×○ソフトレビュー

NINETY NINE NIGHTS II

タイトル	ナインティナイン・ナイツ 2
メーカー	コナミ
ジャンル	アクション
発売日	2010/07/22

2006年4月に発売されたナインティナイン・ナイツの続編。 続編ですが、開発がフィールプラス、販売がコナミになり、 ほとんど別の作品になっています。 大量の敵と戦えるゲーム性と、夜の軍勢などのネーミングが シリーズとして残っています。

ナインティナイン・ナイツの待望の続編です！
待望していた人はかなり少ないかもしれませんが、自分はしてたんですよｗ
ファミ通Xbox360のアンケートハガキに続編を希望するゲームで名前書いたりしてました。
それのおかげでは絶対無いでしょうが、奇跡的に続編が発売されました。
発表された時はかなり驚きました。
開発会社まで変わっていて少し心配でしたが、続編として本質はちゃんとN3になっていました。
やはり大勢の敵をなぎ払っていくのは気持良いです。

ちゃんとN3になってはいますが、やはり変わった事の方が多いです。
ステージの前後に入るムービーが長くなりました。悪い意味で日本的で少し助長です。
それでもコチラの方が日本では受けが良いんでしょうか？
ストーリーも前作とは違いキャラが光の側だけなので厚みがない感じです。
それでも、分かりやすくはなりましたし、グラフィックも美麗です。
でてくるキャラクターとかは嫌いじゃないんですけどね。
グラフィックといえば、全体的に暗めで統一されており、リアルに渋くなってます。綺麗なんですが、
絵的にちょっと地味に感じてしまうのが残念です。
ゲーム的には、スキルの導入で、色々な技が増えたのですが、
オーブアタック・オーブスパークが弱くなってしまいました。
その変わりに、強力なスキルなどが用意されているのですが、何度も使えるせいで
ゲージを溜めて一気に敵を倒すという爽快感が無くなっています。
強力な技で、画面中の敵を一掃！！だったのが、中規模な技で、自分の周りの敵を何度も倒す感じです。
マップも、入り組んだステージが多く、前作の大平原のような大軍勢が出てくるステージも無くなってます。
中規模な軍団が、次々出てはくるんですけどね。
あの、大軍勢をなぎ払う
オーブスパークの爽快感だけは残して欲しかったです。 キャラクターの技がどのキャラもほとんど変わらず、つけるスキルでしか個性が出せないのも残念です。
レベルアップで技が増えたりもしないため、ある程度スキルを集めてしまうと、
その後動きがほとんど変わらないので飽き易くなってる原因ではないでしょうか。
スキルを集めながらいく初回プレイはかなり面白かったんですけどね。
スキルが弱いと、敵がかなり強く感じますが、その方が歯ごたえあって面白かったですね。
むしろ、スキルが強いと作業的になりやすいので、レベル上げとかをしてごり押しなどせず、
何度も死にながら進めていくぐらいがおすすめです。
アクションゲームとしては良く出来ていて、ちゃんと相手の攻略法がわかれば、自分の腕で進めていけます。
スキルは火力不足を補うぐらいが楽しいです。難易度ハードだと、そうも言ってられないんですけどねｗ
ボス戦は種類も増えて楽しくなってます。
最初は大変でしょうが、敵の技を覚えて攻略パターンを作っていくのはアクションの醍醐味です。
こういうアクションゲームとしての完成度はかなり上がっています。
あと、オンラインで協力プレイが実装されました。
高難易度のステージも用意されていて、ストーリーモードをクリアーして育ったキャラでも楽しめます。
笑えるほど出てくる敵を倒していくのはオフのストーリーモードよりも楽しかったです。
それだけにマッチングがほとんど機能せず、フレンド誘ったりしないと出来ないのが残念です。
それと、出来るならあんなおまけみたいなステージではなくて、
ストーリーモードをCoopで楽しみたかったです。

色々文句も言っていますが、
全体的な完成度は完全に前作よりも上です。
それでも、前作で一番尖っていた部分の気持ちよさが届いていないのが残念です。
全体的に丸くなって、短所はないけれど、長所も控えめになってしまいました。
それでも、大勢の敵と戦うアクションゲームとしては突出した出来なので、
アクションゲーム好きはやるべきですね。
（あまり他のゲームの事は言いたくないんですが、無双なんちゃらで満足なんてせずに、、、）
1から開発しなおしたのでしょうし、少し前作よりおとなしくなった部分には目をつむりましょう。
この作品のノウハウをいかして、今度は技術を積み上げた続編として
3がこないかな？とまた勝手に期待しておきます。