇。爆裂団のなれの果ての山賊なんて、・・・悲しいよな。
 相変わらず、あまりバトルで役立たないボクもかなり・・・悲しいけど(笑)。

 
油断大敵?<64:ポエスカス湖>**********************

 山賊とお別れしたら、今度は亡霊の群、か・・・。
 あ〜〜あ、もういい加減、あきちゃったな〜。だって、ボクだけ暇なんだもん(爆)。
 シドもるす番、チョコボたちもお昼寝させてきたのに、ボク抜きでも何とかなっているみたいだよ〜。アイテムのフェニックスの尾で殺せば、らっくらくさ〜〜♪(小躍り)
 戦闘終了後に気づいた。え、もうランベリー城、目の前じゃんかッ!!
 さぼりにさぼって・・・僕だけラクしてたんだけど、それって結構マズかったかも・・・(汗)。

 
ゆ・う・わ・くはいかが?<65:ランベリー城城門前>**********************

 かなりドキドキしながら、ランベリー城到着。 やはり、エルムドア侯爵は死んで、城全体が廃墟?のようだったが・・・。
 お迎えがセリアとレディ、なんてイカス演出♪、侯爵バンザイ(ぉぃ(^^ゞ)
 しかも、「待っていたわよ、坊や。」「熱いベーゼで・・・」とか僕だけに熱いまなざしを向けてくれる(嬉)。
 やった〜!と踊る間もなく、僕は誘惑をされ混乱、シドは息根止めで昇天、というめちゃめちゃなスタートとなった。
 ホーリーナイトのアグリアスの聖剣技と、白魔導士アリサのホーリー及び回復だけが頼り。途中でアイテム投げの達人ラディッシュが、影縫いとかいうストップをかけられた時はめまいがした。
 僕はといえば・・・最初にふたりが言った通り、集中してがんじがらめにやられた。誘惑+ストップ+石化。・・う、出番がないよぉ・・というか、いいようになぶられ放題・・くそっ、僕はマ○じゃないぞぉ(泣)。だが、何度もいろんな技をかけられたおかげで”アルテマ”なる技も習得(これはラッキー)♪
 その直後に復活したシドがレディを殺したら、セリアがまだ生きているのにクリア♪
しかし、またクリア時に死んでいたんだよ、ボク・・(涙)。もしかして・・・僕の役目ってオトリだったのか?(笑)

 
初めてのチュウ♪<66:ランベリー城城内>**********************

 初めてのチュウ♪を経験してしまった・・・(赤面)。
しかも・・・ヤバイ・・状況の中の経験である、うわぁ〜〜〜思い出すと・・(汗)。

 セリアとレディが城内に駆け込んで、エルムドア侯爵にご注進したので、連戦MAPである。どうやら、ヴォルマルフが来て密談していたようだが、彼は去ったようだ。というわけで、僕らと戦うのは、エルムドア侯爵とセリアとレディ。
 なんだけど・・・初体験の混じった話をするのは・・・妙に照れるぜ(爆)。・・というわけで、ここからちょっとあぶりだしで・・(冷や汗)。
   (作者註:以下はたぶんに腐女子的表現が含まれますので、ご注意ください(^^ゞ)

  僕の声は最初からうわずっていた。編成時に誘惑無効のアイテムつけるのを忘れていた・・ことに気づいたから。そして・・・エルムドア侯爵がボクをじっと見ているのに気づいたから・・・。

 エルムドア侯爵。由緒正しい家柄の青年貴族。その流れるような銀の髪。切れ長の目。
 確かについつい男でも見とれてしまう姿。細長い手足をさらりと動かすさまも、いにしえの舞いさながらだ。この人がいると、セリアとレディの美しさや輝きも半減してしまう。
 エルムドア侯爵の方が僕よりAT順が早い、ことに気づいた。
・・・やばい・・どうしよう・・・狙われているような気がする。
 案の定、エルムドア侯爵が僕の背後にワープしてきてしまった・・。予測していたが、心臓がバクバクした。
 ふりむけない・・!動けない・・!
 いったい、何を?
いきなり、僕の首筋に彼の唇がそっと触れて・・
・・・う、うわあぁぁっ!!
 ・・・
なんてことするんですか?・・・
 で、でもちょっと気が遠くなるほど気持ちいいカモ(爆)。
そして、僕は正気を失った。”吸血鬼として生きるしか道はなし”・・って!?

 ようやく僕のAT順が来た。そして・・・。
 そして僕は・・・、おのれの欲望の命じるままに、エルムドア侯爵の白い首筋に牙を突き立てた。慣れないせいだろうか、夢中で強く牙を突き立てすぎてしまったようだ。エルムドア侯爵が軽く呻き、だが、満足げな一瞥を僕に投げた。そして・・・次にはまた彼が僕をとらえ・・・。

 痛みと妙な快感で頭が痺れていくような気がした。いや、『悪魔の鎖はゆるい』というたとえどおり、逃れるのは簡単そうだった・・・そして、頭の片隅では、こんなことをしていてはいけないのだ、と分かってはいる。だが、彼の支配から逃れようと必死に思うものの、その悪魔の手に堕ちたまま、甘い闇にどっぷり浸かっている状態が心地よくなって・・・。

 え〜つまりエルムドア侯爵に吸血?をされたらしい僕は、吸血鬼になってしまったというわけだ(滅)。
 アグリアスが聖剣技で、セリアを混乱させたりする大活躍をしているというのに、僕は自分のターンでエルムドア侯爵に吸血してHPを回復し、その次はエルムドア侯爵が僕に吸血してHPを回復、というあほらしいことを二人だけの世界とばかりに繰り返していたとか・・(^^;。
 そんな二人のチュウ♪チュウ♪合戦に、みな呆れかえり、労働8号の処理と、アリサのホーリーとアグリアスの聖剣技で、エルムドア侯爵にとどめをさしてくれた。
 ・・・というわけで今回も僕は役に立てなかったのだ(自爆)。
 この後、ずっと僕は・・・・吸血鬼として生きていくのか・・?
 城の地下墓地に逃亡したエルムドア侯爵を追いかけて聞かなくっちゃ!
「・・・あのう〜?吸血鬼って・・・けっこう女の子にもモテますよね?」

 
死の天使 ガガンボもとい、ザルエラを倒せ!<67:ランベリー城地下墓地>**********************

 かなりドキドキしながら、地下墓地へ直行。うつむいているエルムドア侯爵に近づく。
 僕について「強くなった・・」とか何とかぶつぶつ言っている。僕は赤くなる・・・だって、前回はほとんど正気を失って吸血鬼になっていた、だけなのだから(笑)・・・そしてさらに真っ赤っ赤になる僕。
 一緒に出撃したシドが
 「なぜそんなに君は、赤い顔をしているのかね?」と聞いてくるほどだった。
 「”美味しかったよ・・。”と侯爵にささやかれた気がして・・(赤面)。」と僕が答えたら、
 「そうか!、そうだったのか!」といきなり、頬っぺをムギュギュギュ〜〜とつままれた。
 「い、痛てぇ〜〜っ。(あ・・・シドは目上のひとだった)、い、痛いです。な、何するんですか?」
 「いや、よくどらやきの顔をした正義の味方がいて、お腹が空いていると自分の顔を分け与えると聞いたことがあるが、ルシファーくん、そういえばキミは・・・どらやきに似ているなぁ♪(嬉)」
 「・・・・ご、誤解です。それにそのネタは・・・あんパ○マ○とド○○もんが混じっているような・・・?」
 「とにかく、早く決着をつけ(て、おやつを食べ)ようではないかッ!」
そう、3連チャンマップだとおちおち、おやつも食べられないのです(^^;)。

 そうこうするうちに、いよいよ、エルムドア侯爵が聖石をつかってルカヴィに変身!!
 う、うわぁ〜(呆然)。なんじゃ、これは?? あ、悪夢だぁ・・・。
 「よく分かったわね。・・・いま、あなたがかかったのが”悪夢”よ!」とアグリアス。
 死へのカウントダウンが始まっている・・そうだ、そういえば僕は完璧に吸血鬼にはなれずに、(途中編成画面の間に)、生身の身体に戻ってしまっていたんだっけ。が、どうも、そっちよりエルムドア侯爵のヴィジュアルが気になって仕方がない。
 名前を見たら・・・死の天使・ザルエラなんてかっちょいい名前なんだけれども。はっきり言って・・・蚊トンボにしか見えない。とうとうギャラリー全員で、そのルカヴィにガガンボなんて命名し、彼の動きに大笑いする始末。

 そこへ、メリアドール、さっそうと登場!
  「ルシファー、あなたの言っていたことは本当だったのね。」
 僕はおおいに胸を張って、彼女に答える。ふたりの距離はけっこう離れていて・・・たくさん人が介在しているにもかかわらず、はた迷惑にも二人で、大声でやりとりする。ふたりの会話が続いている時は・・・みんなが遠慮して攻撃もしないので、何となく・・・気遣いという言葉も知らないバカップル!って感じ(笑)。

 途中、僕はといえばあっさり昇天し、復活してもらったりしたが、このマップは、バカ笑いしながらやっていたおかげで、思ったよりも楽でした。
 どんな状況でも・・笑顔が大事ってことだねッ♪、うん(^^)。

 

 
暗闇でドッキリ?!<68:ランベリー城攻略後>**********************

 戦いの後で懸命に探してはみたものの・・・アルマはどこにもいなかった。
 どうやらヴォルマルフに連れ去られているみたいで、また助け損なってしまったのだ。彼らはいったい何を考えているんだろう。というわけで、このランベリー城の戦いで僕が手に入れたのは、また一つの聖石だけだった。
 ”銀髪鬼”と勇名を称えられた、白皙の美青年侯爵は、もういない・・・。すでに本人ではなくなっていて、ただの幻の存在だったんだ。侯爵もセリアとレディも・・・元の状態を保ちながら、すっかり精神をルカヴィに乗っ取られていたのだろう。
 どうして、こんなことが行われているのだろうか? あの人たちの本当の姿を見たかった・・・、と僕は未練がましく追悼していた。

 その後、メリアドールと暗いところで♪二人だけで♪話し合うことになり、僕は初デート(?)みたいにドキドキしていたが、全くそんな雰囲気ではなかった。それどころか、彼女のまじめな分析と心の強さに圧倒されてしまった。ちぇっ、メリアドールって・・・さすが神殿騎士だよな、絶対に彼女には色気ポイントが足りないと僕は思うんだけれども・・・。あんなんじゃ、手も出せない雰囲気だよ・・・(嘆)。
 彼女は「ルカヴィも所詮は、ただのモンスターだったってことじゃないのかしら。」と、きっぱり言い切ったのである。うっ、スゴイこと言うな〜と僕は少々たじろいた。このキッパリ感は、シドやアグリアスに通じるものがある・・(^^;)。僕がぼ〜っとそんなことを考えていると、彼女の口から、意外な情報が飛びだした。

 「でもなぜ、ダイスダーグ卿に聖石を渡したのかしら?」
 メリアドールのこの言葉に、僕は凍りついた。
 え?今・・・なんと? に、兄さんに・・?ラーグ公亡き後、北天騎士団側の権力を手にした兄さんに・・・?
 僕は、一瞬、呼吸をすることすら忘れてしまいそうだった。
 メリアドールの論旨はつまり、<教皇と神殿騎士団だけの陰謀だったら、なぜ彼らに非協力的な北天騎士団側に、大事な聖石を渡したのか?>ということなのだと思う。けれども、へたれな僕は兄さんの名前が出たことで激しく動揺していた。メリアドールは、父ヴォルマルフの名前が出ても、平然としているのに・・。

 そうだ、見捨てられたような形で家を出た今でも、僕はダイスダーグ兄さんとザルバッグ兄さんを身内だと思っているのだった。ガフガリオンが生きていたら、きっと僕を甘いヤツだと笑うだろう。
 だが、兄さん達が僕と全く意見を異にしていても、こうやって別の生き方をしていても・・・兄さん達にルカヴィの害が及ぶことを思うと、つらい。精神をルカヴィに乗っ取られて、自分の意志でなく他人をも害する化け物のようになってしまったら・・・。エルムドア侯爵も、ウィーグラフも・・・本当の自分というものを聖石に、ルカヴィに奪われてしまったと僕は考えていた。
 だが、僕は・・・ルカヴィだけをやっつけて、彼らを救うことなんて出来なかった。ルカヴィと共に、葬り去ること位しか出来なかったんだ!
 もしも、ダイスダーグ兄さんと戦わねばならないとしても、同じだ。肉親としての情を捨てねばならないのだと考え始めていた。あの強い兄さんがルカヴィと融合するとすれば、怖ろしい事態となる・・・どうあっても止めねばならない。僕が、あの兄さんに勝てる確率は、かなり低そうだけれども(一騎打ちでなければ、僕以外は強いからOK(^^ゞ)。現北天騎士団団長である、ザルバッグ兄さんはどうするのだろう。ダイスダーグ兄さんと戦って、その命を奪おうとする僕をさらに憎む、のだろうか・・。
 僕らは、イグーロスへ向かう決心をした。
 兄弟の絆より、『被害を最小限にしたい』という価値観を優先させて、兄さんに立ち向かおうとする僕も・・・モンスター化・ルカヴィ化していく道を選んでいるような気がしてならない。
 僕ならば、聖石を私欲に使わないと言いきれるだろうか・・・。

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