建築 雑コラム 44
Architecture The s Column
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北京
新型コロナウィルスが世界中に蔓延し、すべてが止まった感じがする日々が坦々と続いていく、多分今が歴史の変換点になるのは間違いないだろう。
若い時から歴史の変換点にあこがれを持っていた、ルネッサンス、明治維新、産業革命、フランス革命
14世紀ペストに襲われたフィレンチェはその後、レオナルド・ダビンチ、ブルネレスキ、ボッティチェリ、ミケランジェロ、ラファエロ、などルネッサンスの中心と
なった。
19世紀後半から20世紀前半近代建築が生まれる ガウディー、フランク・ロイド・ライト、ル・コルビュジェ、ミース・ファン・デル・ローエなど
が活躍し、美術界ではピサロ、モネ、ルノアール、セザンヌ、などの印象派、ブラック、ピカソなどのキュビズム などが華やかなパリの時代
憧れの時代も、第一次世界大戦、スペイン風邪があって、多分 今私たちが感じているのと同じような先の見えない不安な時期だったのであろう。
ちょうど100年前に流行ったスペイン風邪を調べてみると日本では1918年〜1921年までに3波あって38万人が亡くなっている、その中には
私たち日本の建築家の元祖と言える東京駅を設計した辰野金吾もスペイン風邪で亡くなっている。
多分今! 次の時代を創ろうとしている人は、次の時代を夢開かせる蕾を正に膨らませている事だろう。
以前のコラムで、歴史の変換点を少しまとめました そして私なりに21世紀はこんな世界になってほしいと思いました
「パラダイムシフト」 「パラダイムシフト続き」 を読んでいただければ幸いです。 (2020.6.12)
さて昨年の11月、ひょっとすると武漢では新型ウィルスが発生していたかもしれない時に、北京に行ってきました。
北京は2008年の北京オリンピックを契機に世界中からの建築家の実験場とでもいえるように、新しい建築が次から次へと建てられ一度行きたいと
思っていました。
到着したのは北京首都国際空港第3ターミナル、(2008年)イギリスの建築家ノーマン・フォスターの設計したターミナルである。
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北京首都国際空港(2008年) オリンピックの玄関口として創られた (2020.6.13)
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ノーマン・フォスター (1935年〜) (2020.6.14)
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とにかく広い空港です (2020.6.15)
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第三ターミナルより入国審査へ向かう途中見える建物たぶんフォスターではないと思います (2020.6.16)
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第三ターミナル内部 意外にあっさりしています (2020.6.17)
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空港から市中への地下鉄乗り場 (2020.6.18)
昨年の九月にイギリスのザハ・ハビッドが設計した北京大興国際空港が開港されておりこちらも見たかったのですが、行けませんでした。
写真のみご紹介します
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北京大興国際空港(2019年) (2020.6.19)
ザハ・ハディッド (1950年〜2016年) (2020.6.20)
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内部 (2020.6.21)
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内部 ザハらしい (2020.6.22)
今回ザハ・ハディッドの建築で最初に
銀河SOHO(2012年) (地下鉄2号線朝陽門駅)
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銀河SOHO(2012年) (2020.6.23)
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右の建物は銀行?会社?入口で止められました (2020.6.24)
私が今まで見たザハの建物の中で一番納まりがきれいに施工された建物でした
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丸い丘の様な建物が4つ それを繋ぐブリッジ 右前にポイントとなる建物 (2020.6.25)
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市民になじんだ広場になっていました (2020.6.26)
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中央は5センチほど低くなっていて建築写真では池になっているのでしょう (2020.6.27)
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建物と一体化された流れるようなブリッジ (エキスパンションなんて考えないのだろうか?) (2020.6.28)
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内部 (2020.6.29)
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ザハらしい流れるエスカレーター (2020.6.30)
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トップライト とてもきれいです 2020.7.1)
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エスカレーター (2020.7.2)
同じような丘の建物だが2年後に完成した望郷SOHO(2014年)(地下鉄7号線阜通駅)
望郷SOHO(2014年) 高い山が3つ (2020.7.3)
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航空写真の案内板 (2020.7.4)
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かなりの高層建築です SOHOですから小規模OFFICEの集合体なのか? (2020.7.5)
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ビル間のサンクンガーデン 銀河SOHOの方が良い (2020.7.6)
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内部流れる照明はザハらしい (2020.7.7)
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これだけ見ていればいいのだが銀河SOHOと比べるとかなり力が抜けている (2020.7.8)
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大きなビルなのに人が少ない
Zaha Hadid Architects の案内を見ると新しい時代が来ていると感じれる。 (2020.7.9)
個人起業家が借りる小さなオフィースをSOHOと呼ぶようだが、今回北京でザハ以外にも3か所のSOHOを見学した。
これだけ沢山の企業を立ち上げた若者が中国には多い事なのだろう、若者の活気が感じられなくなった最近の日本と比べて少しうらやましい。
中国の建築家 馬清運(1965年〜)が設計した光華路SOHO(2008年)(地下鉄1号線永安里駅)から紹介します。
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馬清運(1965年〜) (2020.7.10)
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つるっとした仕上げに丸窓のドット やりたいことはよく理解できます (2020.7.11)
四角ではなく少しずつまげて これも理解できます
分割して中央にガラス しかも斜めの線も入れて これもやりたいことは理解できます (2020.7.12)
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しかし仕上げは塗装した鉄板 納まりはシーリングのみ
いろんな要素がいっぱい入りすぎてまとまっていません、たぶん時代の先端をよく勉強された先生で全部この建物につぎ込んだのか?
しかしメンテランスの事も考えるとこの建物そんなに長くはもちません イマイチでした。(2020.7.13)
次は日本の建築家で売れっ子の
隈研吾(1954年〜)が設計した 三里屯SOHO(2008年)
隈研吾(1954年〜) (2020.7.14)
三里屯SOHO(2008年) (2020.7.15)
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角のない丸いつるっとした建物群 (2020.7.16)
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やりたいことは分かりますが、隈さんの建物ではないように思います。 (2020.7.17)
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僅かに良い所を探すとこのサンクンガーデン (2020.7.18)
しかしザハの銀河SOHOと比べてこの人気のなさ がっかりです。
少し気落ちして尋ねたのが日本の建築家
山本理顕(1945年〜) と
シーラカンス が設計した 建外SOHO(2004年)
山本理顕(1945年〜)
建外SOHO(2004年)
きっちりとしたモダニズム建築で写真を見た時はあまり興味がありませんでしたが、実際見るとプロポーションもスケール感も良く
多くの人が使いこなしていました。(2020.7.19)
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柱も梁も同じスケールでまとめて高層階まで同じです (2020.7.20)
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サンクンガーデンも人間のスケールに合って小ぶりに点在します (2020.7.21)
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なごみやすいスケール感が良いのかおしゃれな女性が多くいます。 (2020.7.22)
SOHO別荘 シーラカンス設計 (2020.7.23)
低層に所々商店用の別荘があります、
シーラカンス が担当したようです
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詳細 外壁は柱からキャンティーで床を出して納まっています。
納まりが悪く所々錆びている部分がありました。
山本理顕さんも若い時は形が優先して納まりが悪く、これでは長く持たないだろうと思いましたが、この物件では本家は修正されています。
しかしこの建外SOHOは前の二件 光華路SOHO,三里屯SOHOと比較してみる部分が多くある良いSOHOでした。 (2020.7.24)
今回の旅行で是非観てみたかった建築家集団
MADの建築があります。
MADは中国の建築家馬岩松マー・ヤンソンと日本の建築家早野洋介がイギリスのザハ・ハビッドの事務所で出会って彼ら二人と
中国の建築家党郡ダン・チュンを中心に作った建築家集団です。
作風はザハ・ハビッドと同じように流線型のデザインが斬新な建築が多い21世紀注目のグループです。
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馬岩松 マー・ヤンソン(1975年〜) (2020.7.25)
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早野洋介(1977年〜) (2020.7.26)
まず最初に北京コンラッドホテル(2013年)(地下鉄10号線呼家楼駅)
北京コンラッドホテル(2013年) (2020.7.27)
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細胞を顕微鏡で見ているようなエレベーション (2020.7.28)
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下から見上げた外壁 微妙に曲がっている (2020.7.29)
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詳細 鉄板に焼付塗装の様だがディテールは意外に雑 (2020.7.30)
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ロビー内 重厚な感じ (2020.7.31)
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色ガラスのスクリーン (2020.8.1)
スクリーン詳細 (2020.8.2)
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階段 やはり重厚な感じ (2020.8.3)
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手すりと上裏に仕込まれた照明ラインはザハからのDNAだがザハの方がうまい
(2020.8.4)
次はChaoyong Park Plaza (2017年) (地下鉄14号線朝陽公園駅)
Chaoyong Park Plaza (2017年) (2020.8.5)
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高層棟 頂部 すべてブロンズガラス (2020.8.6)
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下部二つの棟の中間部が逆アーチのホール (2020.8.7)
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下からの見上げ ガラスはホコリがたまってきれいではない (2020.8.8)
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A1,A2が高層棟 A3〜A7低層等 1,2,3はアパート (2020.8.9)
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下部低層棟 (2020.8.10)
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すべてガラスの低層棟汚れがひどい (2020.8.11)
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ガラス庇部ディテール (2020.8.12)
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アパート棟 (2020.8.13)
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入り組んだ曲線のベランダ (2020.8.14)
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高層棟中央ホール (2020.8.15)
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ガラス逆アーチ天井詳細 (2020.8.16)
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地下へ行くエスカレーター (2020.8.17)
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高層棟と低層棟は地下通路ですべてつながっている (2020.8.18)
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地下通路飲食店やブティックが並ぶ 流れる照明はザハ流 (2020.8.19)
北京からは寄り道しますが、早野洋介は愛知県岡崎市の出身で岡崎市に住宅付き幼稚園「クローバーハウス」を創っています。
観に行ってきましたので写真を載せます。
クローバーハウス (2020.8.20)
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木造で鉄板菱平葺き(曲面に追従するのでゲーリーなど多くの建築家が使っています) (2020.8.21)
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L字プランになって居るようですがこちらからの面はイマイチです。
住宅付きとなって居ますが、住宅の要素は見当たりません。岡崎市の少し郊外で回りに田園のあるのどかな環境です。 (2020.8.22)
次は1990年に日本の建築家黒川紀章の設計の中国青年交流センター(地下鉄10号線亮馬橋駅)
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中国青年交流交流センター(1990年)
黒川さんらしいポストモダンのデザインです。 (2020.8.23)
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黒川紀章(1934年〜2007年) (2020.8.24)
名古屋市美術館と同じボキャブラリーがならびます (2020.8.25)
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体育館側 (2020.8.26)
バロックが好きな黒川さんだがこの面は平坦でルネッサンス様式に近い(2020.8.27)
中国の組織設計事務所が2012年に完成した、
Phenix International Media Center (地下鉄10号線団結湖駅)
Phenix International Media Center (2012年)
3次元曲線で作られたガラスの建物で中国の組織設計事務所のレベルの高いことが良くわかる (2020.8.28)
帰ってから調べてみるとドーナツ状になっているようだ
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上空からの写真 (2020.8.29)
一階詳細 (2020.8.30)
次はオランダの建築家レムコールハースが2008年に完成したCCTV(中央電視新本社ビル)(地下鉄10号線 金台夕照駅)
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レム・コールハース(1944年〜)
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CCTV(2008年) (2020.8.31)
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非常に不安定に感じるが、地面からのキャンティーのビルが上部で繋がったと考えれば成り立つ
建物の重心の位置と基礎の取り方で問題なくできそうな気がします。
奇抜だがやはりレムクルハスの建物は好きではない (2020.9.1)
この地域は高層な建物が多くたっている
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かなり高い高層ビルです (2020.9.2)
次は2008年にアメリカの建築家スティーブン・ホールによる北京当代MOMA(2008年 地下鉄2号線 東直門駅から徒歩30分)
スティーブン・ホール (1947年〜) (2020.9.3)
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何棟家の建物を空中歩廊で繋いでいる
北京当代MOMA(2008年) (2020.9.4)
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敷地は擁壁の様な土手で囲まれていてそこに幼稚園が組み込まれている。面白い! (2020.9.5)
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この大胆さはスティーブン・ホールらしさが出ている (2020.9.6)
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中央に水盤があって正面にステージの様なものがある。 (2020.9.7)
柱梁は同じ幅で 前出の山本理顕の建外SOHOより太く 構造用斜材も構造に要求されたところは入れてある
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正面の棟 中央ステージに向かう通路 左にも右同様の水盤 (2020.9.8)
この迫力はやはりアメリカ人の設計する建物ですが、なんで中国に? 歩いている中国人もかなりハイクラスな人が多いブランドになって居るのかな?
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窓部詳細 全面FIXの縦長の換気用の窓が付いた窓が所々にある。 (2020.9.9)
次は2007年にフランスの建築家ポール・アンドリューが設計した国家大劇場です。
ポール・アンドリュー (1938年〜) (2020.9.10)
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国家大劇場 (2007年 地下鉄1号線 天安門西駅) (2020.9.11)
当日は閉鎖されていて中に入れませんでしたので中が見える写真をリンクしました。
体育館の様な外観ですが、内部は劇場なのです。 (2020.9.12)
国家大劇場なので街の中心にあります、道路迎えには天安門故宮があります。
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故宮 (2020.9.13)
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故宮前の獅子 (2020.9.14)
次は2000年にアメリカの建築家イオ・ミン・ペイIの設計の中国銀行本店 (地下鉄1号線西単駅)
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イオ・ミン・ペイ(1917年〜2019年) (2020.9.15)
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中国銀行本店(2000年) (2020.9.16)
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コーナーの三角のファサードが香港支店を思い出させる。 (2020.9.17)
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中国銀行香港支店ビル(1990年)こちらの方がやっぱり良いですね (2020.9.18)
次は2008年に開催された北京オリンピックの施設を見ていきます。
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街の北に造られたオリンピック公園 下方右が鳥の巣の愛称の国家スタジアム、センターの道の反対側には水立方の愛称の国家水泳センター
(2020.9.19)
上方左に建つ国家体育館
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国家体育館 (2020.9.20)
スイスの建築家ユニット ヘルツォーク&ド・ムーロンの設計の 鳥の巣の愛称の国家スタジアム(2007年)
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ヘルツォーク&ド・ムーロン ジャック・ヘルツオーク(1950年〜) ピエール・ド・ムーロン(1950年〜) (2020.9.21)
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鳥の巣 国家スタジアム(2007年) (2020.9.22)
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銀色の四角い鉄の材料が正に鳥の巣のように編み込まれて垂直力、水平力を分散している。 (2020.9.23)
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よく見ると垂直力用の柱のような使い方と筋交いの様な水平力用の材料が見分けられる
(2020.9.24)
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近くで見ると500x800くらいの大きな断面同面で納めてある (2020.9.25)
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コラムではなく50くらいの厚みの鉄板を4枚溶接してある (2020.9.26)
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下部よく見ると三本でトラス状の形態が見られる (2020.9.27)
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上部はもっと複雑だが、よく見ると三本のトラスらしき形態はやはり存在する
構造はロンドンに本社のある
アラップだ (2020.9.28)
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スタジアム (2020.9.29)
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上部はテント状で柱のピッチは規則的だ (2020.9.30)
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客席は三段になっていて二段目の床のキャンティー部分を下から見上げたところ (2020.10.1)
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スタジアムの客席は2色で色分けしたある隈さんが東京で満席でなくとも人が入っているように見えると4色で色分けした原型がここにあった
中央少し左の四角い部分外の景色が見えるここが本当の地盤面です。
そうですここより下の競技場の部分は地下になっていて建物全体の高さが高くなるのを抑えている。
東京は明治神宮の関係もあって高さには神経を使ていたのだが、この様に地下に埋めればもっと良くなったのではないだろうか? (2020.10.2)
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小貴賓室 中国らしい (2020.10.3)
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大貴賓室 (2020.10.4)
次は向かいにあります水立方こと国家水泳センター(2007年)
設計は
オーストラリアの設計事務所PTW+鳥の巣同様
アラップです。
水立方こと国家水泳センター(2007年) (2020.10.5)
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下部のRCのプロポーションが厚く上部の軽さを表現できていない残念です (2020.10.6)
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やはり気泡がGLまで下りてきている方が良い (2020.10.7)
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気泡だけ見ているととても面白いこんな建物は今まで無かった (2020.10.8)
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内部の展示パネルに工事中の写真があったフレームにFRPパネルを取り付けているようだ
フレームは表面のみでなく立体的になっている
ダブルスキンにして断熱効果を上げているようだ (2020.10.9)
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内部 (2020.10.10)
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メイン競技場 意外に狭い 代々木の丹下さんのプールの方が内部空間は良い (2020.10.11)
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ホール (2020.10.12)
次は世界大学ランキングでアジア地域トップの清華大学(20位)(ちなみに東京大学は36位)の人文社科図書館、
設計はスイスの建築家マリオ・ボッタです。
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清華大学人文社科図書館 (地下鉄15号線 清華東路西口駅)
とても広いキャンパスのかなり奥にあります。 (2020.10.13)
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丸くそしてきっちりとしたデザイン、そしてタイル マリオ・ボッタらしい建物です (2020.10.14)
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マリオ・ボッタ (1943年〜)
私は30代の頃マリオ・ボッタの作品が好きで多くを勉強しました。 多分現在も大きな影響を受けていると思います。 (2020.10.15)
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縦長の窓上段、中段、下段と横幅を絞ってる所が流石です (2020.10.16)
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1階下部の納まり (2020.10.17)
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高低差のある敷地で裏から見ると一層追加となりますが、そのまま伸ばすのではなく絞ってエッジを付けてるとこもすごい、
またセンターのスリットの窓のプロポーションと止める位置も 流石マリオ・ボッタ! (2020.10.18)
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丸い建物の中心はトップライトになっていて内部は各階がスリットを通して見渡せる開架書庫スペース (2020.10.19)
次に今も残っている中国の古い街並みをご紹介します。
中庭を中心に部屋が廻りを囲う、中国の時代劇映画によく出てくる四合院の住宅が並ぶ「五道営胡同」 (地下鉄2号線 安定門駅)
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五道営胡同 入口 (2020.10.20)
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街並み
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店舗の建物 (2020.10.21)
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四合院の住宅の入り口 木製両開き戸は家の格を表すためか良い材料の良い建具です。
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ここも豪華な入口です (2020.10.22)
もう一つ史家胡同に寄ってきました
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史家胡同 (地下鉄5号線 灯市口駅)
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四合院の入り口 (2020.10.23)
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史家胡同博物館入口 (2020.10.24)
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門を入った最初の中庭 (2020.10.25)
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中央の母屋? 窓廻りの細工が細かい (2020.10.26)
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四合院の平面図 (2020.10.27)
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昔の街並みの絵 (2020.10.28)
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街並みの模型 (2020.10.29)
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四合院の模型 (2020.10.30)
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もう一つ違う四合院の模型 (2020.10.31)
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模型中庭の詳細 (2020.11.1)
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史家胡同博物館前の中庭と裏の中庭を結ぶ通路 (2020.11.2)
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裏の中庭 (2020.11.3)
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裏の中庭から母屋を見たところ (2020.11.4)
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瓦 日本には無い積み方で重ねも深く細かい (2020.11.5)
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中国でよく見かけた 鳥かご 鳥の鳴き声を競わせる習慣があるようだ (2020.11.6)
最後は世界遺産にもなっています、元時代に北京と江南を結ぶ水運の拠点だった什刹海 (地下鉄8号線 什刹海駅)です
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什刹海案内図 (2020.11.7)
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什刹海 (2020.11.8)
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何の船かわからないが今も水運として使われているようだ (2020.11.9)
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前海と后海の間にかかる橋 (2020.11.10)
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中国らしい石橋の万寧橋 (2020.11.11)
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湖岸にある休憩所 大きなラジカセをかけ太極拳をしていた (2020.11.12)
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湖岸の飲食店 (2020.11.13)
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湖岸の散歩道の途中の門 (2020.11.14)
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軒先の動物が並ぶ鬼瓦が面白い (2020.11.15)
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古い街並み 現在も使われているようだ (2020.11.16)
新旧の入れ替わりが激しい北京ですが、古い街並みも残してほしいと思いました。
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