×○ソフトレビュー

ファントムブレイカー

タイトル	ファントムブレイカー
メーカー	5pb.
ジャンル	美少女対戦格闘ゲーム
発売日	2011/06/02

5pb.発売の美少女対戦格闘ゲーム キャラクターデザインに鈴平ひろ氏、 開発は「ガーディアンヒーローズ」や 「あすか120％」の元スタッフが在籍するR.U.N.。 カオスヘッドやシュタインズゲートのキャラも出ます。

2012年4月17日、アップデートでver1.02になりました。
えらく伸びましたが、出ただけましなのかな、、、

5pb発売の対戦格闘ゲームです。
PS・SS時代など、結構あちこちから格闘ゲームが出てたんですが、最近では珍しくなりましたね。
老舗のメーカーの格闘ゲームの続編などはまた盛り返してきてるみたいですけれど。
このゲームの製作も一応老舗に入るのかな？
かなり内情も違ってきてるでしょうし、新規と言っても良いかもかもしれません。
そんな流れで、出る前は新しい格闘ゲームの流れを作れるか！？と期待もしてました。

まぁ、新作としてはかなり頑張ってはいると思います。
アニメ風のキャラは、最近のメジャーなものに比べるとちょっとパターン数や、クォリティの偏りが
ぱっと見で劣って見えますが、それほど予算もかけられないだろうし、これぐらいなら合格かと。
ワンボタンで必殺技などが出せる操作性も、初心者などには入りやすいと思います。
その分、ボタンの同時押しや、避けなどのシステムが複雑になっちゃってますが、
初心者はそんなの気にせずに遊んだ方が楽しめると思います。
相殺なども連続で発生したりすると、派手で駆け引きも楽しめます。

メジャーな対戦格闘と比べると癖がある分、同じように動かそうとすると薄っぺらに
感じるかもしれません。ちょっとだけやって基本の立ち回りや駆け引きも分からずに
糞ゲーって言っちゃうとか、動画だけみて、もっさりとか言っちゃうような
そんな批判は無視して良いです。
問題はそんなところじゃ無いですから、、、

個人的に気に入らないのは、技性能のバランスが悪いところですね。
バージョンアップでましになった？ いえ、キャラの強さの差は縮まったかもしれませんが、
相変わらずバランスおかしいですよ。
ガードキャンセルされない限り隙の無い出し得な技が、発生も当たり判定も強かったり、
適当に連発できる技からごっそりリターンもっていけたり。
得意な部分で強さを発揮するならお互い様で良いのですが、
キャラによっては一方的に対策を強いられる場面がほとんどだったりします。

やりこんでいくほど、そういうバランスの悪さを感じてしまって、
ある程度まできて対戦するの止めちゃいました。
ある程度っていっても、そんなに強くないですけどね。
バランスの悪い部分を対策しようとすると、ハイジャンプで空中に飛びまくったり、
バックジャンプしながら判定の強い技ふりまくったりと、
対策するほどつまらなくなっていくんですよね。
ゲームの売りである相殺とかは狙わない方が強いって言うね。
相殺なんて生かせるのは一方的に勝てる強技持ってるキャラだけです。

あと、オンラインの環境もいまいちです。
バージョンアップでましになりましたが、結構ラグを感じます。
強技の対策がスト3のブロッキングみたいな感じのプロテクションなんですが、
オフだと見てから間にあう技なども、先読みで入れないと取れなかったりと、
バランスの悪さが拡大してます。
頑張って練習してこれだったので、やる気が一気に無くなりました。
プロテクションを使いこなせればもうちょっと対戦が楽しめるかと思ってただけに、
一気に心が折れました。
強い人は、オンラインに合わせた動きをするのでしょうが、自分はそこまでする気にはなれませんでした。
ラグでごまかしながら強い連携繰り返すとか、見てても萎えます。
一部の人なんでしょうが、そういう人との対戦も自分がやめちゃった理由ですね。

相殺ありの地上戦とか、好きな部分も多いので、これで終わるのはもったいない気がします。
人気的に続編は難しそうですね。一応期待はしています。
応援の意味もこめて、キャラカラーのDLCも買いました。買ってから全然やってませんが、、、

格闘ゲームなので、対戦の事ばかりになっちゃいましたね。
オフのモードでも、ストーリーモードがクイックしか使えなかったり、
キャラ絵が少なすぎて手抜きっぽかったりと、色々と気になる部分もありますが、
ある程度動かせれば楽しめます。
対戦で上の方目指さなければ
かなり遊べるB級格闘ゲームだと思います。
最近なら安くなってるだろうし、気になってる人なら手を出してみても損はないかと。